盛大な結末の為に
お久しぶりです。
「ゴミ掃除はこんなもんだろっ」
服の汚れを払い山積みにされた死体の上で食事をとるファウス。
「どいつもコイツも好き勝手やりやがって。ムシャムシャ。こっちの身にもなってくれよまったく。モチャモチャごっくん」
ファウスは愚痴を零す。
「こーゆー時はー!もしもし愛しのファウスだけどそちらはどんな感じかな?」
「私の大事な身体を壊す気ー!」
「壊れたらメッチャ困るけど壊したい!」
「バァカー!三日三晩は愛してくれないともー色々してあげないんだから!」
「三日じゃ足りない!2ヶ月は欲しい!」
「…壊れちゃう…バカ…」
いつものようにサキちゃんとラブコールを楽しむファウスであった。
「で、本題だけど」
「あぁ〜。そっちの真面目な貴方の声も素敵。大好き…今すぐ来れない?沢山なんでもするから…」
これまたサキちゃんからの熱いお誘い。
ゴクリッ。
「いーーー…来たい!!凄く今すぐ飛んで行きたい!攫ってベッドを揺らしたい!!」
簡単な男=ファウスである。
「けど今は大事用事があるからごめんよ」
「簡単に手に入らないそーゆとこも好き!!」
何だかんだ盛り上がる2人。
「言われた情報集めるの凄く苦労したんだから…」
「わかってる。感謝してる」
「本当?」
「もちろん。心から」
さすがのファウス。
「…もー。わかったわよ」
「素直な所がとても素敵ー」
「はいはい。それで聞いた情報によるとね、人間に流した噂を耳にしたアルタ、ベガ王国、シリウス法王国なんかにも今頃知れ渡ってロイス領土に攻め入る計画を立ててるんだって。あと、すでに進軍してる国もあるし同盟組んで攻め入るなんて話まで出てるって聞いたは」
「ロイス領は資源沢山、お金どっさり、技術も進みまくってる最先端国だからそーなるよね。どっかの誰かはそんな事知らないだろうけど。予想より早く動いてるけど割といい感じに集まって来てるな」
「そんなに人間達を集めてなにをするつめりなの?」
「内緒ー」
「貴方の姿が変わったのと関係あるの?」
「内緒!」
「もー。相変わらずの秘密主義なんだから」
「謎めいてる方が好みだろ」
「そうだけど。待ってるから早く逢いに来てね!」
「必ず!美女との約束は死んでも守る男だよ俺は」
「絶対だからね!!早く来てよ!!」
「OK OK!!濡らしてまってろ!!」
サキちゃんとの会話を切り次に連絡を取ったのは。
「麗しの美女よ。貴方の声で俺を抱きしめてくれないか」
「本当、恥ずかしい言葉を平気でおっしゃるのね」
いつぞやのオークションでのご令嬢様だった。
「ブューネ家のご令嬢、アストロイ・ブューネに捧げる言葉には足りないくらいですよ。今すぐ貴方の腰に手を回し首筋に噛みつきたい」
「噛むのなら強めで…」
ここにもファウスに籠絡された美女が1人。
「今後の事なんだけど…ゴニョゴニョ…サワサワ…ビシバシって感じでお願いしたいんだけど」
「血が沸きたつじゃないですか…その後は火照った私の身体の責任とって下さいよ♡」
「もちろん、楽しみしてろ」
「私…我慢は苦手な方ですから」
ファウスの口元は緩む。
「さてと後は最後の仕上げだな。くぅー!血が沸き立つな!
今から興奮しっぱなしだぞっ!」
ファウスはこぶしを突き上げ死体の山を燃やしその場を立ち去った。
次に向かったのはハイロット領。
アマドに直接会いに向かった。
もちろんアオスには気づかれないよう細心の注意を払って。
「コンコン」
「ん?」
「こんばんはー…」
ファウスはアマドの部屋の窓を叩いた。
「!?ファウス!ファウスなのか!?」
「この度は大変ご迷惑をお掛けしてしまいそのお詫びに参りました」
素早く部屋に侵入しザッスタンダード土下座。
「まったく、お前はなにをしてるんだ!」
「声が大きいですって!」
「あなたー!誰か来られたのですか?」
アオスが部屋に入ってきた。
「い、いや!ちょっとスクワットして脚が吊っただけだ!」
「足腰にはまだまだ自信あるとおっしゃっていたのに」
「いやいや!まだまだ現役!!今晩の夜になって備えてな!」
「あらっまぁー。フフフッ。お元気なんですから。昨晩したばかりだと言うのにもー。お猿さん。それでしたら私も良い物を着て待つとしましょう…期待を裏切らないで下さいよ」
アオスは口元を隠しご機嫌で部屋から出て行った。
「顔に似合わずアマド様もこちら側だったんですね。いっつぁー、SEX of LIFE」
「いい加減にしないと首が飛ぶぞ…ゴゴゴゴゴゴッ」
「失礼しました…」
カーテンの後ろに隠れたファウスが顔だけ出して嫌らしく笑いすぐに態度を改めた。
「それで今更何しにここにきた」
正座するファウスの首元に宝剣エグザスをつきつけ目を見開きアマドはファウスに問う。
「魔王の座が欲しくなったか?それともその先祖返りで魔神の力を得て力を振るいたくなったか?」
「出来れば…剣を納めて…」
「答えよ。2度は聞かん」
ファウスの首元から血が垂れた。
第14席、アマド・ハイロット、又の名を『首狩りの獅子』
まだアマドがオーリス位の年齢の時に起きた対戦で人間軍35万に対し1人で立ち向かい黄金色の髪を逆立て1人残らず人間の首だけを切り落とした逸話からそう呼ばれた。
ファウスはアマドが剣を抜き首に突きつけられるまで反応出来なかった。
「私には協力者がおります」
「ほぉー。魔神…だな」
「はい」
「そいつの名は?何が目的でお前と手を組んでいる」
「名は…ヨルム。本当の名なのかは知りませんが私はそう呼んでいます」
「ヨルム…聞いたことの無い名か。それで目的は?」
「彼が言うに暇潰しだそうです」
「暇潰しだと。本気で言っているのか」
「私にはそう言ってます。本心かはしりませんが」
「ならファウス。お前は何故ヨルムとやらと手をくんでいる」
「全ては話す事は出来ませんが、ただ利害の一致とだけ」
「そんな事をいい来たわけではないだろ」
「もちろん!謝罪をし…」
「いらん」
ファウスは素早く身をかわした。
「やるじゃないか。一撃仕留め損なったのはいつぶりだったかな」
ファウスは右腕の付け根を抑える。
アマドが振るった宝剣エグザスはファウスの首めがけて最短距離を走ったが一瞬早くファウスは避ける。
しかし、避けられると判断したアマドは更に早く剣の方向を変えファウスの右腕を根元から切り落とした。
「さすが名高い宝剣。この身体でも防ぎ切れないとか」
「冷静だな」
「腕を無くすのはなれてるので」
「最後の質問だ。お前はオーリスのなんだ」
「なんだって。決まってるでしょ。俺はアイツの心友ですよ」
ファウス。こちらの用事は済ませた。
「やっとか」
「ん?」
「アマド様。これからまだ準備がありますのでそろそろ失礼させていただきます」
「私から逃げられるとでも」
「決闘であれば不可能でしょうが、さて貴方の素敵な娘さんはどこにいるのでしょうね?」
「あなた!ディアが!ディアが!!
「ディア!?ファウス、貴様ディアに何をした!!」
アオスの声に反応し一瞬目線を外すアマド。
その隙を見逃さないファウス。
宝剣エグザスがファウスが残した血溜まりに突き刺さる。
部屋の窓が開けられ夜風でカーテンが揺れるそこにはファウスの姿は既になかった。
「ディアーーーー!!!」
途中なんかでおわらせませんから。
嘘つきな猫です。
サボってました。
すみません!
投稿期間が開く時も多々ありますが、きっちり最後まで投稿するので宜しくお願いします!




