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末席魔王。オーリス・ロイスは今日もサボりたい。  作者: 嘘つきな猫
第4章 人間と魔族 編
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目的達成!?

だいぶ投稿出来ずにすみませんでしたー!!!

オーリスは自信ありげに何度も通った道を歩く。


城を出て剣を地面にぶっ刺して立つこの男と何度同じ会話をしただろうか。


「オーリス様。今日もお出かけですかっ?」

「今日も俺は確認しに行かなければならない。俺には向かうべき場所があるからなっ」


「もしかして…これですかなっ!?」


男は握った右拳から小指だけを立てた。


「ん?その意味がよくわからけど多分そーだっ!早く行きたいからまたねーっ!」


男の質問に適当に答えるとオーリスは駆け足でその場を離れ一直線に目的地を目指す。


「オーリス様もお若いですなぁー!そんなに急がなくても予約したらいーのに。よしっ!今度わしもつき合わさせてもらおーかのーっ!!」


剣を前後に揺らして男は笑い、オーリスを見送った。


「さーて。ここはどんな感じかなー」


オーリスはとある場所を覗き込む。


「さぁー、いらっしゃいっ!いらっしゃい!当店復興記念につき全品2割引、3割引、いやいや5割引しちゃうよぉー!!今がチャンスっ!さー買った買ったっ!早い者勝ちだよぉー!!」


店は無事復興しおえ、前のような活気を取り戻していた。


「チャリンッチャリンッ」


袋に入っている白金貨を確認し賑わっている店の中に突入し…。


「うおっっっとぉーっ!!」


人混みに揉みくちゃにされ入った瞬間に弾き飛ばされた。


「な…何だこの集団はっ!?」


オーリスを弾き出したのはクラスタ王国の主婦達だった。

復興が進んでるとはいえ買い物ができる場所は未だかぐられているうえ、店が安売りをしていると聞いて遠くからも多くの主婦達がこの店に集まっていたのだった。


「まぁーちょっと本気を出せばコイツらなんか…」


ん??

この群れを無傷で都合よくどかせるとして、どの位の力であの中に入ればいーのだろーか??

殺すなら簡単。

けれどこんな場所でそんな事したらオーリスの目的地が遠くなってしまう。

人間を丁度いい加減でどかすなんてした事ない…


「とりあえずこの位か?」


恐る恐るオーリスは主婦達の間に体をねじ込んで見た。


「邪魔よっ!コレ。私の!!」

「そっちのよこしなさいよっ!あなた何個持って行く気なのっ!!」

「その手を離せっ!クソババァッ!!」


そこは戦場だった。


「オブォッッッ!!」


オーリスは厚みのある脂肪の何かに押され再び弾き飛ばされた。


「んー…パンパンッ」


体に付いた土を払い覚悟を決める。

こんなの相手に行儀よく突入しても無駄だと確信し、空に跳び上がり魔力を込めた拳で地面を殴った。



「あらっ、お父様。地震ですね」

「そーだな。地震だな。城が崩壊するほどでもないからここは安全だけど復興中の街は大丈夫だろーか?」


「地震だぁっ!!柱を支えろっ!!せっかく組み上げたのが無駄になってしまう!!」

「こっちにも人手を回してくれっ!!」

「こんな忙しい時にっ!」


地面が揺れ、人間達は慌てながらも迅速に行動した。

しかし1人だけは反応が違っていた。


「ギシギシ…ギシギシ…グラグラ…あれ?なんか揺れてない?」

「揺らしてるのは自分でっ…しょ…」


「そーなんだけど。その揺れとは違った…なんだか嫌な揺れを感じたよーな」

「もー駄目っ…激し過ぎっっ!」


「あっごめんっ!つい勢いよく…グッタリして聴こえてないか。それよりさっき感じた揺れは地震…じゃないな…。って事は、多分アイツだっ!いったい何しちゃったわけ!?」


ファウス1人だけはなんとなくわかったいたのだった!


オーリスが着地した地点を中心に大きな道幅ギリギリのクレーターができていた。

先ほどまで賑わっていた店前の集団は…。

ほとんど飛ばされ悲鳴をあげて倒れこんでいた。


「あっ…やり過ぎた…。でもこんな日もあるだろ」


オーリスは自分にそう言い聞かせ、広域回復魔法を使う。

回復魔法が苦手とは言え、ファウスのような再生レベルとまではいかないが傷や怪我程度なら一瞬で治せる。


「これでいーだろ」


ガラガラになった店に入り懐のメモを見ながら買い物をする。


「ここはー。こんなものかな?店主さんっ!会計を!」


「いや、会計はするけどあんたは大丈夫なのかい?」

「ん?なにが?」

「なにがって…。いきなり地響きみたいな揺れと、突風と言うか、爆風みたいな風が起こった時、あんたその中心にいただろ??」


「あーーー。ほらっ!中心が1番安全って言うだろ?」


オーリスは適当に誤魔化す。


「確かにそんな事を聞いたことあるような、ないよーな…」


店主は腑に落ちな顔で顔を捻る。


「とりあえず会計っ!」


「あんたが大丈夫ならいーんだけどな。周りの客にもたいした怪我をしてる人はいないみたいだし、いったいこの凹みはなんなんだろーな…もしかしてあん…」

「気にしすぎだって。俺の地域だとよくある事っ!こんなのただの…自然の脅威だって!」


オーリスは疑われる前にここを去ろうと、店主に会計を急がせる。


「そーか?とりあえず会計ね」

「そうそう」

「えーとっ。コレとコレがアレで。そっちとそれはあーだから…特番期間中だから全部で2200ゴールドだね」


「じゃーこれで!」


オーリスは自信有り気に袋から白金貨を取り出し1枚店主に渡した。


「お客様…」


渡された白金貨を見て店主は困ってしまった。


「いやー、すみませんが手持ちの金貨ではお釣りが足りないのでせめて金貨にしてもらえませんか?」


「えっ?駄目なの?」

「いつもなら準備してあるお釣りも建て直しやらなんやら使ってしまったので今手持ちにあるのが金貨5枚程度でして…細かお釣りならまーあるにはあるんですが、それをお釣りに使うと他のお客様のお釣りを渡さなくなってしまうのですが…」


店主は手をモミモミしながらオーリスにお願いする。

しかし、お願いされた所でオーリスは白金貨137枚しかない。


「えっ…」


オーリス誤算!

大誤算!

買い物したくても渡した金額が大き過ぎた!


「なら!…メリッ」


白金貨を半分にちぎり片方を店主に渡すオーリス。


「えっ!?」

「これで金貨5枚分だろ?」


「そ…」

「ん?」

「そんなわけあるかいっ!」


店主は渡された千切られた半分しかない白金貨を指差しながら叫んだ。


「それで駄目ならどー…なるほど!」


オーリス閃く。

まさに逆転の発想!


「適当に白金貨1枚分の土産をくれっ!」

「えっ?そんなに買ってもらっていいのですかっ!?」


店主は手を叩いて喜んだ。


オーリスは店のほとんどの品物を手に入れる事に成功した。


「でも荷物が多くなりますが1人で大丈夫ですか?」


品物を袋に詰め店主がオーリスに確認する。


「大丈夫、大丈夫」


オーリスは袋詰が終わった物から順に自分の持ってる袋に詰める。

ほぼ無限の収納が可能な魔法袋に。


「そんな物まで持ってるなんて、お客様は王族か大貴族さまか何かですか?」

「魔ー、王と言えば王だな」


買い物を済ませオーリスは満足しながら城に帰る途中で気づく。


血の匂いに。

それもかなり濃い匂いが城の方から漂ってきている。


「はぁ?これはどーゆーこと??」


考えるより先にオーリスは動いた。

嫌な予感がオーリスを城へと急がせた理由はなんだったのかそれはすぐにわかる事になるのだった。


夏休みも終わり、模試も終わったのでようやく時間ができました(o_o)


嘘つきな猫です。


試験も間近に迫り勉強尽くしになりそうですが気分転換がてら投稿したいと思いますので今後とも宜しくお願いします(ノ_<)!!


コアラの方は一気に数話投稿したいのでしばしお待ち下さい!

本当にすみません!!(o_o)

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