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末席魔王。オーリス・ロイスは今日もサボりたい。  作者: 嘘つきな猫
第2章 遠征 編
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腐る、腐らない


 さてと、今日はなにしようか。


「いたいた。オーリス、報告があるよー」

「・・・・。」


朝から厄介な奴に見つかった。

ロイス家で一番怒らせてはいけないのは当然、フフルさんだけれど『面倒』という部分ではフフルさんを上回る奴が一人いる。

財政管理を一手に任せ、1人でこの領地の管理、運営をオーリスに代わって仕切って持っているコイツ。


『ロハス・バート』 


ロイス領に関しだけだが、その事に関してなら全てのお金の使い道をオーリスの許可なしで実行する権限をオーリスから与えられている。


そんな事して大丈夫か?

横領されない?

裏切られない?

乗っ取られる心配は?

破産は?


何をどれだけ心配しようとも答えは1つ。

それははっきり断言できる。  


それは『ない』と。


「それで報告って?・・・正直、聞きたくないんだけど…」

「そー言わずに聞いてよ。あのね、お金が……」

「無いのか?!!!」


これは予想外っ!

けれど、ロハスに任せっきりだった俺が間違いだった…なんて思わない。

ロハスで無理なら、当然自分でどうにか出来たとは思わない。

なぜなら、ロハスで無理なら誰であっても多分無理。

金のことでロハスに勝てる相手がいるなら見てみたい。


俺にできた事があるとするなら精々破綻を早めた事くらいだろう。

だから、任せっきりだったことを後悔していないし恥じてもいない。

むしろ胸を張って言ってやる。


「全て任せている」と。


ただ資金がないとなるとー……さてこれからどうしよ。


「珍しく難しそうな顔してるとこ悪いんだけど話の続き聞いてめらえる?」

「金がないんだろ?」

「そんなわけあるか!」

「ならなんだ?」


「お金が腐っているの。どうする?」


お金が腐る?

 

『腐るほどある』と言う言葉は聞いた事があるが本当にお金が腐ってしまうとは……!?

って、そんなわけあるわけない。


「しっかりしてくれ、お金は腐らない」


オーリスは自信満々にロハスの肩に手を置き言い返した。

こんな時ぐらいしかロハスに威張れないので、威張れるときに威張っておく。


「普通に返さないでくれる?私が馬鹿みたいじゃない。例えよ。例え。つまり、もー使い道がないの」


ロハスは馬鹿な子供を見るような目をオーリスに向けた。


「金銭的に潤っているなら必要な事を色々やれていいじゃないか。たとえば修繕したり、建築したり、新しく何か事業を始めてもいい。って、俺なんかが考えつくことをロハスが見落としているわけがないか」


「当然使ったわよ。色々な場所にお金をばらまいたわ。それでも・・・。駄目だった」


四つん這いになってロハスは涙を流した。

オーリスはその行動を見て正直少し引いた。


「それなら今夜はパーッと行くか」


タイミングを計ったように、ニコニコと笑ったファウスが窓から入って来た。


「その程度じゃ、金利分すら消費できないわ」


「聞くのは怖いけど、ちなみに幾ら余ってるんだ?」

「ざっと・・・8000億ルブくらいかな」

「8000億ルブかー。うん。想像できないな」


「マジか…」

「ファウスはわかるのか?」

「お前がそこまで馬鹿野郎とは・・・しかりしてくれ。お前はここの一応、トップだぞ。無頓着にも程があるって」


「はぁ……。仕方ないから1度だけ説明してあげる」

「お願いします」


「オホンッ。領地を運営するには年間最低800億ルブが必要とされているけれど、今現在この領地にはその約10倍分のお金が余っているの。そしてこれからもお金は増え続ける。それはなぜか?答え、私がここにいるから」


勝ち誇った笑顔を向けられても。

そもそも問題は金を稼ぎすぎたロハスに問題があったのでは?

なんてそんなことは口を吹き飛ばされても言えない。

口を吹き飛ばしたら言えないのは当たり前だけど。

 

ロハスがいなければロイス領はきっと滅んでしまうだろう。

いっその事、フフルさんとロハスが魔王を名乗ったらいいのでは?

実際、影の支配者と言っても過言ではないのだから。


「でもなぜ、お金を増やした事が問題に?」

「俺も資産を増やすことはいい事だと思うけど」


ファウスもこちらに賛成している。

味方発見!!


「お金はね。お金は使ってあげないと泣くのよ」

「「泣く・・・????」」


全く2人にはその言葉の意味が理解できなかった。


「積み上げる度に崩れてチャリンッチャリンッって泣くのよ!!可哀相でしょ!何とかしてあげないと!」

「なら札束にしたらいいのに」

「紙なんて信用できない主義なの。やっぱりお金は金貨に限るわ」

「そーですか…」


「金が余っているなら、魔王を買収して推薦でもしてもらえたら末席脱出出来るんじゃね?」

「おおおおぉーー。使い道発見ですね!!」


ロハスとファウスがハイタッチをした。

しかし、すぐにそれに対してオーリスが答えた。


「それは無理だな」


オーリスはその案を否定した。


「多分、と言うかほぼ確実に俺は嫌われている。嫌いな奴が自分の上に立つ事を他のプライドの高い魔王達が許すと思うか?結局裏切られるのが落ちだ」


「へー?意外と分かってんじゃないか」

「そこ褒められても嬉しくないぞ」


「それなら、余っているお金、少し俺にくれ!サニーちゃんに指輪買ってやりたいから」

「「・・・・」」


咳払い1つしてからロハスは語り出す。


「いーい。お金には二種類あるの。『死に金』と『生き金』その二つだけ。拾ったお金も、捨てたお金も必ずどちらかに属するの」

「何が言いたいんだ?」


「私はお金を使ってあげたい。けれど殺したいわけではないの。この意味分かる?」


ロハスはさっきとは違う笑顔でファウスを睨んでいた。


「冗談でした。ごめんなさい」

「まったく。分かればいいのよ。さて、話を問題の件にもどすわよ。そこで1つ質問です。裕福な領地と、貧しい領地、住むならどっち?」

「当然、裕福だろって・・。なるほど」


「それです」

「??????」


ファウスはすぐにロハスの言葉の意味に気がついたがオーリスは全く気が付かない。


「お前がそうだから俺達の領地は平和なんだろな」

「どー言う意味だよ!」


「簡単に言えば近隣の領地同士のバランスが崩れるの」

「バランスねー・・・ごめんなさい。もっと簡潔にお願いします」


さらに大きな溜息一つすると、ロハスは答えた。


「貧しい領地から裕福な領地に移動するのよ。人、物、技術に情報など全てが。移動が終ったあとの貧しい領地はどうなりますか?」

「滅ぶとか・・・無くなるとか?」


「違うんじゃないか?貧乏領地の魔王が黙って自分の領地を失うとは思えない」

「その通り。無くなりません。それなら何をするのかが問題なの」


「まー単純に考えて、そうなると裕福な場所を奪いに行くよな。それで・・・戦争が起る?」

「えぇ。その通り。規模で言うと国同士のガチ戦争。一方が滅ぶのが確定しているのだから失う物がない相手は死ぬ気で勝ちに来るわ。何を失ってもね」


「それは困る。俺の仕事が増えてサボれなくなる」

「やっと理解してくれた?」


「それならどうすればいいんだ?」

「簡単よ。使うの。せめて半分はどっかに消さないと」


「いっきにお金を失う方法か…買い物は?」

「領地を広げるとか?」

「領地を広げてもいいけど。私がここにいることを忘れないで。広げた領地を利用して来年はもっと稼いじゃうわよ」


「毎年、お金の使い方で悩むとか…却下だな」

「どーすればいいんだぁーーー?!」


オーリスは頭を抱えて天を仰いだ。


「国民に配るとか?貴族に渡して恩を売っておくとか」

「貴族に力付けさせてどうするのよ」

「ちなみに、俺はその貴族の内の一つなんだけど」


オーリスはファウスの顔をみる。


「……こんな奴に金はやらん!!」

「おいっ!」

「冗談はそれぐらいにして、マジで困ったな」


「それならいっそのことどっかの貧乏国にくれてやれば?」

「末席の魔王からの施しを受け入れてくれるプライドが低い魔王様がいればいいけど」

「無理か…」

「無理だな」


「そーだ!オベルに階級が上がった祝いにくれてやるとか?」

「それだとオベルの領地が危なくなると思いますよ?」

「俺は困らないしそーしよ」

「おい。それはさすがに不味いから」


「何かないか?」

「「……」」


大金を失うと言えば…。


「キャンブルに手を出しちゃう…とか?」

「「!!!」」


オーリスとロハスがファウスを見る。


「冗談です。ごめんなさい」

「あー!なるほど!盲点だったわ」

「それだ!」


冗談が受け入れられ、逆にファウスが驚いた。


「マジで?そんなんでいいのか?」

「賭け事には購入金額の上限はないから使うには好都合。まーリスクはたしかにあるけど、負けるために使うんだからリスクなんてないない!ノーリスク、ノーリターンでしょ」

「確かに!」


「どっかの領地で金を使う。金が減る。その領地の財政状況が助かる。しかも、それを理由にしてフフルさんから文句を言われずに仕事をさぼって近隣に遊び・・・視察に行ける。まさに一石四鳥とはこのことだ」

「それはいいとは思うけど・・・」

「どうしたロハス?」


「なんだろ。一瞬嫌な予感がしたの。まー何となく一瞬だけど」

「風邪には気をつけろよ」


オーリスはロハスの体調を気にした。


「そうと決まればすぐに行くぞー!!」

「その前に近隣の財政状況を調べて。最適なそこそこ貧乏領地を探さないと」

「面倒そうだが明日までに頼む」

「オーリスは近隣魔王へ話を……っていないし」


ロハスの話し終わる前に1名が逃げた。

当然逃げたのはオーリス。

いつも通りロハスに全て丸投げした。

一瞬、逃げ遅れたファウスはロハスに首を鷲掴みにされ、強制的に準備の手伝いをさせられ次の日を迎えた。


「それじゃー。行ってくる」

「行ってらっしゃいませ」


フフルさんを先頭に使用人がお辞儀している。

長旅になりそうだから使用人の皆さんには休暇を取ってもらい日頃の疲れを癒やしてもらう事にした。

ロハスからお金をもらって使用人達に配る。

 

いわゆる臨時ボーナス。

 

お金を必要としない者達の方が多いがこちらの気持ちの問題ってことで全員に押しつけた。

自分が楽しむのだから、周りにも是非ゆっくりと休んでもらいたい。

フフルさんだけはかたくなに受け取りを拒否されたけど。


ロハスにもお金を押しつけようとすると不思議な顔をされた。


「なんで私にも?私も出かけるに決まっているじゃない。もちろん一緒に」

「えっ?」

「こんなに頑張って稼いだのだから当然の権利よ。このお金は。私が稼いだの」


自分で稼いだお金を、自分で使う…正論。

当然の権利だ。

文句のつけようがない。


「確かに」


「それじゃ、いきましょうか」

「俺も行くぞ」


横からいつもの心の友……またお前か。


「準備はして来たんだ。いつでも行ける」


いつも以上に大荷物を持ったファウスがいた。


「必要無い。帰れ」

「俺は、護衛役だ」

「護衛は必要ないと言ってもついてくるんだろ?本当の目的は?」

「美女いるところに我あり」


「………」


「お前の脳みそは腐ってるよな」

「美女のためなら炎にも焼かれよう」


「お前の体は炎ごときで燃えるのか?」

「俺のハートが俺の体を燃やす!」


 あー言えば、こー言う。

 そんな性格なのを知っているのでこれ以上の会話は無駄。


「馬車の準備はしておいた」

 

ロハスは飛べないので陸路で目的地に向かう。


「立派な馬だな」

「バイコーン種だかよく分からないが、結構いい品種の馬らしい。親父のコネを使って横取りした」


「親の七光り全開だな」

「親のコネと金は、親が生きているうちに使えってよく言うだろ?」

「そこまではっきりと言われるとすがすがしいな」

「ほらほら。さっさと乗る。出発するぞー」


ファウスは今日もいつも通り。

元気よく出発したのはいいがすぐに馬の足が止まる。


「どうした?」


馬車の窓からオーリスがファウスに声をかけた。


「目的地ってどこ?」


確かにまだ聞いてない。


「ロハス。どこに向かえばいいんだ?」

「そういえばまだ伝えてなかったわね。目的地は賭博都市ブルギャンよ」


「目的にそっているが賭博都市が貧乏ってありえるのか?」

「実は色々な方面を調べてみたけど、どこも見栄を張った報告ばかりで財政はカツカツみたい」

「それだとギャンブルで負ける意味なくないか?」


「確かに。生き金とか死に金とかの話の意味が…」

「金は金。死にもしないし、生きてもいない。無くなればまた稼げばいいのよ!」


「「……」」


言ってる事がロハス自身の気分次第なのは前からだが、コロコロ変わりすぎだろとオーリス達は思った。


「なに顔を揃えてアホ面してるの!出発出発!!」


ロハスのかけ声で馬を走らせ賭博都市ブルギャンに向かう。


「ちなみにどの位でその場所に着くんだ?」

「この早さなら3日もあれば大丈夫だろ」


「ブルギャンかぁ…。あそこの魔王苦手なんだよな」

「オーリスにも嫌いな相手がいたの?他人に興味なんて持たないと思っていたわ」

「苦手というか前に1度な。顔はあんまり思い出せないけど。なんかこー、俺ってて凄いでしょ。賞賛しろ。拍手喝采を!みたいなオーラがウザかった記憶は残ってて。でも特に害があるって訳ではないからほっといたけど、なんか敵視されてたような気もしないでもない……。顔も知らない相手の領地にお金を使うのはなーって考えると」


「考えると?」

「別にいいやって」

「いいのかよっ!」

「別にいいよ。自分の領地以外で誰が裕福になろうが、破滅しようがはたまた死のうが生きようが俺には全く関係ないからな。あっファウスお前含めてな」

「俺を含めるな!」


冗談を言い合っていると再び馬車が止まり寝転んでいたオーリスが転げ落ちた。


「痛っー。どうしたって言う場面だろーけど結構前から待ち伏せされていたのは知ってたし。それでこの集団はなんだ?」


外に出ると30人程が馬車が取り囲んでいた。


「我らはここを縄張りにしているデッド盗賊団。馬車から降りてもらおうか」


「名乗ってくれるなんて、親切な盗賊団なのね」

「だなー。どうする?」


「金品全て置いてとっと去りな。さもないと……」

「サモンナイト?」

「さもないと殺すぞ!!!」


サモンナイト……聞き覚えが。

まぁーいつものことだから忘れよう。


その言葉を聞くとオーリスとファウスは腹を抱えて笑った。

そしてそんな2人を見てロハスひ呆れた。


「2人は薬でもやっているのかしら?」

「ファウスは知らんが俺はそんなものに手を出すほど困ってはいない」

「そうだ。俺が手を出すのは精力剤だけだ」


ハッキリ答えられるお前の精神力には感服するよ。


「久々に喧嘩売られたなーって。なー」

「そうだな。面と向かってくる相手はファウスぐらいしかいなかったからな」


「何を話している。さっさと……」


「よっと。いいぞ。殺し合いをしようか!」

「手加減はしないからな。そっちが売ってきた喧嘩だ。命をかけろよ」


「えぇっ。こっちは30はいるぞ!見えていないのか?!」


「見えてる、見えてる。1人ノルマが15か。案外少ないな」

「ちょっと!私を含めなさいよ」

「はいはい。それじゃー早い者勝ちって事で」

「オーケー。ヨーイ…ドッ」


「まてーい。一応、殺される相手は知っておきなさい!」

 

オーリスとファウスの後方でバイコーンの背に立ち空に指を立てるロハス。


「何してんだ。あいつ?」

「さー?」


「よく聞け!私の名は金の亡者。ロハス・バート!左の女好きの四大変態貴族の1つを担っているローレン家のご長男、ファウス・ローレン。そしてこちらの頼りない顔をしている右側が末席の屑王、オーリス・ロイス。!死ぬ気でかかってこいゴミども!」


「1番偉そうなあのチビはいったい……」


「いっけーいけいけいけいけ、オーリス!いっけーいけいけいけいけ、ファウス!」


ロハスはテンションが上がりすぎたせいか、変な踊りを激しく踊りながらよくわからないかけ声を発し応援を始めた。


「アイツ薬、やってないよな?」

「・・・多分。喜怒哀楽が激しい性格とはいえ、あの姿を見せられると正直自信は無いけど」


「頭がイカレている連中みたいだな」

「こんな相手なら余裕だ!!」


あっちはあっちで盛り上がっているようだけど、悪いが喧嘩に開始の合図はない。

オーリスが右腕をあげ、振り下ろす。

青空から突然落雷が降り注ぎ目の前の連中は炭となった。


「痛みを感じること無く殺してやったことに感謝しろよ」

「えげつねー。人間如きに魔法使ってるよ。あー。怖い怖い。あんな魔王がいるから世界は平和にならないんだよな」

「無駄口叩いてないで。お前も早めに片付けろよ」


「へーい。俺はあっちだからロハスは反対で」

「りょうかーい」


ロハスもオーリスやファウスには届かないが、自分の身は自分で守れる程度の実力はあるので、盗賊たちを次々に殺していった。


数秒後には辺りは静かになり30体の死体が横たわっていた。


「ロハス。大丈夫か?」

「怪我は無いわ」


外傷と言うよりは精神的な部分でとは口にしないオーリス。


それからはいたって順調な旅だった。

腹が減ったら近くにいる食べられそうな魔物を殺し、火で炙ってかぶりつく。

喉が渇けば作り出した水を飲む。

そして三日目の朝にようやく目的地、賭博都市ブルギャンが見えてきた。


「一発で全額掛けしないよな?」

「久々の外出だから色々調べたい事もあるし、少しは楽しんでから帰るつもりだからその心配はないわ」


「「あのー。ロハスせん……小遣い下さい!」」


ロハスに向かって二人は頭を下げ右手の平を広げ前に出した。


「そうだろうと思ってちゃんと3等分してあるから心配しないで。とりあえず1人2000億ルブだからちゃんと使い切ってよ」


ロハスはそう言うと、大量のお金が入った魔法袋を2つ懐から取り出し2人に手渡す。

魔法袋を貰った二人は子供のように腕を組んで小躍りしている。


「この姿を領民が見たらきっとその日に自国を捨てるんでしょうね……」


「ロハス、何か言ったか?」

「別に何でもなーい。もーいいから早く中に入りましょ!」


お金の使い道についてはなんとなくで書いてしまったので、こんごのオーリスの使い道に期待してもらえたらうれしいです。


評価の方もよろしくお願いいたします(;´・ω・)!!

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