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末席魔王。オーリス・ロイスは今日もサボりたい。  作者: 嘘つきな猫
第3章 末席脱出 編
22/97

嘘とはったりと笑顔

またまた感想頂きありがとうございました!( ;∀;)


首をかしげている3人を不思議そうにオーリスは見つめ返す。


「馬鹿な相手をみるようにジロジロみるな」

「悪い。ただ、お前が何を言っているのか全く理解が出来ないでいる・・・。聞き間違いかもしれないが、俺には票が集まっていない今の状態でさらに相手に票を集めさせろって聞こえたんだが・・・」

「間違ってないぞ。凄く簡単だろ? その反対勢力ってやつらがいるなら俺達の為にどんどん票をかき集めさせればいいだけだからな」

「えーっとだなオーリス。それがなんで俺たちの為になるんだ?意味が解らない」


「だってそうだろ?票の取り合いしているなら必ず1番票を集める相手がいて、1番票を集められない相手がいる。なら、1番票を集めた相手を味方にして1番票を集められなかった相手を叩けば俺は勝てる。それに楽ができる。これで何の問題もない!」


「いやいやいやいやいや。オーリス。言っていることはわかるぞ。確かにそれが1番手っ取り早くて簡単かもしれないがそれでどーやって1番票を集めた相手を味方につけるんだ?」


「簡単簡単・・・ただ脅すだけでいい」

「脅すだけでって・・・。確かにお前は魔王としての実力は能力的な面から言ってもなかなかだと思う。お世辞抜きで。でも最強とか天才ってわけでもないとも思う。俺はお前より強い相手を何人か知っているし、それに領地の戦力的な面から言ってもここより軍事に力入れてるとこなんていくらでもあるのに、それでどうやって脅すんだ?脅すとしても脅せるだけの材料は?」


「材料は簡単だ。俺を使う」

「オーリスを使うの?どうやって?」


 黙って話を聞いていたディアはオーリスに質問をする。

 2人おいてその計画を理解したロハスはすでに動いていた。


「本当、自分が楽するためなら手段を択ばないんだから。でもそうね・・・票集めよりは楽できそうだからいいけどねー」


「ロハスは俺の計画聞いてくれないのかぁー?」

「ええ。2人に説明してあげてー。私はちょっとでかけてくるから」


 そう言ってロハスは部屋を出ていった。


「本当、頭の回転が早いやつは違うな」

「まぁーな!これが俺の本気だっ!」

「お前のことじゃねーよ。俺はロハスの事を言ったんだよ!」


「それより、オーリス!どういうことなのか説明してよ!」

「だから俺を使うんだって」

「それは聞いたから!なんでオーリスを使って脅せるのよ!」


「簡単簡単。俺の味方にならないとお前を指名するぞって脅す」


「1番票を集めている相手にそんな脅しで効果あるのか?」

「あるだろ。票集めしているくらいの相手だ、よっぽど魔王を除籍されたくない理由があるはず。ならどんな手段を使ってでも俺に負けて除籍されるのを防ぎにかかるだろ。けど今の状態で99%勝てる自信があったとしても、100%勝てる自信がある魔王は1人もいないはず。まぁーだから崖っぷち魔王なんだろーけど。そこで俺が指名しないでやると言えばその魔王は100%除籍されない。ならその魔王はどんな選択をする?」


「おー。なるほど。100%勝てる方法を言われた乗りたくもなるな。票集めだってタダじゃないだろーし」

「オーリス凄い・・・・」

「だろ?」


「でもお前の方法に乗る確証はないぞ?」

「いいんだよそれで」

「なんで?」

「お前が駄目なら次の他の相手を2番目と3番目他にも沢山の魔王を誘ってお前を指名するって脅すだけだ。そーなると乗らざるをえなくなるからな」

「悪い男だなぁー・・・悪魔か!」

「いや、俺は魔王だ」


「例えだよ!」


 そこからは順調だった。

 ロハスが段取りをし他の魔王に挨拶回りするだけの簡単なお仕事。


 だいたいはオーリスの誘いに喜んで乗ってくれた。

 もちろんオーリスを毛嫌いしている真面目な相手もいたが第14席様の名をチラつかせれば下位の魔王ごときならビビって渋々ではあったがこちら側になびかせる事ぐらい造作もなかった。


 そして今はと言うと。


「いやー。お話を聞いてご挨拶にと思いまして!お元気でしたかオーリスさん」

「わざわざ来て頂きありがとうございます」


 オーリス下手な笑顔で受け答えする。


「いえいえいえ。とんでもない。こちらから出向くのが礼儀と言うものですよ。それでですね・・・私も是非っ!オーリスさんのお手伝いができればと思いまして!」

「ありがとうございます」

「いかがでしょうか?!あっこれはほんのお土産代わりと言うことで」


 他領地の崖っぷち魔王がオーリスに次々と会いに来ていた。

 お土産と言う名の賄賂をもって。


「オーリス様! お話し中申し訳ありませんが。是非お会いしたいと魔王様がお会いに来ておりますがいかがしますか?」

「うん。すぐ行く」

「それで私は・・・」

「大丈夫。任せて、任せて」

「ありがとうございます。今後とも良き同盟相手としてよろしくお願いします・・・ではでは」


 魔王が部屋から出て、次の魔王とすれ違い、そしてまた別の魔王がオーリスに会いに来た。



「いやーお久しぶりです・・・・・・・・前回の魔王定例会議以来ですかね?」

「わざわざ来て頂きありがとうございます」

「これはほんのお気持ちで。それとコレは仲良しのディア様にでも是非・・・アマド様はお元気でいらっしゃいますか?」

「ありがとうございます。至って元気みたいですよ」

「それでですね・・・何か私にお手伝いできることはないかなぁーと思いましてー」



 こんな事をオーリスは何日か続けていた。


 崖っぷち魔王の間で勝手に


「 オーリスの反逆 」


と言う名の作戦が始動していると言う噂が瞬く間に広がったおかげでオーリスが出向くのではなく相手の方から出向いてくれるようになっていた。


「お疲れさ様でした」

「サーシャ・・・」

「はい」


「もぉーー嫌だ。知らない相手と話すの疲れるし、面倒。それに話すことが大体一緒だから単調で飽きた。これならまだ10000枚の書類に署名しているほうがまだ楽かも・・・」

「そーなの?お話しできて楽しそうだけど?」

「それは違うよ・・・」

「でもお仕事でしょ?」


 小さなサーシャに諭された。

「・・・そうだねー」

「働かざる者食うべからずって、マリーさんが言ってました。よく意味わからないけど」

「はははっは・・・たぶんそれあってるよ」

「マリーさんが、オーリス様が文句言ったら言いなさいって教えてくれた!」


 意味を理解していないけど、言葉が当たったようでサーシャは満足そうに笑った。


「でも文句も言ってられないよな。疲れたとは言えこれでフフルさんが残ってくれるならもうひと頑張りしますか!!」


「お次のかたぁー・・・いらっしゃーーーい」


 サーシャが部屋から出て誰かを呼びに行くとヘスタがやってきた。

「本日の業務は終了です」



「久々にやる気を出すとこーなるから、やる気を出したくないんだよねー」

「それならいつもやる気だけは出しておいて下さい」


 ヘスタに指摘されたオーリスは口を噤んだまま、無言で頷いた。

2通目の感想をいただきました。

自分の文章でも楽しんでもらえている人がいると思うとやっぱりモチベーションが上がりますね( ;∀;)

本当にありがとうございました!


最近は派手な動きがないオーリス達ですがどうか今後も見守ってもらえたらと思います( ;∀;)

今後も頑張って書きます!(^^)/

ブックマ、感想に評価もどーぞよろしくお願いします!


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