策は策でしかなく、勝負は運でしか決まらない
何とかギリギリ間に合ってよかったー( ;∀;)
前書きと後書きは間に合いませんでしたけど・・・反省。
明日でゴールデンウィークも終わってしまいますが明日も1話アップしたいと思います。
「それでなんの勝負をするんだ? 疲れるのと時間がかかるのはやめろよ」
「相変わらずの態度だな! そーだな。・・・・」
トトは顎に手を当て考えた。
自分が必ず勝てる勝負を。
「まだか? 急いでるんだけど」
「せかすな! ちょっと待ってろ!」
「ワンワン!」
トトは眠りから覚めたキマイラの子がファウスの足元を元気よく走り回っているのを見て思いつく。
「オーリス、お前も確かグリフォンの子を競り落としていたな」
「肩にでも乗せたら少しは威厳なんてものが出る気がして」
「いや、その程度で出てくる威厳なんて香水程度のほのかなものでしかないだろ」
ファウスはあきれ顔でオーリスに声をかけた。
オーリスはオーリスでファウスのたとえの意味がよくわからなかった。
「それならお前の鳥と俺の最近飼い始めたペットと喧嘩させて勝った側が全てを手に入れるというのはどーだ?」
「はいはい。お前が決めるんだから勝手にどーぞ」
「自信ありげだな! あっ!もちろん誰であっても手出し禁止だからな。もし助けなんかに入った場合はその理由が何であれ助けに入った側が負けだからな!」
「わかったから。で、お前のペットはどんなのだ?」
「小さいそこの犬に似ている感じかなー。 俺とお前が殺しあうこともないし、争いで俺の領地を崩壊させたくないからな。それにすぐにでも勝負がつくだろ。だからそれにしようか」
「お前が勝負を決めるルールだからな」
「まー俺は当然、自分のペットに賭けるがな」
「なら俺もお前のペットに賭けるな」
「なんでだよ?!」
「どちらに賭けるかは俺の勝手だろ。まだ名前も付けていない実力未知数の相手には賭けないだろ普通?」
「いや、それだと勝負もなにもないだろ!」
「駄目なのか?」
「当たり前だ!!お前は自分のペットに賭けろ!」
「はぁー。・・・仕方ないから自分の相棒に賭けるか」
「よし!それなら移動だ。そーだな。なんならそこの犬もサービスで参加させてやろーか?」
自信ありげにトトはファウスの足元を指さした。
「こいつも参加させるのか?」
こいつは関係はいとファウスは訴えた。
「俺とお前は一心同体なんだから、その相棒の鳥と犬も一心同体ってことで」
「べつにこいつは俺の相棒でもペットでもないんだけどな・・・と言うか母親のとこに帰らないし、返さなくていいのか?」
「ワンワン!!!!!」
ファウスが否定したとたんにキマイラの子は牙をむき出しでファウスに向かって吠えた。
「なんで!? どーした犬!?」
勝負はペット同士を戦わせどちらかが死亡または動けなくなるか戦闘不能となった場合、決着とみなし動けなくなった方を負けとする賭けとなった。
なし崩し的にキマイラの子も参加することが決定し、賭けが成立した。
金を支払い剣とグリフォンの子を受け取る。
グリフォンの子は上空高く飛び、円を描くように空を一周回るとオーリスの肩に降りて毛づくろいを始めた。
「なかなか様になっているじゃないか」
「ワンワン!!」
「そーか?」
まんざらでもない顔でオーリスは我慢して答えた。
見た目の可愛さに反して意外と肩を握る力が強い。
爪が揺れるたびに食い込んで痛いんですけど・・・・。
今後は肩に乗せないようにしようかなぁ・・・。
それからトトは場所を移動すると言ったのでその後ろを大人しくオーリス達はついて行った
ふふふふっ・・・。
昔からやる気のないバカだとは思っていたが、ここまで本当に馬鹿とは・・・・・。
だからお前は永遠に末席止まりのド底辺なんだよ!
お前が俺の領地にいることはすでにわかっていたんだ!
だからこそ策を練り、競りの場に俺も居合わせたのさ。たまたま俺とお前が出会ったと思っているのらそれは違う。神も存在しないこの世界でそんな偶然があるか!勝負の仕方は決めていなかったが今回は負ける事はまず無い。我ながらいい案を思いついたと思う。
笑いが止まらんぞオーリス!お前がブルギャンに入った時点で俺とお前の勝負はすでに決着がついているだよぉーだ!!!
俺はこれで欲しいものを手に入れる。
待っていてくれよ・・・。
トトはずっとニヤニヤしながら気持ち悪い顔で歩き続けた。
「あいつ気持ち悪んだけど」
「俺もそー思ていた・・・・待てよ。なんかあの笑い方。どっかで・・・」
「思い出したのか?」
「んー、気のせいか。気持ち悪い笑い方する相手なんていくらでもいるしな」
「ところで、勝負は勝てそうなのか?」
心配そうにリザドはオーリスに話しかける。
「どーでしょう。相手有利みたいなんで」
トトがここだと連れてこられたのは見覚えのある場所。
再び闘技場に戻て来た一同。
「またここに戻ってくるのかよ・・・もっと違う場所に連れてけよ」
オーリスはため息をつき闘技場内に入る。
「ここで思う存分戦ってもらう!」
「悪いな相棒。俺のために働いてくれ」
「クォー!」
「こいつわかっているのか?」
「どーだろうな。こっちも理解してないだろーし」
「ワン!ワン!ワーン」
ファウスはキマイラの子の異常なはしゃぎっぷりを心配そうに見ていた。
「それで、この2匹と戦うお前のペットはどこだ?」
「すでに準備させてある・・・・ご紹介しようキーちゃんです!」
登場したのは・・・・あれ?
「驚いたか!そこの小さな犬がどう足掻いても勝つことができない!鳥なんて問題外!見ろこの猛々しい姿!まず大きさが違う!経験も力も能力においても全てお前達のペットよりも上、負ける要素なし!もー俺の勝ち決定!!だからオーリス!お前の負けぇーー笑」
トトは嬉しそうにキーちゃんなるペット紹介し小躍りしているのを見てオーリスとファウスは茫然と立ち尽くしていた。
「そー悲しむな、お前さんらは俺の奴隷として一生こき使ってやるから安心しろ! さーてさっさと開始だー!!!」
2人は顔を見合わせ、トトには何も言わずに鳥と犬を残して観客席で見守ることになった。
「これは無理だぁー!!」
リザドは諦めた声で叫んだ。
「爺さん・・・勝負はやってみないとわからないだろ?」
不敵にファウスはリザドの肩に手を置いた。
「お爺さん。ファウスさんもこう言っているし元気出して」
美女からの励ましにリザドはすぐに元気を取り戻した。
「爺さん。いい歳して元気だな・・・・」
「将来のお前の姿だファウス」
「さすがに腕は残ってるよ!」
「そこじゃないって・・・」
「それよりこの勝負どう思う?」
「いや、もー決まってるだろこれ。やるだけ時間の無駄だな」
「だよな・・・・それじゃ」
「俺も」
そー言ってオーリスはその場にファウスは美女の太ももを枕にし横になり2人は・・・
寝た。
グッスリと戦いを見る事なく寝始めたのだ。
「こいつらの神経の図太さってどのぐらいの太さなんだ・・・」
「見方によっては男らしいとこでもあるんですけどね」
「ふざけやがって・・・諦めてふて寝かー!もー許さん。許さんぞぉーー!! いけ!キーちゃん!!かみ殺してしまえぇーーーーー!!・・・・・・え!?」
闘技場中央でキマイラとキマイラの子は久しぶりに再会を果たし親子の愛を確かめていた。
母親が子の毛づくろい中なのでしばらくお待ちください・・・・。
ちなみに鳥はどこかに飛んでいきました。
「どーーーゆうことだ!?」
トトは訳がわからず混乱していた。
2人はと言うとオーリスは死んだようにすっかり熟睡、ファウスは美女の太ももに抱き着きいい夢を見ているようだった。
毛づくろい終了。
「ワンワン!!」
「グゥルル。ルルルル。。。。ル」
何かの会話が成立したのか母親のキマイラが子の口に鼻を近づけると子キマイラが小さく息を吐いた。
次の瞬間、突然キマイラは痙攣し真横にコテンッと母親は倒れ腹ばいになった。
子は母親の背中を何とかよじ登り雄たけびを上げる。
「ワオーーーーーン!!!」
勝利の雄叫びを。
「ん?・・・決着ついたか。意外と早かったな」
「うぅーーーーーん・・・いい夢見てたのにもー終わりか」
「なんでこんな事に、なんで、ここまでは計画通り、何の狂いもなく順調に進んでいたはず。どこで間違えた・・・・何が悪かったというのだ・・・・どぉーしてこぉーなったんだぁーーー!!!」
「あぁぁぁぁっぁぁぁっぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
トトは絶叫した!
涙と涎とその他もろもろを垂れ流して。
「トトだっけ?悲しんでるとこ悪いけど、約束通り全てをもらうぞ」
オーリスはトト以上の悪い顔で
膝まづいて泣いているトトを見下ろし、笑った。
次でお出かけ編は終わると予定です( *´艸`)
書きたいことが色々あったのですがやっぱり実力不足ですみません・・・・( ;∀;)
ゴールデンウィークも明日で終わりですが明日も1話投稿できるように頑張りたいと思います。
月曜からはまた投稿するペースが落ちるとは思いますが何とか早めに投稿できるように頑張りたいと思っているので今後もオーリス共々よろしくお願い致します( ;∀;)
またまたPV数が1.5倍程度に伸びているので( ゜Д゜)こんな顔で毎回驚きます!
読んでくださっている皆様本当にありがとうございます。
まだ書きたいことが残っているので、もう少し?お付き合いしてもらえたらと思います(*^-^*)
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