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末席魔王。オーリス・ロイスは今日もサボりたい。  作者: 嘘つきな猫
第2章 遠征 編
14/97

知らないものは知るわけがない

アップにてこずり1日1話が出来なかったことが悔やまれます・・・。


明日ちゃんと頑張りますので、よければまた読んでもらえると嬉しいです(*^-^*)

向かいに座る相手がぼそりとつぶやいた。


「こんなところで会うとは。縁があるな」


「なんじゃ。あっちに座っているのはお前さんの知り合いだったのか」

「・・・・そうみたいだですね」

「みたいとは?」

「いや、思い出す努力はしてるんだけどまったく心当たりがないんだよなー」


 リザドは呆れた顔でオーリスを見つめ、次に苦笑いしながら向こうの相手を見た。


「すまない。努力はしてみたんだがお前が誰なのかまったく見当がつかないだよね」

「なっ!・・・まー久しぶりだからな、俺も忙しくてお前のことなんてさっきまで忘れていたよ!」


 明らかに忘れられていたことを恥ずかしがるような態度をとってきた。


「悪いんだけど。 誰?」

「ディア・ハイロットの婚約者(予定)と言えばわかるかな?」

「・・・知らん」

「んっん。・・・仕方ないから名乗ってやるが!2度と俺の名前を忘れるなよ!わかったか!!」

「はい。はい」


「私の名は強欲にして豪傑、優雅にして優美。次世代筆頭の人気と人望を集める・・・」

「とりあえず100億ルブで」


 相手が一生懸命大声で叫んでいる中、オーリスは興味を示すことなく手を挙げ、値を上げた。


「そう!お前と初めて会ったのはディア様の誕生日を祝う会で・・・」

「100億でました!さー、もーいらっしゃらないですかー?いいんんですか?いいんですね?・・・・ はい!100億ルブで落札ぅー!おめでとうございます!」


「よしよし。いい買い物をした。そんな気がする」

「よかったの」


 リザドと微笑ましく落札を喜んだ。



「おいぃー! 話しをちゃんと聞け!」


 向こうの相手を無視していたら相手がこちらにすごい勢いで椅子を蹴っ飛ばし、オーリスの目の前まで飛んできた。

 

「いや、別にいいーかなって。欲しいのは落札したし」

「なっ__卑怯な! お前はいつもそーやって俺を出し抜き美味しいところばかりをかっさらっていく!」

「卑怯もなにも、ここ競売会場だし」

「うるさーーーーいぃ! もーお前には何も譲ってやるものか! 勝負だ!オーリス!!!」


 すごい勢いで啖呵を切ったとおもったら、さっさと自分の席に戻っていった。


「あちらさんは随分とお前さんのことを嫌っているようだが・・・__本当に心当たりないのか?」

「記憶力は悪いほうではないんですけど___全くないんですよねー。どうしましょ?」

「そんなことわしに言われても・・・な」

「ですよねー・・・他人がお騒がせしめ申し訳ないです」

「お前さんの名前を知っておったのだからさすがに人違いではないであろ。しかし、そう気にすることでもないだろ」


 それから俺が手を挙げることはしばらくなかったのであちらも手を挙げなかった。

 イライラした顔でこちらを睨んではきていたが無視した。 

 

 面倒だから。


 

 それからしばらくしてようやくリザドの目的のものが出された。

 

「本日最後の出品となります!今回最大の目玉!・・・・こちらにございます!」


 司会者が自信満々の笑みで出してきたのは、小さな鉢に入った植物だった。


「やっとでてきたか。これを探していたんだ!」


 リザドは興奮してはいるが、今までにないくらいの真剣な目でその植物を見つめた。


「こちらの入手先は極秘となっておりますが、正真正銘本物でございます!一見ただの道端に生えているような植物ですがそこらへんの植物とは違います!この商品の名は『神樹』でございます!私含めこの会場でこの神樹をみたことのある方は極々少数、もしかしたら誰一人見たことはないかもしれません・・・がこの名なら聞いたことがあるでしょう。___この神樹が実らせるのは『天使の実』___でございます」


「なんと!・・・こんなところにそんなものが出てくるとは!落とすぞ!なにがあっても落としてやる!」

「まさか?!本当に、本当に本物なのか?」

「急げ!金をかき集めろ!」


 その名を聞いた途端、会場中が騒がしくなった。


「リザドさんが欲しいのってあの植物だったんだ」

「そーだ。あれは何としても手に入れねばならん・・・」


 一瞬だがリザドが悲しい顔をした気がした。


「さーさー!!最初の金額は500億から始めさせていただきます!誰の手に渡るのでしょーか!奮ってご参加下さませー!!!」


「600億!」 「800億だぁっ!!!」 「なら1200億!!!」


「おいおい。周りの奴らは正気か?どんな価値があれにあるんだよ?!」


 さすがのオーリスも異常なほどの早さで値が上がっていくのに驚いた。

 オーリスの予想の範疇を遥かに超えた勢いで次々に手が上がりそれと同時にさらに値が上がっていく。


「1500億ルブ!」

「1600億ルブ!!」


「わしは2000億ルブじゃ!」


 リザドも負けじと手を挙げた。


「わしにはどうしてもあれを手に入れねばならない。__すまないがこれで落札できなければ・・・」


「3000億ルブ・・・」


 オーリスに喧嘩を売ってきた相手が笑みを浮かべ手を挙げた。

 会場中はその値が出されると静まりかえった。


 そして歓声が上がった。


 リザドはその瞬間下を向きながら大粒の涙を流した。


PV数が異常なほど増えていたことに驚きました!読んでくださりありがとうございます( ;∀;)

ランキングとかには程遠いですが( ´∀` )!

でもそれだけでモチベーションが上がるものなのですね( *´艸`)


よければブックマークにレビュー、評価などもしていただけたら嬉しいでーす!


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