表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/17

第七話:鍛錬中も馬鹿

更新遅くなってすいません。今回は少し短いです。

(もういいや。前世の時から自分は馬鹿だって分かってたし、これ以上へこむより前を向こう。そうだよ、自分の馬鹿はもうどうにもならないんだから考えたってしょうがない!)


項垂うなだれてから三分後。早くもスケルトンは復活した。馬鹿なのにものすごく前向きである。いや、もしかしたら馬鹿だからこそ前向きなのかもしれない。あまり深く考えないだろうから。


(さて、魔力操作のLvは上がったし、このまま魔力操作を上げ続けるべきか、それとも別の部分を鍛えるか……叡智さんはどう思う?)

『魔力操作がLv4まで上がったのなら、体を動かしてその体に慣れたほうがいいと思います』

(なるほど!確かにこの慣れない体は動かしづらいからな。慣れるんだったら……まあジョギングとかでもいっか)


そして、早速なぜかストレッチをしている。

屈伸くっしん伸脚しんきゃく、アキレスけん……etc。

ストレッチとは、固まった筋肉を伸ばし、柔らかくし、肉離れなどを防ぐためにやることである。

……ぶっちゃけ筋肉がないスケルトンがやっても意味はない。


(あっ!これやっても意味ねぇじゃん‼)


気付くの遅すぎ。馬鹿である。


(……あ、あ~。ストレッチするとなんか気合入るな~。うん!ほぐす筋肉はなくても入れる気合はあるからな!この行動は断じて無意味ではない。うん)


言い訳が苦しすぎる(笑)


『……そんなだから称号に馬鹿が付くのです』

(うっせぇ!つかいまあきれただろ!声に変化無かったけどなんかそんな感じだったもん‼)

『私にそんな感情はありません』

(卑怯だぞ!そんなこと言われたら反論しづれぇじゃねぇか!)


確かにそうだ。だが、感情があっても反論しづらいと思う。なぜなら、馬鹿なのは本当だから。


(ええい!こうなったらとにかく走る。そして全て忘れるのだ!そう、俺は……風になる)


……何をどう考えて走るだけで風になってすべてを忘れられると考えたのか……謎である。謎であるが……まあ頑張れ。


……この後、不死者アンデットが持つ利点、疲れない体を利用して魔力が切れるまで走ったことは言うまでもない。

そして、それが原因で称号が馬鹿から大馬鹿になったのは言うまでもないというかスケルトンからすれば言って欲しくないことだろう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ