第9話 波乱の予感
…休みのうちにいくつか投稿しようと思っていたのに…
なんでこんなことに…(泣
―三日後―
療養完了、完全に完治したぜ
いや、それよりも国だ
本物の国だ
外見はさっきの村とそう変わらなかった
いや、目茶苦茶でかいが
そして、予想してたよりは大きくないが馬車がゆっくり入れるくらいの門をくぐる
…なんかゆめタ○ンの駐車場みたいなとこに出たんだが
暗くてよく見えないな
「おい、ここからは歩きだ」
ああ、成る程。
ここは駐車場ならぬ『駐馬場』といったところか
…あれ?馬ってこんな暗い場所で育ててよかったっけ?
オレをいれて七人で奥へ向かう
そういえばレオンと僕っこ以外口を聞いてすらいないな
まぁ全員寡黙なヤツってことにしておこう
隣で歩くレオンに話しかける
「なぁ、レオン。報酬とかって出ないのかな?金欠なんだけど、つかぶっちゃけ無一文」
「断定はできんが…期待はしてていいんじゃないか?」
「マジでか!金が無いと色々不便だからな~。…それと、今どちらに向かわれているので?」
「隊長んとこにな」
「隊長?そういや軍ってどんな内部構成なんだ?」
「ん?言ってなかったか?…いや、来る途中に言っただろ」
「え?オレはここまでほとんど爆睡してたぞ」
「は?じゃああの受け答えは?」
「返事してたの?…多分それ寝言。もしくは眠る寸前の頭で適当に返してたか」
「…フザケンナ」
いやぁ悪い
でも起きてると痛かったんだもん
「お願い!もう一度!」
「仕方ない…でも次はないぞ?」
「助かるっ」
軍には階級があるらしい
基本的には第一級から第十一級までで、第五級から第一級は上流階級とみなされる
特に第一級は貴族みたいな扱いだとか
ちなみに、上流階級になると一般階級の民とは別の区で生活できるとか
まぁもちろん隠密行動を主にする部隊や専属の護衛兵士などの例外もあるが、そこは結構曖昧で状況に応じて作られたり解散したりしているらしい
レオン達は五級だそうだ
上流じゃん、うへぁ
ちなみに、入隊試験でオレは四級の人間と戦うらしい
勝つ負けるでなく『どれだけ刃向かえるか』を主に、どれだけの技を使えるか等で判断する
と、こんなところだ
てか入隊試験て戦闘なのかよ
「それより…おいレオン、まだ着かないのか?」
さっきみたいな真っ暗ではないが、ずっと廊下を歩いている
すると、突然レオンが言った
「あ、ここだここ。この部屋で少し待っててくれ」
「お、おう」
そう言って部屋に通された
あ、取っ手あったんだ
…しかし…
「…何故に畳?イスも何もない中で畳のみ?正座でもしてろと?」
…ここは何の部屋なんだ?
流れで行くと応接間か待合室じゃないか?
こんな部屋が?冗談じゃない
「…だが、この坂神裕也。正座ごとき、もはや朝飯前なのだよ」
仕方ないので正座する
どうせ報告とやらが終わればすぐにでていくんだ
…得意なんだよな、正座
小さいころからずっとさせられてたから…
あれ?泣きたい
そのまま正座で待っていると、不意に扉が開く
レオンか
ガチャッ
…青い修道服に銀髪の女性と目が合った
「「…………………」」
パタン
…タッタッタッタッタ
…!ダダダダダダダダダダ!!
「いたぞ!こっちだ!」
「なんて足の速いんだ!?あんな服装なのに!」
「いいから走れ!また見失うぞ!」
「…え?何?なに?」
後書ききまりっ!
~とある日記~
「せっかく助かったんだから、
何かしなくちゃ
と思って今日から日記を書くことに決めた。
続くかな?続くといいな」