2か月間のハードファンタジー
ここは魔法科高校
その職員室で僕は今。
絶賛先生に叱られている
「あなたたち。このテストの点数はどういうことなの?」
「カムイ君あなた0点よ0点!!こんな点数初めて見たわ!!」
そう何を隠そう僕。桐谷神威どうしようもないバカなのである正確にはバカではないのだが
それはおいておくことにしよう。
そしてもう一人先生に怒られているのが
「そしてアリス・セイバーさんあなたも100点ってどういうことなの!!」
「いつも言ってるでしょ?50点取れるように勉強しなさいって!!」
「勉強だけがすべてじゃないって小さいころから言われてたでしょ!!」
そうもう一人怒られているのは勉強ができすぎて平均点の50点を取ることができない
アリス・セイバー容姿淡麗美しいという人はこのことを言うのだなとおもうほど綺麗だが
人を寄せ付けずなにより100点など取ってしまうため皆から変わり者と言われている
「私に手を抜け。そう先生はおっしゃるのですね?」
この人は何を言っているんだ?
100点なんて取れるんだからテストのとき50点取るなんて簡単なんだからそうしたらいいじゃないか。
そう思ったとき先生も続けて言う
「そうよ!!なに当たり前のこと言っているのよ」
すると彼女は少し寂しそうな顔をして一言
「そうですか」
ほんとにこの人変わってるな。せっかくこんなにきれいなのに。
「ハァ。もう二人とも教室に帰って帰宅しなさい。あんまり先生を困らせないでね」
職員室から出ると何とも言えない空気の中静まりきった廊下を僕たちは歩いていた
気まずいな。そう思い何か話そうと思うが何せほとんど入学してからの2か月話したこともなくかかわりも少なかったため話題を切り出せずにいた
「カムイ君あなたどうして0点なんて取ったの?」
ふいに彼女から放たれた一言
「全教科0点なんて初めて見たわ」
確かに全教科100点なんてとってしまう彼女からしたらとてつもなく不思議なのだろう
「別に取りたくて取ってるわけじゃないんだ」
彼女が不思議そうにこちらを横目で見ているのがわかるそして続けてこう言った
「努力はあれでもしてるんだよね。0点だから信用ないかもだけど。魔法教科ってそれぞれの教科ごとの魔力を使って解くじゃん。魔法科にいるのにおかしな話なんだけど実は僕。」
そこまで言って僕は少し言いよどんでしまい彼女を見た
そこには今まで見たことのない輝かしい目をした
まるで世界でいまこの瞬間を待ちわびていた
そんな目をした彼女と目が合い僕は続きを話し出した
「魔力属性が0なんだ何度診断しても属性なしって出るんだよね」
魔法科高校に受験するときそれぞれが持つ魔法属性が選びの水晶に判断され専門クラスに配属される。けれど僕は魔力は確かに人並以上にはあったのだが属性がなかった。
「それが理由なんだどうにかしたいって思ってるんだけどね」
話を終えると彼女がいきなり距離を詰めてきて
手を取てきた
「やっとやっとなのね。。」
ぼくはいきなりのことで驚くしかなかった
「えっとセイバーさん?」
そして彼女は語りだした
この先僕の人生が動き出す物語の序章になることを
「200数十年待ちに待った。その才能をあなたをともに戦ってくれる運命を持つものを。
この世界に終焉をもたらす光になるあなたを」
「え。何を言って。。」
「私の名前はアリス・セイバーあなたと契約を結ぶもの」
言い終えると彼女の香りが近くなり
僕たちはキスをしていた
正確にはされたのだが
夕日が沈みゆく中。何もわからぬまま。間違いようもない感触
ぼくは初めてのキスをした。
そして彼女がまた距離を取る
「今あなたに呪いをかけたわ」
「え?ええええーーー!!」
突然のことキスをされたかと思えば今度は呪い?
何が何だかわからなかった
「ちょっと待って。どういうことキスもそうだし呪いって」
「そのままの意味よ呪いをかけたの。今私とあなたは一心胴体あなたが死ねば私も死ぬ」
「なんでそんな」
「それだけじゃないわ2か月。。何もしなければ私たちはあと二か月で死ぬわ」
いったい何を言ってるんだ
「どうして僕にそんなこと。僕が君になにをしたっていうんだよ。ふざけないでくれ」
「ふざけてないわ。大真面目よ。何もしなければ2か月であなたもそして私も死ぬ。だけれど助かる方法もあるの。これからあなたと私二人でこの学園にある七つの宝玉すべて手に入れるそれができれば助かることができる」
つまりこの呪いって僕を無理やり協力させるためにでも何で僕。何も力を持ってないのに
「助かるためには君の言うことを聞くしか方法はないんだね。」
いきなりすぎるなんだこの展開。
「そう。その代わりあなたにも徳はあるわ。一心胴体になっている今あなたには私の最も得意な属性の一つ炎の属性が使えるのよ」
属性ぼくに属性が。
「試してみたくなったら明日の放課後に屋上で待ってる。もちろん逃げてもいい。その時は私もあなたも2か月の命だけどね」
そう言い終えると彼女は教室に向かっていった。
僕はしばらくの間その場から動くことができなかった
その日遼に帰った後自分におきたことを考えてみたが
なぜ僕に協力してもらいたかったのか,
キスまでしていやここはキスではなく
呪いまでかけてそうしたかったのかわからないまま明日彼女の所に行き
話を聞いてみることにした。