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9話、合流

 さて、服部と小峰に合流出来たので話を合わせる事にする。


「坂上殿は今まで何をやっていたのでござるか?」


「俺は自分の家を拠点にモンスターを倒しては装備の強化をしたりしていたぞ」


「そうなんでござるか。拙者達も似た感じでござるな。ただ、小峰嬢が暴走するからメチャクチャになっている感は否めないでござる」


「それは昔から変わってないから仕方ないぞ」


「アタシの評価酷くないか?」


「「当たり前だ〈でござる〉!」」


「マスター達の息ぴったりですね」


 マリナ、お前も経験してみればわかるぞ。


「棟梁から聞いていた坂上様と合致してますが、やはり苦労されている方なんですね」


「そうでござる。坂上殿はあんまり人と関わらないのに変人には好かれるのでござる」


「それなら、アタシも服部も同じだな」


「否定は出来ないが、お主には言われたくないでござる!」


「自分達は脳筋ですから、頭が話してもアレっすよ」


 まぁ、それを言ったら終わりだな。


「そういえば、お前らは天岡市の市役所に行ったのか?」


「家族を学校には避難させたでござるが拙者は行ってないで候」


「アタシは行って来たけど、偉そうにしている奴が多かったから抜けて来たぞ」


「俺も行ってないな。召喚士スレを見る限り行きたくもないからな」


「「召喚士スレ?」」


 ……。おい!


 俺は2人に召喚士スレの事を説明すると


「インターネットみたいに、そんなスレがあるのでござるか」


「アタシ達は完璧にスルーしていたぜ」


「マスター、この人達大丈夫なのですか?」


「それは知らん!」


 俺とマリナは服部達にある程度内容を説明した後


「さて、これからどうするんだ?」


「坂上殿、お願いするでござる」


「「お願いします」」


「マスター、これは丸投げじゃないですか?」


「大丈夫だ、もう慣れている」


 一応考えていた事を話す。


「とりあえず、ユニットとステータスの事を簡単に説明してくれるか?」


 まず、周りの能力が分からないとどうやって戦えばいいか分からない。


「じゃあ、先ずはアタシからだな」


 小峰彩葉 年齢15歳 誕生日、10月24日


 マスターレベル11 適正武器〈盾〉


 術力114 スキル無し  SP40

 

 ユニット、エミナ〈星2、闘士〉

      ユニットレベル11


「大体こんな感じだ」


「かなりの戦力だが、お前の適正武器が〈盾〉か……」


「言うなよ、アタシも気にしているんだ」


 まぁ、空手をやっていたから近接戦闘には慣れているのか


「次は拙者でござる!」


 服部裕一 年齢15歳 誕生日、6月4日


 マスターレベル11 適正武器〈刀〉


 術力116 スキル無し  SP40


 ユニット、月刃〈星2、盗賊〉

      ユニットレベル11


「レベルを上げるのに苦労したのでござる」


「あのさ、お前らスキルを取ってないのか?」


 俺は2人のステータスを見て質問すると


「「スキル?」」


 そこからか……。


 俺は2人にスキルの説明を始める。


「マスター、かなり苦労してますね」


「棟梁は抜けている事があるからね」


「頭は脳筋バカなので、気にしてないっすね」


 ユニット達からの目線が怖い。


 ……、ある程度スキルの説明をすると


「そんな事が出来るのでござるか!」


「それなら、アタシはもっと強くなれる!」


 なんか2人のテンションが上がっているが


「最後になったが、俺のステータスの説明をするよ」


「了解でござる」


「あぁ」


 坂上零也 年齢16歳 誕生日4月6日


 マスターレベル14 適正武器〈銃〉


 術力236 スキルあり  SP40


 ユニット、マリナ〈星4、守護騎士〉

      ユニットレベル14


「こんな感じだ」


「ちょっと待つでござる! 何しれっと星4のユニットを当てているのでござるか!」


「服部落ち着け、アタシ達よりも運がかなりいい坂上だぞ」


 そういえば、服部はソシャゲで爆死した事が何回もあったな……。


 それから、服部を落ち着かせる為に時間がかかった。


 まぁ、こんな感じで裏路地で居座りながら話が進んだが


「坂上殿、小峰嬢、この召喚士スレ〈天岡市〉は酷すぎると思う候」


「アタシもそう思うぜ。完璧に人任せで自分達は責任を取らないし手柄だけ貰おうとしているな」


「頭がまともな事を言っているっす」


 確かに小峰がまともな事を言ったが


「ただ、スレ民達も動かないとマズイ事くらいは分かっているはずだ。昨日もビルが倒壊したり、近くのショッピングモールにいた人達がモンスターに襲われていたからな」


「ただ、このスレを見るにマスター達が討伐してくれる事を待っているような気がします」


「僕もそう思うね」


「自分もです」


 ユニット達の意見も似ているか。


「なぁ坂上、そろそろここを移動しないか?」


「そうだな、一旦話を終わらせて移動するか。ただ、何処に行く?」


「「坂上〈殿〉の家!」」


 おい、息ピッタリか……。


「ハァ、分かった」


 俺達はモンスターを倒しながら坂上家〈自宅〉に向かう。


 

 

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― 新着の感想 ―
[良い点] 良いお友達をもちましたね。 [気になる点] ☆の数ってどれくらいの力の差になるんだろう? [一言] 割と他の人の主従関係にあるユニットが、 主張してこないのを見ると、 マリナが特別、意志…
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