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マスター奥義

 俺の何かで戦線離脱が出来て、マリナに抱えられながらマンションの上層階に避難した。


「ここまで避難すれば大丈夫だと思います」


「ゲホッゲホッ、マジで死にかけた……」


 思わず咳き込んでしまった。


「水をください」


「あぁ、わかった」


 俺達はへたり込んで水を飲んで休憩していると


「ここからなら周りがある程度見えますね」


「上層階だからな」


 やはり中心部や俺達が戦っていた大通りにはモンスターがかなり多いみたいだ。


「服部様達を見つけました。でも、他の人達と一緒にいるみたいですよ」


 俺はマンションの上から双眼鏡て服部達を見ると


「マンションからだから顔はあまり見えないが、ユニットを連れているみたいだから召喚士だな」


 しかも楽しそうに話しているみたいなので


「何かあるな」


「そうですね。ただ、これだけだと証拠には足りないですね」


 思いたく無いが、アイツらが俺達を利用していた可能性もあるな。


「友人と家族、どっちを守りますかなら家族か……」


「マスター、これからどうしますか?」


「今は動けないから様子見だな」


 正直今はあんまり頭が回ってないので、1時間くらいここで休む。


 そして、休んでいる間に今日の稼ぎを見る。


 モンスター討伐〈ランク1、628匹〉〈6日目〉

〈ランク1中ボス、3匹(1匹1000P)〉

 10P×628匹 +1000P×3=9280P


 モンスター素材

 野犬628匹、20P×628匹=12560P

〈中ボス〉

 ワイルド・ドック、1匹2000P

 2000×3=6000P


 元手5P +9280P +12560P +6000=27845P


 魔石合計、628個 +300個〈中ボスは1匹100個〉


「他にはミッションとイベントクエストの報酬があるみたいだ」


 ミッションの方は〈ワイルド・ドック〉を3匹倒した報酬で虹魔結晶が3個


 イベントクエストの方は〈中ボス〉初討伐で虹魔結晶が5個


 魔石5個、魔結晶17個、虹魔結晶8個

〈魔結晶3個は交換済み〉


「魔石を含めて収穫大ですね」

 

「そうだな」


 これだけあれば何とかなる。


「ただ、話が変わるが服部達が元宮生徒会長達と会っているのはある意味想定内か」


「私も薄々何かあると思っていましたが……」


 この話は向こうが動いてからだな。


 この話は一旦置いておいて


「マリナ、マスター奥義ってなんだ?」


「それは私も知らないですね」


 タブレットを操作して調べても何も出てこないので気になっている。


「あの、ステータスには何か変化はないですか?」


「まだ見てないからわからない」


 俺はタブレットのステータス画面を見てみると


 坂上零也〈マスターレベル20〉

 

(NEW!)マスター奥義

 

〈レベル1、銃皇の煌き〉


「「…………」」


 よく分からないが必殺技みたいな感じか?


「マスター、これって凄くないですか?」


「そうかもしれないが、消耗が激しいから連発は出来ないぞ」


 ただこれは切り札にはなる!


「あの、情報が多すぎて頭がパンクしそうなのは気のせいですか?」


「奇遇だな、俺もそうだぞ」


 俺達は気分が落ち着くまでここにいる事にした。

 


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― 新着の感想 ―
[良い点] 人間は危機におかれると 色んな動きをするというのが よくあらわれていて波乱の予感がするところですね [気になる点] 主人公の隠しだねは 奥義とは別口でありそうで わくわくします [一言] …
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