ガチャの結果
さっきの爆発は気になるが、とりあえずクリーン〈10P〉を使って全員の身体と装備を綺麗にする。
「汗でベトベトだったからサンキュー」
「頭はもう少し女子っぽくしないんっすか?」
「アタシはこれがスタンダードだ」
「その言葉、俺達も何回か言ったがこのままだったぞ」
「そうでござるな……」
まぁ、今では普通に馴染んでいるが。
「しかし、さっきの爆発はなんだったんだ?」
「それはまだわからないね。ただ、何かが起きたのは間違いないよ」
「それにあの後、モンスターのの出現が増えたのも関係がありそうですね」
「まぁ、それも気になるが休憩が終わったら一応稼ぎだけは見ておくか?」
「そうだな〈でござるな〉」
モンスター討伐〈ランク1〉1匹10P
〈412匹〉 10P×412匹=4120P
モンスター素材
野犬412匹、20P×412匹=8240P
合計、4120P +8240P=12360P
元手12271P +12360P=24631P
魔石合計、412個
魔石、77個、魔結晶10個、虹魔結晶0個
〈蘇生石×1個〉
服部裕一、モンスター撃破385匹
小峰彩葉、モンスター撃破403匹
全員でこの結果を見て
「俺達、かなり稼いでないか?」
「拙者もそう思うのでござる。いつもよりも沢山稼いだでで候」
「アタシもだ。しかもこれでガチャが回せるじゃねーか!」
そういえば、小峰もガチャが好きだったな。〈ちなみにガチャ運は俺〈坂上〉→服部→小峰〉
「頭、ここは一発大きい奴を当てて欲しいっす!」
「棟梁はまだ石は残しておいた方がいいと思うよ」
「「いや、ここは引くぜ〈でござる〉」」
ヤッパリこうなったか……。
「ちなみにマスターは引きますか?」
「俺は残しておくぞ。もしかしたらフェスが来るかもしれないからな」
「坂上殿、拙者は今回そうがフェスが来ても爆死が多いでござる!」
「アタシなんてほぼ爆死だぞ」
それは否定出来ないな。
この2人の運が悪くて俺の運がいいのである意味バランスが取れているのかもな。
「ちなみに魔結晶は何個あるんだ?」
「拙者は8個」
「アタシは9個だ」
「坂上先輩、頭と服部先輩を止める事は出来ないっすか?」
「僕もエミナと同じ気持ちです」
「あのな、コイツらがこうなったら止めるのは無理だ!」
過去に何回か止めようとしたが、無理だったのを思い出す。
「マスターは大変ですね……」
マリナ、それは言わないでくれ。
そして、服部と小峰のガチャが始まった。
「まずは拙者からでござる」
ちなみに2人とも回すのはアイテムガチャらしい。〈このガチャは石を入れた分だけ一気に回せるみたいなので、全部入れたみたいだ〉
「服部、頑張れよ!」
「さすれば、拙者の運命!」
タブレットのアイテムガチャ画面を押して回したら
〈星1、レベル1回復ポーション〉×3
〈星1、レベル1術力ポーション〉×3
〈星1、レベル1水晶爆弾×2〉〈8連終了〉
「……。爆死でござる!?」
うん、綺麗に爆死したな。
「だから引かない方がいいと言ったんだが……」
「ハハッ、ヤッパリ服部は運がないな」
「ウヌヌ、それなら小峰嬢も引いてみるでござる!」
「あぁ、大当たり〈星5〉を当ててやるよ」
今度は小峰がタブレットを操作してアイテムガチャをしたが
〈星1、レベル1回復ポーション〉×4
〈星1、レベル1術力ポーション〉×3
〈星1、レベル1水晶爆弾〉×2〈7連終了〉
「……。爆死じゃねーか!?」
お前ら同じセリフを言っているじゃん……。
「頭……」
「棟梁……」
月刃とエミナの表情も死んでいるとしか言えない。
「マスター、引かなくて良かったですね」
「あぁ、そうだが……」
ただいつものパターンだと
「「お前も引け!〈くのでござる!〉」
だよな……。
「いやいや、マスターは引かないですよ!」
「拙者達だけこんな思いするのは酷いてござる!」
「そうだ! だから坂上、お前も引け!」
言っている事メチャクチャじゃねーか!
「あのな、俺は止めたよな。しかもこのやりとり何年やっていると思っているんだ!」
そうやって言い合いをしているとお腹が空いて来たので、無理矢理話を変えて夜ご飯にした。〈夜ご飯代は俺が全部出した〉〈 -500P〉




