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炎上騒ぎ

〈5日目の朝〉


 あの後、客人用の布団だけでは足りなかったので、服部と小峰には自分達の分の布団をポイントで用意して貰って、俺達は爆睡した。


 そして、俺が目を覚ますと


「俺はソファーで寝ていてよかった」


 目の前にはある意味凄い光景が写っていたが、時間を見ると8時過ぎだったのでコイツらを起こす。


 さて、身支度が終わって朝ごはんを食べていると


「坂上殿、小峰嬢、召喚士スレが炎上しているでござるよ」


「それは前からだぞ」


「そうでござったな。他に何か有用なネタが有ればいいのでござるが……」


「中々ないだろ。それにアタシ達が欲しがる内容ってなんだ?」


 その言葉を聞いた俺は


「まずは、ボスや中ボスの細かい能力だな。次に、この街の召喚士の状況。他にはモンスターの存在場所など色々あるな」


「僕達はまだ情報が足りてないね」


 それに中心部寄りに市役所があるのも、俺達の行動制限になっているんだよな。


「持ち運び出来る拠点とか有ればいいんだが、最低でも100000Pかかるのがしんどい」


 俺はコーヒーを飲みながらタブレットのショップカタログを見る。


「確か、中心部はあの塔の影響でモンスターが多いんだよな」


「情報掲示板ではそう書いてあるな。ただ、この家の近くも結構多いぞ」


「自分達が対処出来る分なのがまだ助かっているっすね」

 

 それに、新しいスキルも手に入ったから戦力も上がったと思うからな。


「さて、全員食べ終わったから移動するか?」


「賛成だ。アタシもスキルを試してみたいぜ」


「棟梁、僕達も大丈夫ですか?」


「大丈夫でござる!」


「前衛は任せてください」


「自分はそう簡単にやられないっすよ!」


 ある意味結束力があるのはいい事だが


「何かありそうで怖いんだよな」


「坂上殿の勘は当たりやすいから気をつけるでござる」


 俺達はそう言って、家の外に出た。


 家の外に出て約20分後、早速〈野犬〉の群れを見つけたので


「ここ数日〈野犬〉を多くみるのだが……」


「それは、ボスが〈野犬〉系だからだと思いますよ」


 とりあえず、ハンドガンの引き金を引いて倒すが


「結構数がいるな、お前らアタシが相手だ!」


「小峰嬢、ずるいてござるよ!」


「棟梁、待ってください」


「頭、めちゃくちゃっすよ……」


 「「……」」


 アイツら生き生きしているな。


「まぁ、昨日と同じく〈野犬〉が集まって来ているからそう簡単には終わらないな」


「そうですね。ただ、私はマスターの護衛メインになれるのでいいですね」


〈野犬〉を斬り伏せつつ、マリナが発言して来たので


「こっちも安定して攻撃出来るのは楽だ」


 さっきから倒しているが、一向に減る気配がない〈野犬〉の群れを見ながら伝える。


「ナイス坂上! さて、どんどんたおしますか!」


「昨日言った通り、俺は援護メインで戦うからお前らは自由に戦え。ただ、撤退はこっちで指示する」


「「「「「了解!」」」」」


「さて、お仕事開始だ!」


 俺は通常弾の連射で倒しながら、たまにアイツらに回復弾を撃って回復する。


「よし、どんどん来い!」


 小峰は格闘術やスキルなどて攻撃して数を減らしながら


「頭、パスっす」


 たまにエミナから飛んで来る〈野犬〉を


「せいや!」


 と拳で叩き落として紫の煙に変える。


「こっちにも飛んで来ているでござるよ!」


「棟梁、言っている場合ではないよ」


 服部は刀で上手く斬り伏せながら


「こっちも数が多いのでござる! ただ、坂上殿の援護射撃がある分かなり楽で候」


「そうだね。ただ、僕達も負けてられないよ」


 素早い組は脳筋組が撃ち漏らした〈野犬〉を倒しながら連携している。


 前衛の脳筋組、中衛の素早い組、後衛の援護と護衛組での相性がいいみたいだ。

 

 なので、昼まで倒しまくって一旦引く事にした。


 

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― 新着の感想 ―
[良い点] 友軍も加わって 狩りの効率が上がり ボスを撃破できるようになると良いですねえ [気になる点] 敵が際限なく出てきてるようなので 仲間と一緒に行動することで 稼ぎが減ったりはしないとは思うけ…
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