面倒な問題
あれから何回か戦闘があったが、普通に倒せたので良かった。
〈4日目の稼ぎ〉坂上零也
モンスター討伐、ランク1、1匹10P
〈352匹〉10P×352匹=3520P
モンスター素材売却
野犬352匹、20P×352匹=7040P
合計、3520P +7040P=10560P
元手2235P +10560P=12795p
魔石合計、352個〈交換前〉
魔石65個、魔結晶6個、虹魔結晶0個
〈蘇生石1個〉〈交換後〉
「今日はかなり稼げたな」
「アタシと服部も結構稼いだぜ」
他の2人も結構いい額だったので
「今日は贅沢にパーティーでもやるか?」
「いいでござるな! 拙者もストレスが多かったので賛成で候」
「俺も賛成だが、あんまり羽目を外すなよ」
「マスター、ありがとうございます!」
「やった、これで食べ放題っす」
「では、いただくね」
なので、俺達は50P×6人=300を使って頼めるだけ料理を頼んで爆食した。〈マスター1人100Pずつ払った〉
MP -100
食べ終わった後、順番に風呂に入ると21時半になったので真面目な話し合いを始める。
「しかし、このままだと拙者達はキツいでござるな」
「なんでた? アタシ達は戦力的にそう簡単には負けないぞ」
「そうではないと思いますよ。他の召喚士や住民の人達から私達を見ると私達はかなり贅沢をしています」
「それに、向こうはかなりイライラしていたからコッチにヘイトが沢山来るっすよ」
「今はバレてないが、これからはどう動くかだ」
「それに、小峰様は戦力的には負けないと言いましたが、ボスや中ボスもいるので油断は出来ないですよ」
最悪他の街に移動するのもアリかもな。
「そういえば、家族の方は大丈夫なのか?」
「アタシの方は弟と妹がいるから大丈夫なはずだ」
「拙者の方も兄と弟がいるから大丈夫でござる」
「そうか、それならある程度は自由に動けるな」
ウチの家族もここにはいないから分からないが、大丈夫だと思っている。
「マスター達は冷静ですね……」
「まぁな。逆に騒いでも仕方ないからな」
なるようにしかならないからな。
「あっ、そういえば1つ言う事があったぜ!」
「その言い方から察するに嫌な予感がするぞ」
「僕もそう思うね」
嫌な予感がするが一応聞く。
「市役所に来ている召喚士を仕切っているのが元宮生徒会長だったぞ」
「ハァ、あの人でござるか……」
「まーた面倒な事になっているな」
「あの、元宮生徒会長って誰ですか?」
「棟梁達の表情を見ると面倒な人なのはわかるね」
面倒ならまだマシだよ。
「元宮生徒会長は自分に従わない人や役立たずな人を徹底的に潰す人だ。ただ、服従をして役に立つ人は気にいるから人気は結構高い」
「しかも、親はこの街の市長でござるのも問題で候」
「ある程度は好き勝手出来るのを知っているのもタチが悪いぜ」
中学時代も同じ学校だからわかるが、絶対に関わりたくない人物だったのは間違いない。
「そんな人なんですね」
「一回見た事があるっすけど、自分の想像をある意味超えていた人っすね」
「そんな人とは会いたくないね」
ユニット達がここまで引くのも当たり前か。
「アタシも面倒になる前に抜けたが、アレは支配者だったぞ」
「モンスターハザードが起きている今なら、従えば生きていけるなら選ぶ人もいそうだ」
大事な情報が手に入ったので
「そういえば坂上殿、スキルの細かい設定の仕方を聞いてもいいでござるか?」
「そうだ、アタシも気になっていたぞ!」
「あぁ、了解した」
俺はある程度しか説明していなかったので説明するのと同時に俺も新しいスキルを選ぶ。




