説明回はまだ続く
みなさん、台風大丈夫ですか?私は、嵐の前の静けさという感じのが続いてる感じです。
家
「「ただいま」」
家の扉を開けるとそこには昼食の準備をしている。シューカの姿があった。地球では、釣りにそれなりの時間を費やすがこの世界なのか、あの川だけなのか知らないが10分に一度ぐらいのペースで魚が釣れる。
余談だが、あの川はなぜか魚以外の物がほとんど釣れない。まあ、魚以外の物でよく釣れるのは鳥かな。あの川で、かなりの数釣りをしているが今だに、なんで鳥が釣れるのかわからない。
「おかえり」
「あの〜おばあちゃん?ごめんなさい」
突発的に、謝る。もちろんシューカはなんで謝られているのかわからないので驚く。逆に、理由もわからず急に謝られて驚かない人はいるのか?
ちなみに、これが、帰り道おじいちゃんと二人で考えた。魔法石を大量に作っても怒られない方法。先に、謝ってしまうだ。今まで、色々な方法で怒られるのを回避しようとしたけど殆どが不発に終わった。
この際、初心に戻ってただ謝ると言う行動にして見た。
「いきなり何!?」
「あのね。また、魔法石を作っちゃった」
下を向き、弱々しい声で言う。
「また、作ったの!?もう、倉庫に入らないよ?」
今回は、意外と怒られなさそうだ。前回は、カービンもこの件に加担したとしてすごい怒られたからな。それでも、また考えてくれたと言う事はやはりいい人なのだろう。
「なら、土に埋めるよ」
倉庫に、入らないなら土に埋めてしまえばなんという単純思考。見えなくなれば実際の所問題ない感じがあるからね。
「ルース、あなた、前に、魔法石を土の中に埋めて家の前に魔法石がでてくる花壇作ったの忘れたの?」
そう、以前にもこういう事態に陥ってしまい、土に埋めて処理したところ魔法石が出てくる花壇ができてしまった。こんな、インパクトのある事をなぜ忘れてしまうのだろう?
ちなみに、調べて見た結果。原理としては、埋めた魔法石が、新たな石を作り出し、それに魔法石の中にある魔力を通して魔法石を次々と生み出していると思う。
それに、なぜか、埋めた魔法石と同じ魔力を持った魔法石が出てきて一向に、魔法石の生産が止まる様子がない。何個も一緒に埋めたのが原因かな?
「あ〜そんな事も、あったね。なら、次は、火で処理できるか挑戦してみるよ!」
土で、自然に無くならないなら火で燃やしてしまえばいい。人類の文明の象徴の火ならどうにかしてくれるかも?
「もう。好きにしなさい」
呆れた声のような諦めたような声で言うシューカ。
「は〜い」
この後、この火での処理により尽きない火が出来たのは別のお話。あと、この火が空中に浮いているから夜見れば火の玉に見えるだろう。
数時間後
昼食を、食べ終わりカービンとシューカが各々の作業を始める中ルースは暇をしていた。解体は、早々に終わらせ釣りも既に行った。正直、この世界に道楽が少ないのでこういう時は困る。
「暇だな〜やる事ないしな〜何しよう?」
暇すぎて、口からこぼれる。仕方がないよね。暇すぎてヤバイんだもん。
「ルース、なら、外にでも行ってきたら?」
シューカが、提案をする。
「何かいい事あるかもよ?」
この世界に来て、シューカとカービン以外の人にあった事が無いのに遊びに行って来たらと言うには酷だろう。正直な話遊び相手はいるんだけど。
「確かに、外に行って散策でもしてこようかな」
寝転んでいたソファから、立ち上がり玄関に向かうと、おばあちゃんから、鬼の時刻までに帰ってきてねと、言われた。
「わかったよ」
玄関を、開け外に出て行くルースを見送るシューカから、これで、準備できる、と言ったのをルースは知らなかった。
森の中川の近く
ここは、さっき釣りをしていたヤマタノガワの近く、皆さん不思議に思いましたよね?鬼の時刻てなんぞ?って、任せてください説明をしよう。
さっき、シューカが言っていた鬼の時刻と言うのは、この世界で言う5時頃をさす。このまま、時間の説明をしたいが先にこの世界での暦の説明をさせてくれ。
この世界の暦は、年間350日で、月が10個一月35日で週5日だ。日、月、火、木、水の順番で回っている。なぜ、このタイミングで暦を説明したかと言うと、先に説明したかったからだ。他の理由はない。
続いてはというか。これが、本題なのだがまあ、時間についてだ。時間は1日24時間、半日が12時間これは、地球と、同じだね。しかし読み方がかなり違う。空、陽、地、海、深、尺、義、甲、幻、夢、反、日、これが、こっちの世界での午前、蛇、狼、狐、犬、鬼、兎、猿、鼠、龍、雀、蝮、月、がこの世界での、午後の時刻、こんな、自信げに教えてるけど全て全ておばあちゃん達から、教わったことなんだけどね。
視界が開ける。
「やっぱりここは、いい空気だ!」
目的地は、ひらけた空間、木々に囲まれ、川が流れる上に池もある。ここは、この森どこよりも空気が澄んでる。魔物やいろいろな生物がいるが、ここでは一切の喧嘩や狩りを行わない。みんなが、水を飲み、休み、疲れなどを癒す場所。
「やっぱり、ここで寝るのが一番気持ちいや」
草原の中央で、寝転び昼寝を始める。ここは、とても気持ちのいい場所だ。芝生がとても気持ちよく天然のベットの様だ。そして、そのまま眠ってしまった。
2時間ぐらい過ぎた頃、昼寝をしていたら横からほっぺを舐められる。
「なんだ?誰が来たかな?」
目を開け、ほっぺの舐められた方を見てみると、そこには3mほどの狼がいた。
なんか、雲がおかしい模様してる。失敗した、ティーアートって感じ。