廃地下水路
最初の方少し内容が薄いです。もっとしっかりかけたらよかったんだけど・・・・
火事のことは、一旦頭から離しリーナとの会話に意識を向ける。今回のお出掛けはリーナの機嫌取りの為に来ているんだ。ここで、余計に機嫌を悪くされては困る。
「ねぇ。ルース?」
「何?」
「あそこに、入らない?」
指の指す先には、若い女の人が好きそうな服屋だった。中には、女性のお客さんが多くいて、あまりにも男子のルースには入りにくい。しかし、ここで待ってると言えば機嫌をさらに悪くされるかもしれない。ここは、覚悟を決めるしかないだろう。
「いいよ」
若干、顔が引きつっているかも知れないが今、精一杯の笑顔なんだ。どうか、見逃してくれ。女性の服屋になんか入る事は妹がいたので前世でも別に無かった訳ではないが流石に、女性だけがいる服屋に男子が入ると妙な目で見られるからやなんだよな。
店の扉を開けると、ベルの音が店内に響き渡る。リーナに手を掴まれ店内へ引きずり込まれる。ふと思うと、意外とリーナと買い物というより買い物自体初めてな気がする。
リーナが、服を見ている間ずっと、後ろにいるのも暇なので少し店内を物色する。服の値札が目に入り見てみると高額すぎて目も当てられない様な値段をしている。女子って服によくここまでのお金をかけるなと思う。
「ルース、ちょっと来て」
リーナに呼ばれ声の聞こえた方へ足を運ぶ。
「ルース、どう思う?」
行き着いた先は更衣室の前でさっきまで着ていた服とは別の服を来ているリーナが目に入った。今、リーナが来ているのは白色のワンピースに麦わら帽となんとも夏らしいコーデだ。
「かわいいと思うよ・・・・うん」
正直、一瞬天使の様に見えた。何かと、リーナと一緒にいることが多いから何も感じないけどリーナをナンパしたり告白してくる人の気持ちが少しわかった気がする。確かに、天使に見えれば付き合いたくもなるよね
「ありがとう」
少し恥ずかしながら返事を返すリーナ。
「えっと、じゃあこの服買います」
この言葉に、驚愕するルース。この服屋の服は上品しつだが値段が高い。正直、到底ルースの様な子どもが買える様な服ではない。リーナも同じはずだ。
「リーナ、僕そんなにお金持ってないよ?」
コソコソっとリーナの耳元で囁く。
「大丈夫、こう見えても僕意外とお金持ってるから先に外で待っててよ」
そう言われ、外で待っていると会計を終え外に出てくるリーナ。みんなの視線を釘付けにする。買った服をそのまま出てくる。ちなみに、買う前に着てた服は全部アイテムボックスの中だ。歩き始め少し経ってから、少し無粋かも知れないがさっきの疑問について聞いてみる。
「リーナ、なんでそんなにお金持ってたの?あそこの、服安くないでしょう?」
「ああ、お金について?おじいちゃんだよ。おじいちゃんが毎日夢の何に置いてくの」
「えっ・・・・」
おじいちゃんよ。幾ら何でも過保護すぎやしないか?
「そのせいで、地上のお金がたんまり夢の世界で放置されてるの。一応、お母さんたちが着た時に持ってて貰ってるだけで毎日置いてくから回収が間に合わないだよね。クエスト代で、それなりにおこずかいあるんだけでね」
「それは、大変だね」
「うん。まあ、今回そんなお金で買っちゃった訳なんだけどね」
この後は、ご飯を食べてぶらりとふらついて街を見回り終わった。何か、面白いことは無かっただって?ないよそんなもん。ただただ、楽しい時間を過ごして終わっただけ。まあ、いつの間にか機嫌がどうのこうのじゃなくてただただ楽しんでただけだった。
家に帰ったのは日が沈む少し前だった。家にはすでにカービンたちが帰宅しており夕ご飯のいい匂いが香ってきた。リビングに行くとカービンが剣の手入れをしていた。
「ただいま」
「ただいま帰りました」
「おかえり。二人でどこ行って着たの?」
「ちょっと、お出掛けして来ただけ。父さんたちは?」
「懐かしい顔に、会いに行って来た感じかな?」
懐かし顔つまり昔馴染みは、カービン達は何百年と生きて来た中いまだに生きている知り合いがいたと言う感じかな?そんな長寿な人もいるんだな。
「あと、ここに住む人が少ししたら一人増えるからよろしく。別に、気にしないでいいから」
「え?それって昔馴染み?」
「まあ、そうだな」
「わかった」
案外、あっさり受け入れるルース。こんなことで、驚くほどやわな人生送って来てないからね。リーナは意外と、そわそわしているけどまあ、リーナならどうにかするでしょ。完全に他人事である。
廃地下水路
地下をくり抜き作った地下水路。昔、この国がまだ発展途上だった頃に使っていた水路だ。今では、使われておらず廃水路と化していて光も届かず暗闇の中に明かりが見える。そこに、いるのはいつの日かルースに負けたブラッディベアーの冒険者達だ。
そして、冒険者の他にも黒い服装に身を包んだ人たちが佇んでいる。顔にはみんな仮面をしており一人と顔を確認することはできない。ブラッディベアーの冒険者達も、目は充血し体から顔にかけて伸びる黒く浮き出る血管は一本一本が生きているかの様に脈動する。冒険者達は、皆して肌を焼かれ酷く火傷のあとが出来ている。
「コロスコロスコロス。首を掻き切り全身を焼いて片目をくり抜き死の境目で愛する者、奴に関わりのあるもの全て奴の目の前でコロス。世界が無くなってもたとえ、この身が灰燼に化したとしても」
そういうのは、ブラッディベアーのリーダーだった男。顔は酷く嫉妬に恨み、妬み、怒り、憎悪、殺意、嫌悪、興奮などルースへの感情が一斉に顔に出た様な顔している。他のメンバーもそうだ。一体、何がここまでルースへの負の感情を抱かせるのか。
恥をかかされたからと言ってここまで感情を生み出スカといえば怪しい。まるで、何かに操られているかの様だ。自身の意識や感情があってもそれでもどこか操られている様に見える。
「あと少しだ。あと少しで奴へ復讐できる。それまで、待つんだ。力を蓄えて待つんだ」
黒い服の人間が冒険者達をなだめる。猛獣をなだめる様になだめる。これから、怪物になってしまうかの様に優しく接しる。
ブラッディベアーのリーダーは右手に握る赤く耀う炎を放つ剣を見ながら自らの指を噛み潰しカウントダウンをする。
「一、二、三、四、五、お前の死は徐々に徐々に近づいている。俺がお前の愛した者達の心臓と片目を食べれるのを楽しみにしてるさ。もちろん、お前のも喰うがな。もう一方の目はネックレスにでもしようかな?まあ、お前の鮮血でシャワーを浴びるのを楽しみにしてるよ」
噛み砕いた指は、すぐさま再生する。すでに再生力が人間を超えている。それに、行動も発言も、すでに異常をきたしているが、この空間にはそんな行動も発言も止めるものは一人としていない。まるで、偽物を神でも見つけそれに身も心も売った様だった。
最初は、上の方のお出掛けを本編にしようと思ってたらいつの間にか内容は薄くなりしたの方が本編の様な暑さになってしまった。




