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転生後最強へ  作者: MI.ry
2章 王都編 2部 友達〜
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魔道具が使えないはずのリーナ

今回、過去最長の文字数。最近また忙しくなってきた。

両者、動かず場面は硬直する。攻撃を避けられ反撃を食らい慎重になるルース。リーナも、既にルースが警戒している事は目に見えるので下手に動けない。最初に動いたのはルースだった。慎重になっていたことからすぐに動かないと踏んでいたリーナは不意を突かれ動揺をする。


ルースは、完全に距離を詰めず5m程距離をとり攻撃をする。手から雷を出し辺り一帯に放電する。リーナは雷の轟音と光で聴覚と視覚を奪われる。戦闘中において視界や聴覚を無効化されるのはかなりの痛手だ。


「雷とかあり!?ここ屋内だよ!?」


確かに、屋内で雷を落とすのは少し違和感がある。どちらかと言えば雷より稲妻だろう。視界が奪われている間に後ろに回りこむルース。閃光渦巻く中誰にも認識されず聴覚も視覚奪われず動く。リーナの視界や聴覚が戻った頃には既に後ろについている。


「あの閃光と音の中でよくここまで移動してきたね」


「光は、目隠しをして音は自分の周りの空気を遮断したからね」


空気を遮断とか言っているがこれはかなりすごいことだ。確かに空気が無ければ音は届かないが空気をなくすという事はその場を真空にするということだ。それを、移動しながらしているのだからルースのすごさが伺える。


「これから、どうするリーナ?」


「これから?う〜ん、じゃあ、夢の世界へご招待しようかな?」


「夢の世界ね・・・・」


一瞬、嫌な予感がしリーナから距離を取ってしまう。瞬きをし再度リーナを視認する。動いた様子は無いがさっきからリーナには驚かさられてばっかりなので逆に動いていない事が何かの作戦なんじゃ無いか勘ぐってしまう。


手から火出そうとするとなぜ魔法が発動しない。無詠唱はイメージで魔法を酷使するので失敗はないはずなのに。仕方が無く詠唱を行い魔法を出す。


「我が身に宿し火の精よ。幽玄の力を求めるものよ。我が身を焼き焦がれる炎を持ち我に力を貸したまえ」


試験の時にルースの前の受験者が言った詠唱とはまた別のもを唱える。この通り魔法の詠唱には複数ある。そして、魔法を操ると同時に距離を詰め再度攻撃をする。右手でのパンチと見せかけて腰を落とし下から上に強烈なアッパーを繰り出す。


リーナは、それを見て上に逃れるがルースの周りに待機していた火の玉が空中へ逃れたリーナに襲いかかる。空中ではまともに動けなのでもろに食らうリーナ。すかさず、攻撃をくらい降りてきた所にモモを強く蹴る。


「暑いし痛いし最悪だよ」


「えっ!?なんで、立てるの!?」


ルースが蹴ったのはモモだ。人間の急所の一つで強く蹴れば少しの間立てなくなる。ルースの他の結界にもともとある結界がありその攻撃はダメージと痛みを失くすものだが、あくまで、この模擬戦は実戦に近い状態で行う。


身体的ダメージは、無くても違和感や本来起こるはずの症状は起こす。そういう、結界なのだ。ルースは、確かにリーナが歩けなくなるほどの力で蹴った。なのに、何事もないように立つリーナ。


「秘密、この戦いが終わった頃にはわかるよ」


「なら、ご所望の通り終わらせるよ」


今回は、リーナにも認識出来ない速度で動き正面から綺麗な三段突きをお見舞いする。頭、喉、みぞおちに確かに入る。この時点で勝負はついているようなものだが、間髪入れず次の攻撃を繰り出す。


魔法で攻撃をするのだがなぜか無詠唱が使えないのでしっかり詠唱を行う。


「闇は黒より黒い暗黒へ、奪われの光を持ち出しものに裁きの時を闇は光へ、光は闇へ還元される。死の時を待ちながら二度の死を向かい得る。因果に逆らう者に新たな死を、光奪イノ栄光」


闇魔法の最上位に値する、闇ニ栄光ヲ、という魔法と光奪イヘノ審判という光魔法の合成技だ。闇ニ栄光ヲは、相手の光を奪い周りを見えなくし完全に相手の視界を暗闇にし徐々に衰弱させ死に至らしめる魔法。


逆に光奪イヘノ審判は、完全に拘束をし意識を殺す魔法だ。意識を殺すというよりも、意識を殺し死を体験させまた意識を蘇生し今度は完全な死つまり永久の消滅を与えるという非常に残酷な魔法だ。


この魔法は、両方とも禁忌魔法とされ今となっては使い手はほぼいないと言えるだろう。まず、使えるほどの技量を待たずに禁忌魔法と言われる魔法を使うと術式や魔力が不十分で術者本人に帰ってきてしまう。


一応、禁忌魔法に失敗してしまった時用に救済処置のような魔法はあるがこの魔法も不安定で成功する確率は1/2とも1/1000とも言われている。


話を戻すが、この光奪イノ栄光という魔法は禁忌と言われる魔法を二つ合わせた複合魔法になっている。属性名は、光闇魔法という部類になる。


光奪イノ栄光は、禁忌の二つを合わせているだけでかなり残虐な魔法になっている。この魔法は、三回死ぬことになる魔法だ。まず、完全な拘束と暗闇に包まれ体の死を感じ体が死んだあと意識が徐々に死んでいき意識も死んだ後蘇生され意識の消滅を感じながら徐々にまた死にこれを最後に、世界というよりこの時空から完全に消え去ることになる。


しかし、リーナには死なれては困るので今回の魔法は拘束と視界を奪うだけに設定してある。先に言っとくけど良い子は真似しちゃダメだよ。ルースは、イメージによる無詠唱なので問題はないがまあ、今回は詠唱したけど・・・・詠唱の時の場合術式か詠唱を間違い発動してしまった場合自分にその魔法が帰ってくることになるからね。


「さすがに、これで終わりでしょ」


どう考えても、フラグである。


「さすがに、これは辛いなぁ〜」


開いた口が塞がらないルース。三段突きに加え光奪イノ栄光を使った。本当なら、三段突きで呼吸困難になり終わっていたはず、なのに何も無かったかのように動くリーナ。


呼吸困難状態でもリーナが動けたとしても光奪イノ栄光で動きは完全に拘束する。視界も奪いルースの方向がどっちかもわからないはずなのに今、確実に、リーナはルースの方を向いている。一体、何がどうなんているんだ?


何かが、おかしい。リーナが、動けることもそうだが、何よりすごいのは無詠唱が出来ない事だ。無詠唱はイメージが今までできていたものが出来なることは万に一も無い。


なんで、無詠唱ができないんだ?無詠唱、イメージ、リーナの異常性・・・・あ!なるほどね!そういうことか!


「リーナこれを使ってよ」


光奪イノ栄光を解除しあるものを渡す。


「何これ?」


「魔道具だよ。自家製の」


ルースが、余った魔法石を無駄に使って処理をしようとした時の魔道具である。箱の正面にある魔法石に魔力を通すと他の魔法石を通して箱が開く仕組みだ。


「別にいいけど」


魔法石に魔力を通し難なく箱を開けるリーナ。


「ほい、開けたよ」


ルースの中の予想が結論へ変わる。


「やっぱり!リーナ君は、よくこんな事したね」


「何を言っているか。わからないんだけど」


「もうとぼけなくていいよ。気付くまでに時間が掛かったけど気づけば簡単な話だ。この世界は、夢なんだろ?」


「何を言っているのかわからないんだけ?」


「別に、わからないままでもいいけど一応、説明してあげるよ。まず、おかしいと思ったのは無詠唱ができなかった事。無詠唱には、ほとんどと言っていいほど失敗はないなのに失敗をした。なんでだと思う?」


「単純にイメージしきれなかったから?」


「遠からず近からずだ。この世界が夢ならそれは元々イメージの塊みたいなものだ。イメージの中でイメージしたところで意味がないだろ?夢の中で夢を見た事ないように」


「なるほどね。なら、なんで魔法が発動できたの?」


「それは、簡単だ。この世界はリーナが作り出した夢の世界と僕の幻の世界が混合しできているんだ。魔法を酷使できたのは僕の幻の世界があったから。リーナがダメージを受けなかったのはリーナが作った夢の世界だから」


「なら、なんでこの世界を夢の世界だと確信したの?」


「それは、もっと簡単だ。ただ単純にリーナは魔法具を扱えないんだよ。それなのに、君は簡単に開けた。僕のあげたブレスレットがあるけど今回は、魔力を分散させている様子もなかったし。リーナの願望が少し混ざったのかな?」


「逆に、この世界には、いつ入ったと思う?」


「現実のリーナから距離を取って瞬きした時じゃない?あれは、瞬きじゃなくて眠りについて目を瞑ったのかもしれないけど。夢の中で目を開けたから瞬きに思えたって感じかな?」


「ふふふ、正解だよ。正解は正解だけど、これからどうするの?この世界から出る方法はあるの?」


全て、当てられたのが嬉しそうな悔しいような顔をしいうリーナ。


「夢の中なら出る方法は僕が知っている中だと一つしか知らない。自ら、意識を立つことだ。寝るのがいいんだろうけど時間もなさそうだし自分から気絶するよ」


自ら、右手で左の頚動脈を裂く。血が大量に吹き出し気が遠くなる。夢の中のリーナが最後に応援をしてくれる。


「それじゃあ、頑張ってね」


「敵を応援していいのかよ?」


ふふふ、と笑い誤魔化す夢リーナ。ここで意識が完全に途絶え現実世界に戻ってくる。


誤字脱字あったら教えてくれるとありがたいです。あと眠い、

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