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転生後最強へ  作者: MI.ry
2章 王都編 1部 王都〜入学式まで
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時間魔法

今回、最後書くの何時もに増して下手だな。

皆が、壊れた壁の向こうを見ながら静寂が流れる中。最初に、喋ったのは属性試験の試験官だった。


「ちょっ!?えっ?!えぇぇぇぇ!!!!何これ!?」


興奮と動揺が抑えられていない様子だ。初めて、炭酸を飲んだ様な反応だ。


ルースの、肩を掴み激しく振るう。なぜ、ここまで興奮しているのだろう?と言うか、少し落ち着いてくれ首が取れる。マジで、痛いから。


「おおお落ち着いて下さい」


ここで、救世主とも言えるリーナと戦った試験官が、現れた。


「離してやれファル。そのままやり続けると倒れるぞ」


「おっと、そうだった」


事実、揺らすのをやめた時には目が回りまともに立てなくなった。


「とりあえず、これで模擬戦は終了って事でもう帰っていいよ」


帰っていいよっと言われても、そう簡単に帰れない。何ねせ、学校の壁と結界を壊したのだ。さようならっと言って帰るのは、流石に気が引ける。


「えっと、壁とかの件については・・・・」


一応、聞いてみる。これで、今後の動きを考えよう。


「それは、大丈夫。隣にいる試験官の給料から引いとくから」


さらっと言っているが、隣の試験官からすればかなりの問題だろう。案の定、隣の試験官が文句を言っている。


やっぱり、自分がやった事なんだから自分で処理しないといけないよね!


今後の、方針が決まり今だに文句を言っている試験官をよそに言ってみる。


「あの〜もし良かったら、僕が残しますけど・・・・そうですか?」


キョトンとしている二人。


「直せるの?」


「はい」


直すことぐらいは、非常に簡単なんだが何か特別な手法で壁を作っているのなら、自分の出る幕では無い。しっかりとした業者に頼み直してもらうべきだと思っていた。


「直せるのか!?是非とも、治してくれ!」


食い付いてきたのは、やはり、給料が減る可能性がある試験官だった。目を輝かせ、手を包むように握られる。言葉に起こすとかなり気持ち悪い絵面だが、実際は手を力強く握られすごく痛い。


「本当に、治していいんですか?」


「いいよ、直せるならやっちゃってくれ」


どうやら、属性試験の試験官は諦めたらしく手を振り早くやってやってくれと言う仕草をしている。


「それじゃあ、やっちゃいますね」


そう言って、壊れた壁に手を当てる。日が沈んできているので、夕日が自然と目に入る。この世界でも、月に準ずる星は一つなので既に後ろには、月の頭が見えているのだろう。


壁は、砕けたと言うより文字通り斬られているよう斜めに壊れている。これだけを見ればどう考えても剣で切ったようには見えないだろう。


「時間逆行」


この世界には、時間魔法という種類の魔法は存在しない。スキル『魔法創造』による完全なオリジナルであり唯一無二の魔法だ。この世界にも、ほかの世界でもこの魔法が使えるのはルース一人だけだろう。


時間魔法は、名の通り時間に関する魔法だ。時間を、止める事や加速、減速などが出来る。他にも、時間の固定や一瞬ずつに分けることが出来る。


今回使った「時間逆行」は、名の通り時間を遡る事ができる。物だけを過去に戻す事も出来るしその気になれば、世界ごと逆行させる事も可能だ。


「これは、すごいな」


「ああ」


感心している試験官達。時間が逆行するという事は落ちた時に、砕け散ったかけら達が治っていく姿は壮大だろう。少し、また少しと夕日が見えなくなっていく。沈んでいるので無く壁が直っていってだ。


そして、あと少しで治るという所でルースが口を開いた。


「ちょっと、しゃがんで置いてもらえます?」


何の、突飛押しも無い言葉。しかし、この言葉に従ってしゃがんだ事を試験官二人は心の底から安堵する。


壁が、治ったっと認識した時にそれは起きた。時間逆行、ある一定の時間まで指定された物及びその状態に至るに関わった物の時間を逆行させる。


今回は、壊れた壁を直すためにこの魔法を使った。問題は、ここだ。壊れた壁を直すために使ったつまりこの状態に至るに関わった物。月夜抜兎を振るったことによって起きた風圧。結界を裂き壁を壊したあの風圧も逆行してくるという事だ。


「よっと」


試験官達の頭上を通り振るったところへ戻ろうとする風圧を、右手で握り潰す。それは、呆気なかった。まるで、そよ風をつかもうとする様に簡単にかき消された。結界を裂き壁を切った風圧とは、思えない程簡単に。


試験官二人は、青ざめている。さっきまで、興奮していた試験官と思えない程二人は元気が無くなっている。これほど、短時間で人は変わるものなんだな。


「えっと、もう大丈夫ですよ」


大丈夫な事を、伝える。


「そ、そうか」


二人とも、平然を装っているが足が震え動きが硬い。


「これ、触っても大丈夫か?」


震えている足で、直った壁に近づき触っても問題ないか聞く。ここまで来ると、なぜか申し訳なさも出て来る。


ペタペタと壁に触る試験官。別に、変わった事なんて無い。時間を戻しただけだから基礎は何も変わってない。唯一いうなら、少し綺麗になったぐらいだ。


ギャラリーにいた受験生達は、いつの間にかいなくなっている。残っているのはリーナだけだ。手すりに、手を置き前のめりでこちらを見ている。


「確かに、壁だな」


壁でなきゃあ困る。もし、壁じゃ無く爆弾なんて言われたならこっちが驚いてしまう。


「えっと、もう本当にやる事ないから帰っていいよ。日も沈んでしまってるし。もし、よかったら家まで送っていくよ?」


確かに、もう外からさっきまで聞こえていたいろいろな音はなくなっている。


「なら、校門まで一緒に来てもらいます?しまっていたら困りますし・・・・」


家までは、いいが校門が閉まっていたら困るし。


「ああ、わかったよ。それじゃあ、早速行こう」


「わかりました」


さっきまで、出しっ放しだった月夜抜兎分解し消す。二階にいるリーナを呼び校門まで送ってもらった。二人の、試験官が見送ってくれた。


そして、ルースとリーナがいなくなった後の試験官二人は・・・・


「おい、お前はどう思う?」


何気なく聞くフィル。


「どう思うって?」


どこか、可笑しそうにいうウィル。


「とぼけんじゃね。あの二人だよ。お前は、女の方と戦って無いから知らんと思うけど女の方も十分バケモンだ」


どうやら、リーナに負けた事を根に持っているらしい。


「そうだろうね。正直、二人の片方が敵に回ったらこの世界は終わるだろうね」


笑い話のように言うウィル。二人は見えなくなったのにまだ二人が消えていった方向を見ていう。


「少なからず、リーナ君が敵に回ってルース君が仲間なら全然勝機はあるだろうが、ルース君が敵に回ったなら・・・・考えただけで、恐ろしいよ」


二人を、敵に回した時の想像が容易にできてしまうのもなかなか怖い。


「お前、属性試験の方にいただろう?」


「まあ、魔法使いだし」


「あの二人の、魔法どうだった?」


なんともまあ、ウィルが好きそうな話だ。


「リーナ君は、聞いた話だがルース君のはこの目ではっきり見たよ」


その時を、思い出し興奮している様子のウィル。


「二人とも、人間離れしている。それが、答えかな」


空を、見上げ星を見ながら言うウィル。


「魔法も、一流ねぇ」


非の打ち所がないねぇなと続けるフィル。


「少なからず、今回の主席はルース君だろうな」


「お前も、そう思うか?俺も、そう思う」


今日は、快晴だ。よく星が見える中結果を予想する二人。


「会議の時に言ってみるよ」


「何をだ?」


次は、フィルがすっとぼける。


「あの二人の、力についてだよ」


こうして、学校の試験が終わりを迎えた。

もしかしたら、また、王都編から違う名前にするかも知れません。このままいくと、王都編だけで100超えそうなので。

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