受付
今回、何時もに比べてかなり文字数が多いです。そのせいで、文章が変になっていない事を願うばかり。あと、眠い。
門の前
今、僕達は都市の受付の行列に並んでいます。都市は街を守るように城壁が出来ており東西南北の方向に門がある。門はなかなかの大きさで一つの出入口に三つ門が用意されている。一つは今、並んでいる一番右側の一般市民用の門で、もう一つが一番左の貴族用門、最後の門が中央にあり一番大きい門だ。一体いつこの門は使うんだ?
ちょうど、門から出て来た人がいたので聞いて見ることにしてみた。
「おじさん、ちょっといい?」
「なんだ?坊主?」
視線をおじさんから門の方へ目線を移す。
「あの一番大きい門って何に使うの?」
「ああ、あの門か?あの門、まあ、ここの門を一式で北前門って言うんだがなぁ右側の門が、尺の門で左側が海の門だそして中央の門が深の門だ。この都市を取り囲むようにできてる門は、全て午前の時刻の名前なんだ。坊主が、聞きたい事の答えだが」
少し間を置く。思わず息を飲む。
「英雄の帰還とかそんな感じので開くらしい。正直、開く事なんて早々滅多にないなぁ。それより、坊主面白い話をしてやろう」
「面白い話?」
「そう、面白い話」
意外と気になる。門の方に向いていた意識をおじさんの方へ戻し丸坊主で眩しい頭が目に入る。
「さっき、この北前門は全て午前中の門の名前で出来てるって言ったよな」
「うん、確かに言ってたよ」
「でも、おかしく無いか?」
「何が?」
聞いていた限りおかしな部分はなかったように感じた。門の名前が全て午前の時刻で特質して不可解なところはなかった。唯一いうなら、少し、北前門って名前が気になるぐらいかな?なんで、北の門で北門ではなくて北の前の門なのだろう?
「午前の名前は良いんだが、どこにも、午後の時刻を模した門がないんだよ」
別に、不思議ではないな。昔の人が適当に付けたって感じだろ。
「なんで?おかしいのか全くわからないんだけど?」
おじさんの方に向いていた意識を再び門の方に回す。時刻は鬼、この門前に着いたのは犬前だったが並んでいる間に火が暮れるほど時間が過ぎてしまった。日は、東に落ちる為大きな影が西側に出来ている。
「適当に付けったって言われればそれまでだけど、わざわざ、午前の時刻の名前にする必要はあったか?無いだろ?午後の時刻でも良い訳だしそれに、方角の名前でも良い訳だ北に北西それに北東とかでもそれでも、そうしなかったのには何かあるんじゃ無いかって男ならロマンを感じるよね」
確かに、少し不可解だな。名前を方角にした方がわかりやすいだろうし北前門って名前も気になるな。
意識を門からおじさんに移し。頭を下げ感謝の言葉を伝える。
「おじさんありがとう。確かに、不思議なお話だね!」
「そうだろ。また会ったら他の話もしてあげよう」
「うん!よろしくね!」
そう言うとおじさんは自分達が来た方向に向かって行った。
「確かに、面白い話だったな。暇な時にでも何かあるか探ってみようかな?」
おじさんがいなくなった後一人で考えているとカービンに列の方に戻るように言われた。
「ルース、そろっと受付だから戻って来なさい」
「わかった。今、行く」
行列から少し離れたところにいたルースは行列の方に走って行く後ろにある夕日が自分の大きな影を作り出している。
受付前
受付は門の中に埋め込んであるような形である。木製の部屋にいろいろな道具が置いてあるって感じだ。木のいい香りがする。受付は全部で5つ人は1つの受付に一人と後ろで作業うしている人が数人て感じ。あと、所々兵士がいるって感じかな。受付の時間は10分程度で終っている様子だ。
う〜ん、人が多いな。人が多い所って苦手なんだよね・・・・ずっと森で暮らしていたからなぁ。
少し、まあ数分待っていると受付の女の人に呼ばれた。受付嬢の前に3人で立つ。
「この度は、王都シューベルへようこそ。この度は、一体どのようなご用件で?」
「引越しだ」
カービンが言う。心の中で、ミルカの苗字が同じ事から王族だったことを改めて実感する。それにしても、ここって王都だったのか。普通に衝撃なんだけど。
「引越しですか?荷物が無いようですが・・・・」
「少し後から来る事になっているんだ」
「そうなんですね。分かりました」
よくも平然に嘘をつけるもんだな。逆に感心するよう。顔色ひとつ変えずに嘘をつけるんだもん。
受付嬢を何やら書類のようなものを書いているようだ。ペンの走っている音だけが聞こえる。ルースの身長は140ぐらいしか無いので窓口まで背が届かないのだ。今、受付嬢にはルースのアホ毛だけが見えているだろう。
「ここに、家族全員の名前などを書いてくれますか?」
「分かりました。ちなみに、名前は、名字も書いた方がいいですか?」
「まあ、出来れば書いてもらった方がいいですね。引越しなら後々書いてもらう事になりますし・・・・何か、不都合でもありますか?」
「いいや、別に、困る事はないいんですけど・・・・」
なんか、歯切れが悪いな。何かあるのかな?
貰った紙に名前とその他の情報書いていく。正直自分は何もやる事が無いから暇だ。
「ルース、少しいい?」
「何、おばあちゃん?」
シューカが顔をルースの耳に近づけ耳打ちをする。
「私と、カーボンの事をこれからおばあちゃんやおじいちゃんじゃなくてお父さんお母さんって呼んでくれないかしら?」
「別にいいけどなんで?」
「自分で言うのなんだけど、外見の年齢がかなり若いでしょう?そのせいで、おばあちゃんとかおじいちゃんって呼ばれると不自然に思われると思うから」
なるほどね、確かに不自然に思われるかな。
シューカ達に、外見のかなり若いものになっている。蓬莱を飲んだ事によって最盛期の頃の体に戻ってしまってるせいで外見年齢が17歳前後になってしまっている。これをおじいちゃんやおばあちゃんと言うには少し無理があるであろう。余談だが、この世界は15で成人で18ぐらいで結婚する人が殆どなので若い人だな程度で終わるが、子供の外見が10歳ぐらいだからな・・・・単純計算でおばあちゃんもといお母さんが7歳の時に僕を生んでいる事になてしまう。一体どこの、ロリコンが・・・・って事になりかねない。
「わかったよ。これからお母さんて呼ぶ事にするよ」
「じゃあ、よろしくね」
丁度、カーボンが書類を書き終わり受付嬢に渡している所だった。
「まあ!凄いですね!二人とも剣王と魔法姫と同じ名前なんですね!」
「あははは、たまたま何ですけどね」
剣王と魔法姫ねぇ。いい事聞いたな、後で聞いてみよ。それにしてもだから、名字書きたくなかったのか。この様子から察するに二人がその剣王と魔法姫かな?
「では、手続きが終わったので進んでもらって構いません。それでは、良い王都ライフを」
どうやら、そんな事を考えている合間に手続きが終わったようだ。受付嬢に手を振られ送り出される3人。
やっと、王都に入れる。中入るまでに何時間待ったことやら、もう疲れよ。
大きい門を抜け暗い場所から明るい所に出た為に目を細める。光に慣れ想像を超える賑わいに目を疑う事になったのは言うまでも無い。
少し、聞きたい事があるんですけど皆さんは1000文字ぐらいかそれ以上どちらが良いですかね?自分は、いつも1000文字ぐらいにしているんですけど「少し物足りないなぁ」っと感じている人もいるかも何で試験的に文字数を多くしたんですけどどうですかね?1000文字ぐらいが良ければ教えてください。とりあえず、2000とかで書いていく予定です。