自己紹介
投稿が遅くなってすいません。少しずつ投稿ペースも戻せると思うので頑張って書いて行きます。
刹那、景色は過ぎ去って行く。違う景色が見えたらと思ったら既に違う景色になっている。原っぱに丘それに池どんどん景色が変わって行く森にいた頃は木々ばっかだったから自分の速さをそこまで感じなかったけどこうやって景色が変わって行くのを見ると結構速度が速い事がわかるな。ちなみに、ルースが走り去った所には衝撃波ができてしまいそのせいで木々が折れたりしているそれをシューカが治しながらきてることはルースは知らなかった。
「よっと、到着」
ルースの体感時間何秒にも感じられたが実際は1秒と経ってない。
「君!なんでここにいるんだ!?ここは危ないから馬車に隠れてないさい!」
魔物から馬車を守っている兵士に言われる。馬車はなかなかな装飾。教科書でしか見た事がないが中世の貴族を思わせる馬車だった。
う〜ん、それから察するに良いとこの人が乗っているのかな?
魔物はオークかな?見た目がそんな感じ。
「加勢に来ました」
「何、バカなことを言っているんだ!?」
怒気を纏っている言葉だった。まあ、10歳の男の子に加勢に来たなんて言われれば普通冗談だと思うよなぁ。
「やっぱり、実行する方が早そうだ。論より証拠ってね」
「何を言っt」
すると、一斉に魔物の首が飛んだ。すごい勢いで血が噴き出す。
う〜ん、あっさり死んだな。
ルースの手にはさっきまでなかったはずの双剣が握られていた。双剣と言っても片方は短剣。一般的に双剣と言われる刃の長さだがもう一つの刃は両刃の剣だ。
「え?えっと〜、え?」
「とりあえず、落ち着いてください。これから、怪我をしている人の治療をするので運ぶの手伝ってください」
「え、わかりました」
少し経つと動ける兵士達が怪我人を運んできた。
「それじゃあ、これから治療と言うかヒールを掛けます」
「ヒールじゃあこの傷は治せない!早く、医者に見せるべきだ!」
ヒールは、擦り傷など軽傷の傷に使う物で決して切傷や骨折に使う物ではない。
「大丈夫です。少し見ててください」
そう言って傷口に手をかざし薄く光が体を包む。
「すごい!?傷が治ってく!?」
傷はすぐに無くなった。
「まあ、これで大丈夫な筈です。一応、都市に着いたらちゃんとした人に見てもらって下さい」
「あ!はい、わかりました」
「では、よろしくお願いしますね」
「ありがとうございました。魔物の退治に傷の手当てまで」
「いえいえ、感謝されるような事は一切してないんで、ただ、たまたま気づいて魔物を退治して傷を負ってる人がいたので手当しただけです。特に特別な事は何もしてないんで」
「もし良ければ、これから王都に向かうようなので一緒にどうでしょうか?」
「では、連れが追いつくまで少し御一緒させて頂きます」
「それは良かった!では、少しお待ち下さい」
「わかりました」
話をしていた兵士が馬車の中に入り少しすると中から二人の少女と従者?この場合メイドかな?まあ、女の人が出て来た。
「この度は、助けて頂きありがとうございます。この件に介してはしっかり報酬を用意させて頂きます」
少女の金髪の方が言うが正直報酬とか要らないなどちらかと言うと大事にしたくないな。
「いえいえ、報酬は受け取れません。出来れば、大事にしたくないので出来るだけ隠密にしていただけると嬉しいのですが・・・・」
「そうですか。では、できる限り大事にならなそうな報酬にさせて頂きます」
「そう言う事ではないのですが・・・・」
「では、逆に大事になりそうな報酬がいいと?」
「いいえ、とりあえず報酬もらう事は確定しているのですね。できる限り大事にならない報酬でお願いします」
「わかりました。おっと、申し遅れました。わたしは、この国の第一王女のミルカ・シューベル・フォン・サテライト・フォールです。よろしくお願いします」
「メイドの、エリルです」
「えっと、マフナ・シューン・ファルカ・スカイ・アンダーワールドです。一応公爵の娘です。よろしくお願いします」
「ルース・ベルです。よろしく願いします」
「ルースさんですか。とりあえず、馬車の中へどうぞ」
「わかりました」
それにしても、おじいちゃん達遅いな。何しているんだろう?
カービン達は、ルースの後始末がてら少しゆっくり来ているのであった。
読んで頂きありがとうございます。これからも頑張って書きます。