魔法石の山
今回少し内容を詰め込み過ぎたせいで文章が変かもしれません。ごめんなさい。
次の日
昨日、グルム達に別れの挨拶をして家に帰った後はすぐに寝てしまった。今日、おばあちゃんに、虚な感じで部屋に行ったけど大丈夫?と、聞かれたが大丈夫と言っといた。あの後、枕を濡らしたのだが・・・・まあ、そこらへんはどこかに投げるとして。今日は、引越し当日ここから、都市の方に行くのは狼の時刻狼の時刻になってかららしい。
「さてと、どうするかな」
頭を掻きながら言う。それもそのはず、今、自分の前にあるのは魔法石の山これをこれから引っ越す家に持っていかないといけないのである。ちなみに数はざっと数えても3千はあると思われる。どうするかを悩みながら家に戻るとシューカになんで悩んでいるのかを聞かれた。
「いやね。魔法石をどうやって運ぼうか考えてるんだよね」
「あ〜あの魔法石の山ね」
納得したらしい。
「あ!そうだ。アイテムボックスを使って見たら?」
「アイテムボックス?アイテムボックスってあの?」
「そう。あれならかなりの数入るでしょう」
アイテムボックス、空間魔法を使い今いる空間以外に新たな空間を作る魔法。用途によってはものすごく便利。
「でもあれって、作った人の魔力の量に比例して大きくなるんだよね?」
「そう!ルースって魔力が∞でしょ?ならいけるんじゃ無いかな?」
「確かに!試してみよ」
魔法石が山盛りの倉庫に行きアイテムボックスを発動する。結果は大成功全ての魔法石が入った。
「おばあちゃんいけたよ」
「よかったじゃん!なら、これもお願いできる?」
お願いされたのは、今日持って行くはずだった食器にタンスやその他諸々。なるほど、最初からこれが狙いでアイテムボックスを進めたのか!
「おばあちゃんには敵わないよ」
「ふふふ」
笑うシューカ。これがじゅくねn・・・・なぜか殺気を感じる。少なからず今日運ぶ筈だった物が全てルースのアイテムボックスに入った。そのあとは、何事も無く狼の時刻を迎えた。
「これから、引越しを始める。それじゃあ、行くぞ」
「OK」
そう言って走り出した。カービンとルースは時速300程で走れるが流石にシューカはそこまで早くは走れない。魔法を重ねがけしても150出ればいい方らしいのでカービンに運んでもらう。運び方はもちろんお姫様抱っこ。10分程走れば森を抜けた。
「おお!初めて森から出た!」
思わず声に出てしまった。森を抜け少し走ると気配察知に異変を感じた。
100km先に、人と魔物?感じ的に襲われてるのかな?馬車の中に3人と馬車を取り囲むように人が4かな?横たわってる人が3?魔物が16位かな?
「おじいちゃん、この先に人が魔物に襲われてるみたいなんだけど助けに行ってきていい?」
「人が!?それは大変じゃ無いか!?早く行って助けないと!?」
「じゃあ、先に行ってるから」
そう言うと、加速をする。走り去る音が置き去りになるスピードで。
「お、おい!」
「行っちゃたね・・・・まあ、ルースなら一人でも大丈夫だと思うよ」
「それもそうだな。このままの速度で行くか」
自分の息子に置いて行かれる父親の姿がそこにはあった。
次回から2章に入ります!