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Murder 365   作者: MM 知らん
1/15

1ー最大の過ちー

自分は表現力もカスで再現力もカスですが、お読みになってくれると幸いです。こんな僕ですがよろしくお願いいたします。



1.ー最大の過ちー


周りに誰もいない。2人だけの世界。


俺らは星を見に来た。だが、あいにく星は

見えそうにない。


「星、見えないね」


凛花が呟く。


俺は黙ったまま星を見ていた。


訳あって俺は女の友達と星を見に来ている。


いけないことだってわかってる。


でも、もうすぐで終わる。


「なぁ、ちょっと目 つぶってみ」


「え?なんで?」


そう言いながらも凛花は目をつぶった。俺は

凛花の後ろに回り込み首にだきついた。


「え?どうしたの?急に」


俺はポケットに手を入れてカッターナイフを

取り出した。


いや、なにも。そう言って凛花の首を

切り裂いた。




8月28日


目覚めの悪い朝だ。


無理もない俺は昨日人を 殺したのだから。

きっと、明日も目覚めの悪い朝になる。


俺、淵本 翔矢はあと 365人殺さなければ

ならない。

1日に一人 殺さなければならない。


そうしな いといけないのだ。


俺はあの時に戻るために...



今日から学校だ。


行っても意味ないのだが。


でも、どこかでこの憂鬱な気分を晴らした

かった。


そこが学校しかなかった。そんなこと思い

ながら、


「行って来ます」


誰もいない家に言い放った言葉は自分の胸に

突き刺さった。




「しょーちゃん!一緒にお昼食べよ〜」


そう言って俺の意見も聞かずに 俺の机に

弁当を広げ始めた。


「おい、まて俺に拒否権はないのか」


この満面の笑みで笑っているのは

俺の幼なじみ 柊 香奈だ。


変なやつだ。


そしてもう一人変なやつが.....


「おー!今日もラブラブしてるなーお前ら」


ほらきた。


この変なやつは笹倉 義一。


中学2年で知り合って3年経った今でも

仲良くしている。いい友達....だと思って

いる。


「なあ翔矢、お前修学旅行どこにした?」


ここ葉源(ようげん)の修学旅行は沖縄か

北海道の二択に選べる。


俺は寒いのが嫌いなんで沖縄にしたのだ。


「ん?沖縄にした。義一は?」


「俺はーヨーロッパ!」


「私はーアメリカ!」


ツッコミ入れるのがめんどくさい。


「ちょっと!しょーちゃん、ツッコミ入れ

なきゃ誰が入れるのさ!」


「翔矢はツッコミ役なんだぞ」


「引き受けた覚えがない」


「私達、将来は漫才師だもんねー」


勘弁してくれ。


心の中でツッコんだ。


でも俺はこの時間が大好きだ。ずっと続いて

欲しい。


そう思っている。




午後11時


夏の夜は少し涼しい。


俺は茂みに身を潜めている。


この田舎でここら辺はあまり人が通らない。


他の人に見つかる危険はあまりない。


だが、誰も通ってくれなきゃ困る。


制限時間は午後の12時までだ。殺せなけ

れば全てが終わる。



30分後、


人が通らなくて場所を写そうとしたその時、


中年のサラリーマンが夜の闇からやって

来た。


おそらく、向こうのバス停で降りて来たの

だろう。


ここにして正解だった。


近づいてくると体格とかがわかってきた。


かなり痩せている。


まだ殺し慣れてない俺にはうってつけの相手

だ。足音が近づいてくる。


周りは木々が風に吹かれる音しかしない。


相手が俺の前を通り過ぎるのを待った。

あと少し、あと少し、サラリーマンは俺の

前を...


通り過ぎた。


あと少し.....今だ。


俺は茂みから抜け出した。


気づかれないように。


「すみません、 ちょっといいですか?」


サラリーマンは振り向き


「何ですか?」


少し 驚いているようにも見えた。


「この近くにコンビニとかは」


サラリーマンは俺の方を指差した。


「向こうのバス停の近くにありますよ」


俺は周りを見渡した。コンビニを探すのでは

なく、近くに誰もいないことを確認するため

に。


「どうも、ありがとうございます」


一礼してサラリーマンが背を向けるのを

狙った。


俺は袖に忍ばせていたナイフで背中に突き

刺した。


「ぐぁぁぁ!」


サラリーマンはそのまま倒れて呻いていた。


早く殺らないと目撃されるのでナイフを引き

抜き振り下ろした。


何度も、何度も、何度も、何度も、何度も。



サラリーマンが完全に 絶命したことを

確認したと同時に


サラリーマンが煙を放ちどんどん消えてく。


2回目でもこの光景はなれなかった。


そして完全にサラリーマンは消え去って

しまった。


「明日も目覚めの悪い朝になる だろうな」


一人呟いてそこを後にした。




本当にここまでお読みくださってありがとうございました!こういう僕ですがよろしくお願いいたします( ´ ▽ ` )ノ

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