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女神の箱庭I =カサナルセカイ=  作者: 山吹十波
第7章 自治領とその役割
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代表会議I -07-08-

念願の日間ランキング入り( ´∀`)

皆様のお陰です。ありがとうございます


メンシスから帰った直後。ギルドに2階の会議室。


「いくつか、情報が集まったみたいだから集まってもらった。事の重大さから考えてカナデさんの話から行きたいんだけど…長引くかも知れないから、まずはキクロ。頼むよ」


キクロさんが立ち上がる。


「こちらの世界の住人についての情報です。まずLVですが、一般市民で高くて10、騎士でも精々25が上限のようですね。スキルについてはスロット数は平均3です」


「3!?少なすぎない!?」


オトハが声を上げる。


「むしろ我々が多すぎるのですよ。この世界ではスキルは神から与えられた能力として認識されています。それにこちらの人々は自分のスキルを確認する術を持ちません。基本的にゲームの中でCランク程度の物を3つ持っているそうです。ただし、一般的に英雄と呼ばれる分類の人や上位の種族では5つ程度のスキルを持っている人がいるようです

王族なんかも5つ持ちですね」


「たった5つ?」


「「たった」ではなく、こちらの世界の人々にとっては「5つも」ですがね。その人たちでは最高Aランク相当のスキルを持っている場合がごくまれにあります。学園の図書室に置いてあった英雄譚を見る限り、Sランクに相当するような英雄はいませんでした」


「それだと使える魔法もかなり絞られてくるのか…というかそもそもスキルポイントの配当が少ないからスキルレベルもほぼ上がらない、と」


エイダンの発言に肯定を示すキクロ。


「なので彼らにとって我々が上級と呼んでいるような魔法は伝説級の物なわけです。もちろんカナデさんやシオンさんがよくお使いになる合成魔法なんてものは存在しません」


「スロット5個で英雄なら10個ある私たちはカミサマに近いんじゃないの?」


「まあカナデはその倍あるけどね」


オトハの言葉に続いて姉さんが要らないことを言う。こっちに全目線が集まる。


「参考までにスロット数を教えてくれないか」


「…24です」


「…お姉ちゃん。2倍どころじゃなかったよ」


「前見た時から増えてない?え?なんで?」


「スロットストーン2個使った。あと種族クエストで増えた」


「…まあいい。で、そのスキルスロットだがヒューマンの特性を知っているかな?そうLV 50毎にスロットが一つ増える。このゲームのLV限界は999だからこちらの世界の人でもレベルさえあげれば22~24程度まではスロットを増やせるんだ」


「レベルカンストでお姉ちゃん以下…」


オトハが茶々を入れる。キクロさんは気にせず続ける。


「そのLV 50に達した猛者たちが新たなスキルを得るのにどうしていたのか」


「まさかスキルクリスタルですか?」


クロエが答える。満足げにうなずくキクロ。


「そう。この世界にもあるらしいねスキルクリスタル。英雄譚情報によるとどこかの鉱山で出るみたいな話なんだけどね」


あ、そういえば。とカナデは声を上げる。


「出所のわからないスキルクリスタルを売ってるNPCがゲーム中にいました。スキルクリスタル売ってるの運営以外ではあのお爺さんだけだと思うけど」


「なるほど。それはどこの街だ?」


「王都ですね。でも国に帰るって言ってましたよ。種族はドワーフだったと思います」


「ドワーフ…国…また調べておこう。情報感謝する」


いえいえ。と返し、キクロさんが座ったのを確認してから立ち上がる。


「次私でいいですか?」


「ああ構わないよ。予定ではあとはカナデさんしかいないから」


では。と1つ咳払いをする。


「メンシス神国にて最高権力者ステラ教皇に面会してきました」


全員がざわつく。


「正式な書類の発行はまだですが、いくつか交渉をしてきましたので一つずつ発表していきます。まず1つ目、国としてこの自治領の独立を擁護してもらいました」


「そんなこと…よく言い出せたね。」


ハルトが感心している。


「でも条件があるんだろ?」


エイダイの言葉にうなずく。


「フロール王国とのごたごたが片付いたら、女神へカテーの眠るフーロル神殿の解放を私たちが行うということです」


「もしかしなくてもオレたちが戻る条件と関係ある奴か?」


エンマさんが問う。


「今、ステラさんに頼んで龍に関する資料探してもらってます。何か攻略法があるかもしれませんし。それに神殿にたどり着くまでに相当数のアンデッドを倒さないといけない感じなのでかなり辛いと思われます」


アンデッドはゲーム中では発見されていない(カナデとシオンが発表していないため)モンスターなので、戦ったことがない人には対策が難しいかもしれない。ハルトやエイダンが考え込んでいる。


「次の話は組合と、6番隊にかなり関係のある話なので、できればシェリーさんとゼオンさんも一応一緒に聞いてもらった方がいいと思うんですけど…」


「わかったすぐ呼ぶ」

「シェリー悪いけどすぐ上まで来てくれない…たぶんお金の話と思うわ」


遥人さんとレイさんがそれぞれに連絡を取る。シェリーさんは30秒ほどでやってきた。3分ほどしてゼオンさんも部屋に入る。


「実は名前を売るのもかねて少し貿易でもしてみたらどうかとステラさんから提案がありまして。向こうからは肉や乳製品などが主に入ってくると思います。月の光で育つ草を食わせて牛とか育ててるらしいです。水系の魔法のかかった船を使って外海を回ってマーレまで5日って言ってました」


「その肉と乳製品の鮮度とかは?」


既に何かしらの計算をはじめながらシェリーが訪ねる。


「魔法で1か月は持つと。それで組合にはこちらから売れて、且つ利益の出るものを見繕ってもらいたくて。主に騎士団の武器や防具になると思いますが…」


「なかなか難しいな…明日みんなを集めて話し合ってみようか」


「なんかそういうの考えるのって僕の仕事なのに、ごめんね任せちゃって」


「こちらこそ独断で動いて申し訳ないです」


一応勝手にやったことなので謝罪をする。ヨウジさんは各部門のトップに連絡を取り始めた。


「で、メンシスと貿易する理由は?」


「えーとですね…あの国行くまでに2つの国を通ります。その海路を通れれば、その2国からも王国を通ることなくこの国に入れます。そうすればその国とも話し合いができるでしょうし」


「なるほど…大陸の北側とまとめて交流が持てれば、自治領にとってプラスに働くな…」


「その詳細を決めるためにハルトさんには近いうちにメンシスに行ってもらいます」


「どれだけ遠いと思ってるんだよ…」


「私の魔法で10秒です」


キクロさんとクロエだけは納得した顔をしている。シェリーは今いろいろよくわからない計算を算盤もどきを使ってしている。


「まあとりあえず一度解散しよう。カナデさんはステラ教皇と日取りとか合わせといてね。僕の方は基本的にいつでもいいから」




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