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女神の箱庭I =カサナルセカイ=  作者: 山吹十波
第5章 墜天使と不死の森
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エクソシストへの道? -05-03-

今日は実験から開始することにした。

とある事情で大量に集まった虫系の素材(使いどころがわからない)を全て加工し、魔力の粉と魔素の結晶を精製する。


次に《錬金術》をフル活用して、どんなものができるか試してみる。

手始めに黒いスライムゼリー(コールタールか墨汁にしか見えない)と同じ森で手に入れたカリゴの実(ブルーベリーもどき)、若干持って来過ぎた感のある聖水、サナ草を使いポーションを作成する。


――――――――――――――――――――――――――

ブラックポーションⅡ

HP +50% MP +50% 状態異常解除

EXP +23

――――――――――――――――――――――――――


とりあえず良い物ができるのはわかったが、スライムゼリーが足りないのであと15個ほど作ってとりあえずポーションは終了。


次に前回失敗に終わった刀の強化。アイテムから魔素の結晶を10個選択し、《錬金術》で強化する……成功。


――――――――――――――――――――――――――

白奏刀   → 白奏刀+

STR+ 92  → STR+ 94

――――――――――――――――――――――――――


攻撃力が少し上がった。やはりDEXが低かったのが失敗の原因だったのかな?

試しにブーツもやってみたが、失敗した。こちらの方がレアリティが高いからだろうか?


これと言ってすることもなくなったので、昨日の森でひたすら戦ってみようか…スライムゼリーもほしいところだし。


王都からビリード街道を《神速》で駆け抜け、森に入る。

昨日どうやってあそこにたどり着いたか覚えていないが、とりあえず東へ東へと、木とモンスターをかき分けて進んでいく。

10分ほど進んだとき、昨日も体験した濃霧に包まれた。

視界に問題はないが、果たしてこっちの道があっているのか…と、思っていたら見覚えのある青い光が…。


鬼火に対してやってみようと思っていた実験その1。聖水をかけてみる。

オブジェクト化した聖水入りの小瓶(水だけアイテムボックスに注いだら何故か小瓶入りになる仕様)の蓋を開け、鬼火に振りかける。


一瞬で消滅する鬼火。


…効くのはわかったけど、効率が悪いなぁ。


実験その2。余っていたポーションを鬼火に振りかける。回復のエフェクトが現れ、HPが削れる。どうやら30%回復は30%ダメージになるらしい。

ただこれも効率が悪い…。やはり魔法で一気にやるしかないか…。

音羽がやってるの見てすごいやってみたかったんだコレ。《神速》、そして


「《二重起動》ホーリーランス!ホーリーランス!「聖なる双牙ホーリー・デュアルファング」!!」


両手に二つの光の槍を構えた私は、無限に増え続ける死霊共の群れの中へ飛び込む。

制限時間は1分もないと思うが、《神速》で強化されたスピードなら100体斬りも余裕かも知れない。

実際、弱点効果で一撃あたりのダメージが大きいので、さほど時間をかけず次々と倒していける。


1分立つ頃には100体どころか200に届きそうなほどのモンスターを消滅させていた。

レベルは3ほど上がっていた。この無双楽しいね。

適当にスキルを割り振りながら、ふと思い返すと、前回来たときは、私がモンスターを倒すと、それに群がるようにアンデッドが湧き出た。

しかし、今日は倒す前からすでに相当数のアンデッドが湧いていた。180体ほど無双決めれるぐらいに。


つまり、私より先にここに入ったプレイヤーがいるかもしれない。


しかも、パーティーでプレイするプレイヤーはこんな奥まで潜ってこないのでソロの確率が高い。そう考えていると、向こう側からヘルプ信号が来た。

初めて受け取ったが、これは近くにいるプレイヤーに助けを求めるシステムだ。


――――――――――――――――――――――――――

スキル進化!

《剣客》→《剣豪》NEW!

《気絶耐性Ⅰ》→《気絶耐性Ⅱ》NEW!

《毒耐性Ⅰ》→《毒耐性Ⅱ》NEW!

《麻痺耐性Ⅰ》→《麻痺耐性Ⅱ》NEW!

《武闘術》+《舞》→《舞闘術》NEW!

――――――――――――――――――――――――――


いや今そんなのどうでもいいから!いや嬉しいけれども!

信号の方角へとナビゲートされて走って行った先にでは、銀の髪の女の子が大鎌で大鎌を持った死霊(ファントム)と戦っていた。ここの主だろうか?


「加減できないかもしれないから全力で避けて!《二重起動》ホーリーランス!サンダーランス!「雷光の一撃(ライトニング・スタブ)」!!」


白い光を弾けさせる槍は、的確にファントムの頭を貫いたが、HPは10%も減っていない。

しかもこちらのMPをじわじわと吸い取ってくる。


「すいません。ありがとうございます」


「ごめん。これ倒せないわ…MP切れで」


「いえ、あのギリギリの接近戦から抜けられたのでアイテムが使えます。一度退却します」


「それがいいと思う」


「王都で逢いましょう。ぜひお礼をさせてください」


「わかった。でも、今は早く逃げよう。なんかアイツ持ち直したみたいだし」


「そうですね。私はシオンです。フレンド登録だけいいですか?」


「いいけど…あぶなっ!できれば早く!」


「はい、これで…ベルさんですね」


「うん、そう。じゃあお先に」


握りしめていた転移石を発動させ王都へと転移する。

私がいたところをファントムの鎌が通って行った様子を最後に見た時はゾッとした。


――――――――――――――――――――――――――

ベル

種族ワルキューレ**

LV33

HP439 (351)

MP410 (325)

STR235 (123)

CON185 (99)

INT148 (124)

AGI175 (117)

DEX137 (113)

スキルポイント7

所持金35263 G

――――――――――――――――――――――――――

《剣士》LV 50

《剣豪》LV 50

《二刀流》LV 30

《舞闘術》LV 100

《魔導術》LV 70

《魔法:系統・時空》LV 10

《魔法:系統・癒 》LV 10

《自動MP回復 》LV 30

《消費魔力削減Ⅰ》LV 50

《二重起動》LV 80

《広域化Ⅰ》LV 60

《神速》LV 30

《鷹の目》LV 30

《隠密》LV 50

《錬金術》LV 40

《気絶耐性Ⅱ》LV 10

《毒耐性Ⅱ》LV 10

《麻痺耐性Ⅱ》LV 10

《火傷耐性Ⅱ》LV 10

《魅惑耐性Ⅱ》LV 10

《石化耐性Ⅰ》LV 10

《調理 》LV 1


クリスタル(未取得状態)

《生産:武器 》LV 1

《生産:防具 》LV 1

《生産:装飾 》LV 1

《水泳》LV 1

《菓子職人》LV 1

《戟使い》LV 1

――――――――――――――――――――――――――


12/18 訂正

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