神々の独白 -Hidden-
そもそもこの世界とはなんなのか。
まずはそこから話したいと思う。
どこかで聞いたことがあるかもしれないが、この箱庭は10の世界からできている。
全ての基礎となるのは0番目の世界。
ここは我々神が生まれた世界であり、一番なんの力もない世界でもある。
そして、その0番目の世界をベースに科学力、魔法力に分けて発展シミュレートさせたのが、残りの9つの世界というわけだ。
第1の世界は"GROWTH"
ベースよりもやや科学を発展させた世界。
第2の世界は"ADVANCED"
第1の世界よりもさらに科学を発展させ、超常的な現象を引き起こせるまでに発展した世界。
第3の世界は"ELECTRON"
科学術を限界まで進歩させた結果、ほぼすべての人類が肉体を捨て電子世界へと移住した世界。
第4の世界は"VANITY"
限界まで発展した科学へ魔法を与えた結果に起きた力の衝突によって何もかもが消滅した世界。
第5の世界は"SPELL"
信仰する神を持たず、魔力のみが世界の礎であるという考えを持つ世界。
第6の世界は"GODDESS"
"女神"という概念によって大きな信仰心を生み出す世界。
第7の世界は"MAGIC"
魔法のみを限界まで発展させた世界。
第8の世界は"DEVELOP"
科学と魔力がうまくかみ合わず、何もかもが発展途上の世界。
第9の世界は"SUMMIT"
科学力と魔法力を両立させた完成形の世界。そして同時に神を殺す世界でもある。
大して面白くもな話に長々とつきあわせてしまって申し訳ない。
ここらでお開きとしよう。
もうすぐ主人公たちも目を醒ますことだろうから。




