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女神の箱庭I =カサナルセカイ=  作者: 山吹十波
第3章 神なる龍と石の巨人
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準備は大切 -03-02-


龍の事はひとまず置いておいてレベル上げに励む私。


団体さんを探しては一気に魔法で全滅させる。これを二度行ったところでレベルアップ。スキルは地系統の魔法に30、雷、氷、光系統魔法に9ポイント振り分ける。かなり魔法メインの戦い方になってる気がするけど…。細かいことは気にしない。


――――――――――――――――――――――――――

スキル派生!

《魔法:系統・地》→《魔法:系統・樹》

――――――――――――――――――――――――――


スキルスロットを増やせるアイテムがせっかく手元にあるので……と思ったけど、イベントでしか取れないようなスキルのために置いておこう。

《鷲の目》を使ってもう一度探索し、9体ほどモンスターが集まっているポイントへ移動。するとホブゴブリンだけで構成された珍しい群れを発見。せっかくなので今覚えたばかりの地属性範囲魔法・ミリオンパイルを詠唱。

使い慣れない黄色?の魔法陣が複数群れの上に出現し、そこから2メートル級の石の杭が現れ、ホブゴブリン達へ降り注ぐ。そんな規模の物落としまくったら地形変わるんじゃ?と考えたけど意外と大丈夫だったみたい。


今のホブゴブリン達を合わせて今日私が狩ったモンスターは96体。

百体討伐の依頼まであと4体なので、とりあえず帰りながら居合わせたモンスターと戦おうと思ったら…案の定居合わせました。ええ。パッと見30はいますね。なんの嫌がらせだ。


しかし、今の私にすべてを倒し切る能力(主にMP的な問題で)は残されてないので、《疾走》でスピード強化。さらにアクアブレイドで近くにいたロックワームを素早く処理。

駆け抜ける勢いでそのままゴブリン二体を斬り伏せ…逃げる!《疾走》と《気配》を駆使して一気に街に駆け込む。

途中街から出てきたばかりのプレイヤーたちがモンスターの群れに轢かれた気がするが気にしないことにする。


クエスト報告を行うべく役所へ向かう。まだ《気配》の効果が残っていたので受付に急に出現したみたいになってびっくりされたが、気にせず報酬を受け取る。


――――――――――――――――――――――――――

報酬

10000G

EXP +500

〈一流狩人〉 DEX +3%

――――――――――――――――――――――――――


なんて利益が大きいクエストだろう…こんなに簡単なのに。ちなみにこのクエストはLV 15までのプレイヤーしか受けられないらしい。ちなみに今のでまたレベルが上がった。


これから少しポーションを作ろうかと思うので、道具作成に10ポイント、もうここまで来たら上げてしまえということで光系統の魔法に40ポイント振り分ける。

――――――――――――――――――――――――――

スキル派生!

《魔法:系統・光 》+《魔法:系統・闇 》→《魔法:系統・無》

――――――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――――――――

スキル進化!

《魔法:系統・火》+《魔法:系統・水》+《魔法:系統・風 》+《魔法:系統・地 》+《魔法:系統・光 》+《魔法:系統・闇 》→《魔法術》

――――――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――――――――

〈魔術の極み〉

《魔法術》取得

MP +10%

――――――――――――――――――――――――――

魔法が統一されて一つのスキルに収まった。スキルスロットが開いたのはいいんだけど…。



………火・水・風・地・光・闇系統の魔法がすべてリセットされて全く使えなくなった。



現状ではファイヤーボールすら撃てない。

龍狩り目前に何やってんだ私。

とりあえず手持ちのクリスタルから《魔法:系統・樹》と《魔法:系統・無》を取得。スキルスロットが3つほど空いたが、今は放置。後でスキルショップを覗いてみるつもりだ。

とりあえず余ったポイントを《魔法術》に振り分けると一気に4系統の最初の魔法をすべて取得。でもファイヤーボール級の魔法が龍に効くのだろうか……。


役所を出てスキルショップを覗く。平均5000Gとかなりぼったくりな気もするがそこそこのものがある。そこで以前から目をつけていた《鍛冶》(鉱石をインゴットに加工したり、武器の修復ができるスキル)と《加工》(武器を加工したりできる)スキルを購入。


あんまり人気がないらしく3000Gで売られていた。すべてスキルを取らなくても専門のNPCショップがあるかららしい。私がこの二つを買った理由はNPCショップではできないものがあるのでそれを試すため(ちなみに失敗したら産業廃棄物ができるらしい)。

追加で《気絶耐性Ⅰ》(スタンを50%で無効化)を8000Gで購入し買い物終了。


これからのことを考えてグリーンポーション+を作っておこうかと思ったその時…スライムゼリーが全くないことに気付いた。現在時刻は13時15分。15分だけスライム狩りに勤しむことにした。




《鷲の目》で徹底的にグリーンスライムを探しだし、火やら水やらの魔法を飛ばしながら70体近く倒し、スライムゼリーを50個手に入れ宿で部屋を借りる。まず今までと同じ手順でグリーンポーション+を大量生産。EXP +8×50でかなりの経験値も手に入った。スキルレベルの問題なのかそれともDEXの問題なのか時々2つできたりしたので計61個作成できた。

『やっほーお姉ちゃん』


「どうしたの音羽?」


『いやーうちのギルドにも声かけてみたんだけど…やっぱ昨日のボス戦で消耗が激しくって無理だって…』


「デスペナルティとかないんじゃなかったっけ?」


『仕様変更?みたいなかんじ。ボス戦で負けるとMP回復速度が80%offになるらしいよ』


「音羽は大丈夫なの?」

『私はMP吸収っていう特殊スキル持ってるから狩りまくって回復した!すごいでしょ』


「へー…」


『で、お姉ちゃんは何してるの?プリマにいるんだよね?』


「いま宿屋でポーション量産中ー」


『道具生産のスキル持ってたっけ!?ということはグリーンポーション…』


「もう姉さんのとこのギルドに作ったよ。50本ほど」


『ずーるーいー。うちのギルドに卸してよー』


「あんたのとこ何人いるのよ…」


『こないだ2陣の子入れたから13?』


「そんな人数分無理。というかトップギルドなんだから掛かりつけいるでしょ」


『最近あのボケ値段あげてきたから契約切ってやろうかと思って』


「…まあ考えとく」


『ほんと!じゃあ14時に西門でー』


それでは《加工》を使って実験を始めます。

まずアイテム小さな骨・亜人の骨・スライムの核Gとか適当なものをすべて選んで《加工》。73個の魔力の粉と15個の魔素の結晶を入手。

やっぱり入手ルート不明の魔力の粉はこうやって手に入れるのか…。これは誰も作れないわけだ。

魔力の粉、水、薬草と間違えて収穫していたシス草(ミントっぽいかんじ?)を選んで合成する

――――――――――――――――――――――――――

MPポーション+ HP +5% MP +45%

EXP +9

――――――――――――――――――――――――――


予想通りいい感じに市場を荒らしそうなアイテムができた。これも50個ほど作っておくことにする。


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