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女神の箱庭I =カサナルセカイ=  作者: 山吹十波
第3章 神なる龍と石の巨人
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3姉妹会議 part 2 -03-01-

例の如く、誤字等報告お願いします。

もうすぐ正午という時間になったのでそろそろ安否確認をしに行かねばならない。まずは姉の方から。「静音」と書かれたプレートが下がるドアを開く。

シャワーを浴びて乾かさずにそのままベッドにダイブしたのか…。頭にタオルかかったままだし…。とりあえず起こそうかな。


「姉さん。起きてよ。もう昼だから!」


「…何言ってるのよ。まだ12時じゃない」


「深夜12時でなく午後12時だけど?」


「起こすのが早すぎるよ奏ぇ…」


「夜まで放置しといてもよかったんだけどそれだと文句言うじゃん」


「わかったわかった…。音羽は?」


「朝廊下で死んでたから部屋に入れといた。これから見に行く」


「…とりあえず昼(朝?)食の準備でもしてるわ。父さんと母さんから連絡あった?」


「お母さんからメールが…『ベラルーシなう!』とのことで」


「父さんは?」


「一昨日ぐらいに電話で『今、アラスカだけど何かお土産いるかい?』ってあったきりだけど」


「あーそういえばそんなことあったわね。どうしてあの夫婦は地球の裏表にいるの…」


「そろそろ音羽起こしてくるね」


姉の部屋をでて向かいのドアを開ける。案の定寝ている(気絶している?)音羽をゆすり起こして、とりあえず顔を洗いに行かせる。



「では現状報告。音羽から」


「え?なんでこれ恒例行事みたいになってんの?」


「とりあえずビリードの森のボスまでたどり着いたんだけど…案外強くって」


「オークか獣系?」


「いや、蟻?アイアンアントって名前だったけど…個体は強くないんだけどほかのモンスターとか呼ぶし…そもそもあいつら50体ぐらいいるし」


「範囲魔法で一掃とかは?」


「それが魔法耐性持ってるみたいであんまり効かなくて…でお姉ちゃんたちは?」


「私はやっと神殿ついてメインクエストの説明受けたぐらい…さっきから黙ってるけどどうしたの奏」


「話に入るタイミングがなくて…」


「お姉ちゃんはどこまで進んだの?」


「ドゥーロス山?で登山してる。そろそろ次行けそう」


「レベルは?」


「12だったと思う」


「LV 12でドゥーロス山余裕とか…どんな戦い方してんのよ…」


「まあいろいろ。そういえば山頂で龍見たけど、あれ何?」


「なんで山頂まで登ったのかは聞かないけど…どんな龍?」


「えーと日本とか中国伝承の長い奴」


「龍は一応メインクエストに噛んでくるからなぁ…一応戦ってみる?」


「3人でいけるかなぁ…」


「え!?私も戦うの!?」


「あたりまえでしょ。誰が見つけたのよ」


「お姉ちゃんのとこのギルド協力してくれない?」


「アンは行けると思うけどあと二人は無理かなー。というかパーティ制限まで呼ぶつもり?8人も?」


「信用できる人じゃないとねー奏お姉ちゃんいるし」


「…わるかったわね、めんどくさい種族で」


「うちのギルドはまだみんな寝てると思うし」


「まあとりあえずアンたちに連絡だけしてみる」


「よろしくー」


「そういえば音羽。聞きたいことがあるんだけど」


「なに?」


「スロット・ストーンって何?」


「!?…お姉ちゃんどこで手に入れたの!?」


「とあるクエストで」


「それスキルスロット増やせるアイテムだよ!オークションに出したら10億Gぐらい行けると思う…」


「へー」


「というかお姉ちゃん効果とか読まないの?」


「うん。基本的には読まない」


「…アンですら返事ないわ。これは3人でいくしかないわね」


「行くことは決定事項なの…」


「じゃあ2時ごろに…プリマの西門でいいわね?」


「おっけー」


「…やっぱり私に拒否権はないと」


地の分がねぇ…

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