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ルミエールの日記帳  作者: 竜胆修一
霧月 ~Brumaire~
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霧月17日

 今日はお父さんに呼び出されてしまいました。


 なんでも「大事な話がある」って言うものだから、大慌てでお父さんの部屋まで飛んでいきました。


 お父さんはすっごく真面目な表情で「将来の結婚相手を探してみないか」って言うものだから、とっても驚きました。


 てっきり緊急の用事だと思ってた私には拍子抜けもいいところです。


「まだ結婚を考えるには早いよー」って言ったら、お父さん「いやいや、いい男を見つけるのに早すぎることは無い」って言いました。


 でも私は、前に先生から「『縁談』は相手の男の人が猫をかぶっちゃうから、良いか悪いか、見分けなんかつかないですよ」って聞いてたから、この手の話にあんまりいい印象がなかったのです。


 だから私「いやだ」ってハッキリ言うことにしました。


 そしたらお父さん「気が変わったらいつでも言うんだぞ」って言ってようやく話を打ち切ってくれました。


 そういえば今日の夜、王子様を見かけたんだけど、ひどく落ち込んだ様子でした。


 話しかけるのもためらっちゃうぐらいに落ち込んでたから、そのまま見送っちゃったけど、何があったのかな?

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