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ルミエールの日記帳  作者: 竜胆修一
霧月 ~Brumaire~
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霧月16日

 今日は王子様が帰る予定の日。


 だったんだけど、王子様の乗ってきたお馬さんがカゼをひいちゃったみたいで、もうしばらく残ることになったらしいです。


 お城に滞在してる貴族の女の子や、侍女さんたちは大喜びしてるけど、私にとっては騒がしいだけかなー、って思ってます。


 先生も「にぎやかなのはあんまり好きじゃないんですけどねえ」とか言ってますけど、顔はニヤけてます。


 確かに美形だけど、女性のエスコート、上手くない人なんだけどなあ。


 最近お城で聞く話は王子様のことばかりです。


 ちなみに、当の王子様は今日、お父さんと仲良くお話してばかりです。


 あんなに慕ってくれる女の子がたくさんいるのに、興味ないのかな?


 先生に聞いてみたら「それはないでしょ」って言われました。


 それはそうだよね。王子様も年頃の男の子なんだから。


 きっと、自分の国に想い人がいるんだろうなあ。


 この国の女の子に見向きもしないのは、その人への一途な思いがあるからなのかな?


 次に会ったら聞いてみようと思った今日でした。

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