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ルミエールの日記帳  作者: 竜胆修一
霧月 ~Brumaire~
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霧月15日と霧月14日の書きなおし

 たいへんたいへん。


 昨日の日記、『おやすみなさ』で終わっちゃってる。

 字もすごく汚かったし、なおしとかないとね。


 今日は王子様が国の観光をするんだ、って言うものだから、お城の兵隊さんが大慌ての日でした。


「王子様のために、最高の護衛をお付けしなければ!」だって。


 それにしても観光かあ、私も観光行きたかったなあ。


 けど、私は今日もお勉強しないといけないので、お城からは出られません。


 先生も「こういう時だからこそ、いつも通りのことをするべきなのです」って言ってます。


 お城の外はどんな世界があるんだろう?


 私は今日も小さな窓から外を見下ろして、思いをはせるのです。



 霧月14日(書きなおし)


 今日はとても疲れた日でした。


 昨日から噂になってた王子様がやって来たんだけど、その王子様がすっごい美形で、お城中の侍女さんの大半が思わず見惚れるほどでした。


 私は正直、その王子様があんまり美形すぎたものだから逆に引いちゃいまいましたけど。


 王子様はお父さんと長々と何かについて話してたみたいだったけど、私はあんまり興味ありません。


 その夜は久しぶりにパーティーが開かれました。


 私も参加して、食べて踊って、とっても楽しかったです。


 そうそう、ダンスでは王子様と一曲踊ることにもなったんだけど、王子様、意外とエスコート下手だったなあ。


 昔レッスンしてくれた先生はあんなに上手かったのに、エスコート。


 あ、それと、踊ってる途中、急に王子様が「ボクと一緒に暮らしませんか?」なんて聞いてきました。


 あれって、どういう意味だったんだろう?


 意味が解らなかった私は逆に「王子様、このお城に引っ越すんですか?」って聞いたんですけど、そしたら王子様、急に元気がなくなって、最後なんて肩落として帰っちゃいました。どうしたんだろ?


 意味、間違えちゃったのかな?


 もしそうなら、どういう意味だったんだろ?


 パーティーの後、ずっと考えてたらなんだか疲れてしまいました。


 だから日記が書き終わったらすぐ寝ます。


 おやすみなさい。

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