第2章/29話:<裏切り>
打ち出された魔法をよけて俺は、
瑠人:「雷榎何をやるんだ!」
ただし、雷榎からの返事はなかった…
さすがに雷榎に攻撃をするのは、違うように感じた
なので、風華に助けを求めるため
風華の方を向いた
すると
風華:「第7階級魔法:『カースドスキャター』」
っと感情のこもっていない声で言ってカースドスキャターという魔法を放ってきた
その瞬間、体の奥底から激痛が湧き出てきた
その痛みは、まるで全身肉離れになった状態で動くかのようだった
少なくとも何かしらの悪影響を与える魔法なのだろう
そんなことを思っていると
神禍:「あはは、、、やってるやってる!」
神禍:「ほんと滑稽だったよ~♪」
神禍:「私たちが本性を隠してあなたをサポートしてただけなのに勘違いしてて」
神禍:「本当に笑いが止められないww」
空迦:「ほんと、簡単に信じちゃってかわいそー」
空迦:「私たちは、主人さまに仇なす可能性がある人を消すために世を歩きまわる暗殺者でもある神霊」
空迦:「あなたは、私たちの主人の敵になるかもしれないからね」
空迦:「申し訳ないけどここで人生終わらせてもらうね♪」
瑠人:「う、うそだろ…」
瑠人:「もちろん、じょうだんだよな…!」
体を巡る痛みをこらえながらそんな言葉を紡ぐ
そんな、姿を見ながら神禍は、手を叩きながら
神禍:「そんなわけないじゃない♪」
神禍:「どこまで滑稽な姿をみせてくれるの…?」
空迦は首をかしげ、まるで壊れた玩具を見るような目で瑠人を見下ろす
空迦:「ねぇ、抵抗しても無駄だよ?」
空迦:「だって私たち、あなたよりずっと“上位の存在”なんだから」
瑠人:「まだ、俺には最上位の守護霊がいるんだぞ」
瑠人:「そいつがいるんだからお前らの好きなようには、させないぞ」
神禍:「私たちがそんなことを考えてないと思ったの…?」
神禍:「考えてるに決まってるじゃん」
神禍:「私がダンジョンでいなかったときに面倒くさい最上位を封印したんだから出れるわけないじゃん」
空迦:「あなたに脱出口なんてないんだから」
そんな、絶望的なことを言われた俺は逃げるため
転移を使い森の外に見えていた渓谷近くへテレポートした
その姿を見た神禍は、
神禍:「風華!結界魔法を使う準備をしなさい!」
そして、テレポートした俺を追ってきた
雷榎たちの強さは、俺が一番知っている
逃げたほうがいいことは、単純明快だった
ただし、ちょっと移動した程度だったら雷榎から逃げられるわけもなく
レイピアを両手に持った姿が森の木をかき分けて現れた
そして、レイピアを構えて地面がえぐれるほどの力でジャンプしてこちらに急接近してきた
俺は、とっさに刀を出して鞘に入ったままの刀でその攻撃を防御した
鞘に入ったまま守ったため鞘は、雷榎のレイピアに切られてしまった
そして、俺は刀を取り出し構えた
すると、雷榎はものすごく見覚えのある魔法をレイピアに込め始めた
そう、それは『雷雨』だった
雷雨 なんて魔法食らったら確実に無事じゃすまないだろう
そう思い、能力解放をした
元来、仲良くなった霊の能力、魔法等が使えるが今回はあってないものとなっていた
そして、体を巡る痛みを何とか我慢しながらスキル:『防御』を使い攻撃を防ごうと構えた
しかし、無常にもスキル:『防御』でできた壁は、「パリィン」っと甲高い音を放ちながら割れてしまった
雷榎のレイピアに雷光が集まり、空気が震える
その光景に、瑠人は歯を食いしばった
ただし、そのレイピアが俺の体に刺さることは、なかった
神禍:「雷榎~まだ、殺しちゃだめだよ♪」
神禍:「せかっく殺すんだから楽しまなきゃ」
空迦:「風華、結界魔法を発動させて」
空迦:「とびっきり、強いやつ」
そして、風華は結界魔法を張り出した
俺は、その結界に攻撃をしたがビクともしなかった
その瞬間、雷榎が俺に対して攻撃をしてきた
俺は、肩の部分に雷榎のレイピアの刺突を受けた
肩からは、鮮血があふれ出した
そして、雷榎はもう一度攻撃をする体制に入ったため
花霞の構えを使う体制に入りカウンターを入れるために準備した
そして、雷榎はまたもや無策でこちらに突っ込んできた
ただし、今回は右手に持ったレイピアをもう一度肩に左手のレイピアを腹に向けて刺そうとしてきた
それを花霞の構えを使いカウンターとして雷榎の体を切りつけた
ただし、その体は霧のように消えていた
そして、その次の瞬間背中に強烈な痛みが走っていた
後ろを見ると雷榎は、風華のもとにいて
風華の手には、禍々しい魔力を放つ弓が握られていた
『勝てない』
ただ、その言葉だけが頭に浮かんでくる
掻き消そうにも湧き出てくる
弱気になっては、いけない…
そう思っても圧倒的な力の下に俺は、屈することしかできなかった
そんなことを思っていると空中に複数の魔法陣が構築されていた
そして、その魔法は雷榎の撃っていた雷の矢を生み出す魔法だった
その魔法を受けて俺は、倒れこんだ
体の疲労も蓄積してしまっていた
もう、これ以上に戦いを続けるのは不可能だ…
俺では、勝てない
そして、俺は弱い
強くなった気でいたが…俺は、弱かった…
どこかで、俺は強いのではないかと下級学園での戦いから思い続けていた
でも、最強の座というものを手に入れて…この世界の仕組みを変えるという夢を実現できずに俺は死んでしまうのか…?
本当にこのまま何もせずに終わってしまっていいのか…?
いや、そんなわけない
今の俺にできること言えば…
…何もない
あいつらに勝てるビジョンが見えない…
最後のあがきで顕現を使えるかを試してみるか…?
もう、俺にできるのはそれだけだ…
そうして、拳を握り小さく
「顕現」
っと囁いた
ただし、そんな都合よく奇跡など起こるわけがなくて
俺の希望は、儚く消え去った…
っと、思うと俺の目の前に大きな影が生まれた
ただし、顕現されたのは…ただの大きな桜の木だった
それに落胆した俺は、そのまま意識を失った…
どうもRaikaHukaです
次は、今日中出すのでお楽しみに
制作当初の予定では、今日までに三章ぐらいまで進むつもりだったんですけど思いのほか計画通り進まないものですね




