第2章/13話:<第一階層の遺産>
そして、俺と悠斗は宝箱を「せーの」っとあけた
その中に入っていたのは…
数枚の魔法のスクロール、スキルの書、いくつかの装飾品だった
スクロールは、『水系統魔法:泡波』、『氷系統魔法:霜光線』、『淀み系統魔法:カースドフラター』の三枚だった
まず、『水系統魔法:泡波』は前方に水を撒きそれを高速で振動させて当たった相手に対して衝撃と軽い拘束を与える
様々な魔法に応用することができる
そして、『氷系統魔法:霜光線』は、霜を作り出しそれを光線のように放ち相手の体を凍らせたりすることができる
さっきまで足止めとかで使っていた魔法だ
最後に『淀み系統魔法:カースドフラター』は、魔力を鳥の形にし相手に向かわせて当たった相手に対して軽微な精神的、身体的な不快感やダメージを与える
他にも少し工夫すれば自然治癒力を低下させることもできるものだ
これらの三種類の魔法のスクロールだがこれら三つとも有用な魔法だった
しかも、スクロールなので使用すればその魔法を習得することができる
まぁ、本人の魔法回路の成長具合や魔力量によって使えるかは変わるが…
そのほかにも、『風縛』という移動や詠唱を邪魔するスキルや『鏡界』という視覚情報をかく乱させるスキルが習得できるスキルの書などが入っていた
少なくとも、この階層(第一階層)で出ていいような性能ではない
やはり、こいつが倒してきた者やため込んだ物だったのだろう
そんなことを考えていると
空迦:【これって、多分ダンジョンの奥深くに行った人がここで殺されちゃって】
空迦:【そこでスクロールを触ったモンスターが特性を得たのかもね…】
瑠人:【そういうことか…】
空迦:【それにしても、結構いい魔法とスキルがあるねぇ】
瑠人:【だとしても、どれがあったらいいかな?】
空迦:【ん~】
空迦:【正直、使ってみたいやつでいいんじゃない】
瑠人:【そんなんでいいのか?】
空迦:【うん、あんま気にしないでいいと思うよ】
瑠人:【じゃあ『水系統魔法:泡波』を使ってみたいかも】
空迦:【いいんじゃない!いろんな応用ができるからいいと思うよ】
瑠人:【そういえばふと思ったけど雷榎達あんまり最近話しかけてこないけど何かあったのかな?】
空迦:【確か新しい魔法を開発するっていってたような気が…】
空迦:【魔力消費が少なくて済むような魔法作るんだって♪】
瑠人:【そうなのか!】
瑠人:【愛想を尽かしてしまったのかと思ってかえら】
瑠人:【それなら良かった】
空迦:【神禍は、なんかやってるらしいよぉ~】
空迦:【詳しくは知らないけど】
瑠人:【まぁ、一回悠斗と配分考えてくる】
瑠人:「どうするか、配分?」
瑠人:「俺は、『水系統魔法:泡波』のスクロールが欲しいな」
悠斗:「それは、全然いいけど」
悠斗:「『淀み系統魔法:カースドフラター』だけはゆずれないな」
悠斗:「俺は、淀みの魔法を主につかってるからな」
瑠人:「それは、いいぞ」
瑠人:「俺は、淀みの魔法あまり使わないからな」
悠斗:「ありがとうな」
瑠人:「あと、『氷系統魔法:霜光線』は、俺もう使えるからいいぞ」
瑠人:「だけど、『鏡界』のスキルの書もらってもいいか?」
悠斗:「ん~まぁいいぞ!」
悠斗:「ん?もう一つなんか奥にあるぞ…」
そうして、宝箱から一つの本をとりだした
その本は、古くてところどころ破れていた
その本の表紙を見て俺は、驚いていた
そこに書かれていた文字は、『指南書:桜花一閃流入門』だった
俺があの占い師におすすめされていた流派の指南書だった
ただし、指南書というには魔力が多く含まれていた多分スキルの書のように読むと体にその動きが教え込まれるようなものなのだろう
どのような原理かわからないがスキルの書や一部の指南書には、読むことで体にそのスキルや体の動かしかたなどが教え込まれるものがある
おそらくこれもそれだろう
それにしても、思わないところで収穫があった
そして、俺は
瑠人:「この本、俺がもらってもいいか?」
と聞いた
悠斗:「剣術指南書か?」
悠斗:「きいたことがない流派だな…」
瑠人:「俺が前から習得したかった剣術なんだ」
瑠人:「俺に譲ってくれないか?」
悠斗:「それは、全然いいぞ」
悠斗:「今回の功労者は瑠人だからな」
そうしてその本を手渡してくれた
そのあと、他の物を分けて俺たちは一旦休憩することにした
どうもRaikaHukaです
コメントを初めていただいて
モチベがすっごい上がりました
他にもブックマークしてくださってる方が3人もいらっしゃってうれしいです
本当に見てくださってる方々には、頭が上がりません
どうぞ、見守っていただければ幸いでございます
次回:<>




