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[11話]:<負けられない>

そんな風に俺を、殺す気満々の攻撃を今度こそ避けられないと思ったときだった

俺は、大切なことを忘れていた

そう、俺の能力は”【仲良くなった霊的存在からスキルなどを借りることができる能力】”だったということだ

それを思い出した俺は、

瑠人:「第5階級魔法:転移(テレポート)

そうだ、風華の使っていた転移(テレポート)を使いその二段構えの攻撃をギリギリ避けることができた

雷榎:「?!」

ただし、能力によって無理矢理使った魔法は当然と言っちゃ当然だが消費魔力が結構なものだった

それにしても風華の魔法を覚えていてよかったと思った

雷榎:「今のって転移(テレポート)だよね」

瑠人:「そうだけど…」

雷榎:「でもね、この魔法ってこうやってつかうんだよな~」

そう言い雷榎は、一瞬にして俺の目の前までテレポートしてきた

そしてテレポートに合わせて片方の剣を突き出してきた

それを刀で受け流しカウンターとして雷榎の横腹めがけて切ろうとした

もちろ雷榎が突き出してきた方の横腹を

そこで『パリン』という結界魔法の割れる音が響いた

瑠人:「これで一発目!!」

雷榎:「くっ!!」

すると雷榎は、

雷榎「第5階級魔法:転移(テレポート)

と言って魔法を使って距離を離した

雷榎:「やるねぇ~」

雷榎:「いやー」

雷榎:「本当は、一発も当てさせる気はなかったんだけどなぁ」

雷榎:「ちょっと、本気だすかぁ」

瑠人:「お、お手柔らかにおねがいしますね…」

雷榎:「え~」

雷榎:「どうしようかな~」

そんな風に言いながら私は、転移(テレポート)を発動させた

そうして瑠人の後ろに行き片方の剣で突くように繰り出し

もう片方の剣で横に薙ぎ払うように首を狙った

ただしその両方の剣を瑠人君は、軽々と言ってしまえばバレエを踊るかのように避けてしまった

瑠人:「攻撃のパターンが一直線で1パターンで分かりやすいな」

雷榎:「…」

そんな煽りとしか聞こえない言葉に対して

私は、能力の出力を数段階上げた

そしてそんな風に言う彼に聞こえるかわからないぐらいの声で

雷榎:「いや~」

雷榎:「やっぱり私全盛期の時と比べて弱くなっちゃってるな~」

雷榎:「こんなつもりじゃなかったのになぁ」

雷榎:「やっぱり死んだときに魔力も身体能力それどころか魔法を打つのに大切な魔力回路までもが損傷してしまったのかな」

私は、昔というか生前にはこの学園で上位学園のそこそこ上のほうにいた

そして様々な魔法を使いこなしていたはずなのにここまで弱くなってしまうのか

と自分の衰えを実感した

だとしても私は、もう死んでしまっている身

魔法で作り出した体をここまで動かせているだけでもすごいんだろうけど

この魔法は、魔力を使って能力の第三段階『顕現(けんげん)』を模倣したようなものだ

魔力の消費量もバカには、ならない

それこそ魔力がもとより少なくなっている私には、きつかった

ただ、最近に能力を覚醒させた人なんかにはまだ負けない

私は……まぁいいや

瑠人:「ちょっと、俺のことをなめてるんじゃないか?」

そう瑠人君が言うと瑠人君は、刀を鞘に納めていて一直線に走ってきた

そしてこぶしを私にめがけて振り下げてきた

それを私は、少し右によけて反撃するように剣を振り下げた

すると瑠人君は、姿を消してしまった

それを見て転移(テレポート)で後ろに飛んだのかと思って後ろを見ようとしたら

いなくなってしまっていたはずの瑠人君が私に向かって刀を振ろうとしていた

そして『カンッ』っと防御魔法が攻撃を受けてしまっていた

それは、防御の護符の効果が発動したことを表していた

つまり次に攻撃を受けてしまうと私の負けになってしまう

それを避けるために私は、能力の出力を今出せる最大限まで上げた

そして、勝負をすぐさま決着させるために魔力を練った

組んでいたのは、移動速度や筋力を強化するための強化魔法だった

ただし、少し焦ってしまっていて魔力を込めすぎていたようだ

体が、動きにくくなっていた

そのまま、目の前が少しずつ暗くなってしまった

そんな中私は、

雷榎:「…くん、い…くん」

とかつての仲間の名を言いながら眠りについてしまうのだった


瑠人:「さぁ、どうするか」

瑠人:「これ以上出せる手札は、ないぞ…」

そう、俺は雷榎が少し油断していて別のことに気を取られているうちに仕掛け

避けれられるのを見越して少し姿を消す程度の魔法を発動させていた

刀を鞘に納めて魔法の構築しているところを隠していたのが功を奏して

姿を隠していることを気付かれずにカウンターで攻撃を与えることができたがもう打つ手立てがなくなってしまっていた

あともう一発なのだが

あと一発で勝てるのに何か手立ては、ないものかと考えていると

雷榎が何かをささやきながら『バッ』と倒れてしまった

そんな急な出来事に俺は、びっくりしてしまってつい

瑠人:「へっ?」

っと素っ頓狂な声を出してしまっていた

どうもRaikaHukaです。

書いていた1000文字ぐらいが保存ミスで全部消えて結構心に来ていました

少し遅れたのは、そういう感じの理由です

次回ついに1話のやつと再戦です!!

刀を受け取ったりもします

次回:<因縁の相手>

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