夜の底
昨日の夜空へ憾み言
生きてしまったと泣きながら
何度繰り返すこの日常
最終列車の終着点
果たして希望はあるのやら
誰にも届かぬ夜の底
今日の夜空へ不安事
死にたくないと掠れ声
何処か遠くのSOS
気づかず気づけず気にもせず
疲れた日々の合言葉
誰かに届け夜の底
明日の夜空へ願い事
叶わなくとも祝福を
どんなに大きくくだらなく
非現実でも構わない
世界征服タイムスリップ
どんなものでも構わない
声高く叫べその星を
いつか歩こうその道を
迷える子羊光の矢
君に届ける夜の底