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7/5Side:彦星

「そんなことを言われても、俺にできることなどなにもない」


「俺にできるのは、ただ牛たちを健全に育てることだけ」


「機を織ることも、その手伝いをすることも叶わない」


「あいつが言っていたことも、間違いではないのかもしれない……」


「牽牛様、お久しぶりです」

「ああ、お前か。何のようだ?」

「今日は牽牛様のために、資産形成の(おいしい)話を持って参りました!」

「またそれか……俺はそういうのには興味がないと、何度も言っているだろう」


「ですが牽牛様。牽牛様の元には、数千年に渡って貯められた莫大な資産が残っています」

「それは、おれは金は使わないからな」

「お金は、ため込んでも増えません。運用することで初めて増えるのでございます」

「だから俺は、その金が増えようと減ろうと、興味がないんだよ」

「ですが、お金がないと、贅沢もできませんよ?」

「贅沢なんてのは、年に一度で十分だ。それすらも、今後は必要なくなるかもしれない。じゃあ聞くが、その金があれば、どんな望みでも叶うのか?」

「大半の望みであれば、叶います。お話を聞かせてもらえますかな?」

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