表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

決意

作者: HAPPY

私の過去と、現在と、思い出。

大切な大切なあの人に向けて。

私は、愛情に飢えている。

冷たく、乾いた、笑顔のない家庭環境。

そんな背景が私にはある。

私は10代で恋に落ち、

家庭環境から逃げ出すため、

恋と同時に家を飛び出した。

そして、

たくさんの恋愛経験を積んできた。

今は34歳。

今まで知りあった事の無い、

素敵で優しい男性に出会った。

頑固だけど、

とても暖かい人。

醜い私を愛してくれている。

でもね、

もういいの。

私を愛さないで。

あなたが苦しむだけだから。

私は今、

病に侵されている。

首の骨が折れ、

脳梗塞の疑いだ。

症状が全部当てはまった。

愛する人は、

あなたで最後にしたい。

あなたはこれを見て、

どう思うのだろう。

悲しませるだけだよね。

謝ることしか出来ない。

私は、あなたより先に逝きたい。

もう、絶望を味わいたくない。

あなたの声が1番好き。

愛情確認が大好き。

絶対に私を助けないでね。

あなたのため。

今までにない知り合い方だったけど、

楽しい思い出をたくさんありがとう。


そして、


今までお付き合いした男性へ。

あなた方に、幸が訪れますように。


家族へ。

どうか嫌ってもらって構わないです。

私が居なければ、あなた達は仲良くやれるはず。

私はあの時助けて欲しかったけど、手を差し伸べてくれなかった。

それでいい。

家族にも幸が訪れますように。


我が子へ。

最低なママは、あなた達の元へは行けないかも。

当たり前よね、産んであげられなかったのだから。

母親失格でごめんなさい。

でも、愛していました。

記憶はいつまでも私の心の中に。


友人へ。

今まで本当にありがとう。

1番の思い出は、夢の国に行ったこと。

凄く楽しかったね。

訳があって、写真を無くしてしまったけど、

記憶は残っているよ。

心配してくれて本当にありがとう。


最後は、

今まで出てきていた、

大切な大切なあの人へ。

どうして出会ってしまったのだろう。

私はすぐに恋に落ちた。

声を聞くため、話したいため、

あなたと仲良くなった。

凄く気が合ったね。

決断するまでは、

毎日何時間も電話した。

それはかけがえのないもの。

愛がたくさん詰まっているもの。

どうしても触れたくて、

不安だけど、

あの人の住む、

四国へ飛び出した。

初めて会えた時、

とても嬉しかった。

ねえ、昨日撮った写真が、きっと最後よ。

そして、昨日抱いてくれて、幸せでした。

私のことなんか、すぐに忘れて。

恨んで下さい。

愛さないで。

お願いです、あなたのため。


これから私は決意を固めます。

あなたに愛されて、幸せでした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 大好きな人はあなたを決して捨てないですよー [一言] 信じてずっと一緒にいてもらいましょうね!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ