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最初に
決して私は予言者ではない。
若い頃手相を得意とする先輩がいて、よく占ってもらった。19,20の恋愛が一番だったあの頃、先輩のところに相談に行き過ぎて、呆れられ、教えてあげるから、自分でみなさいと。
それが最初のきっかけ。
実は、小さい頃から予知夢が多かった。
正夢率が高いと思っていた。
加えて、手相を見ていると不思議に脳裏によぎることもあり、それを言うと当たっていた。
これには自分でも不思議で親友に話すと怖い、変だよ、偶然じゃない、まぐれ等々言われたので、それ以降この部分は隠している。
だから、そういったことは言わずに趣味の手相として見ている。
最初は、友人、会社の同僚、口コミが広がり知人の知人、そのまた知人…
こうなると、ほとんど繋がりはない。
代金は貰わない。貰うと責任を負わなければならないし、悪くても良く言ってあげなければならない。
少しでも幸せの道に進んで貰えるように、少しだけお節介をするだけ。
そんな私のもとにくる老若男女のそれぞれのストーリー
予言ルームにようこそ。