表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

残念なおっさん。

作者: 青龍夜空


主人公、寝起きは性格が大分変わります。




フーンフフン~~♪


 フフン~~♪



いたって普通の男が歩いていた。鼻歌を歌いながら。

物騒な輩が歩く所をたった一人で。




ーードンッ!




『おい、てめぇなによそ見してやがる。』


『痛て……、これ間違いなく骨折しちゃってるな~~。どうしてくれるの?おっさん。』


あからさまにわざとらしくそういうチンピラ。



男は、スッとチンピラを見るとため息を吐いた。



「……。」















「ッすんませんでしたァァッ!!!」


からの、スライディング土下座。



ーーーー

ーーーーー



結局あの後、俺のあまりの必死さにあのチンピラ達も流石に引いてしまったようで……まあ、一見落着か。



あ、自己紹介が遅れてゴメンねっ!……自分で言ってて気持ち悪いなこれ。


改めまして、俺の名前はクロウという。仕事は一応昔は冒険者やってた。


ちなみにクロウは鳥の名前の方のクロウな。苦労性だからクロウな訳じゃないよ。



自称やたらとテンションが高いおっさんを名乗ってるっ!


……気持ち悪いとかいわないでねっ!

泣いちゃうから。メンタルは弱いのよ。





……話は置いといてだが、お察しの通り俺は平和主義だ。

ビビりな訳では決してない。平和主義なだけなのだ。


向こうが俺を殺しにかかって来たり、仕事関係以外は手を出さないようにしてる。たまに虫の居所が悪い時は手を出す時があるかもしれないが。





言い忘れていたが俺、こんなんでも昔は生ける伝説とかいわれていたのだ。


今は……顔はどこにでもいそうなおっさんだが、なんとか体だけはキープできている。


イケメンになりたい。超絶イケメンになりたい!!






そう願いながら俺は寝た。











ーーーキャーー!!





ガバッ!




なんだ、なんだ!?



……。


……せっかく寝てたのに目が覚めちまった。




ーーハァ……。



思わずため息が出る。

寝起きはイライラしやすい。


特に無理矢理起こされた時は。



髪を掻きむしる。



「……なんだよ本当に。」











ーーーーー

ーーーーーー

ーーーーー



いつもより仕事が遅くなり帰る途中だった。

夜中の町は危険で柄の悪い男達が沢山いる。


だから少し危険だけど裏道をいつも通りに通って帰ろうとしたんだ。



そしたら……



「や、やめて来ないで……。いや……やめて。」



悪魔がいた。

それも人の姿をした悪魔が。

人の姿をしているのは上級悪魔以上の奴だけだ。


つまりこいつは




『あーあ。ばれないように潜入したつもりだったのに。……まあ、いっか。あんたを殺せば誰も見た人は居なくなるし。』



「ひ、こっちに来ないで。……き、



ーーーキャーー













『悲鳴あげれば誰か来てくれると思った?残念、俺が魔法をちゃんとかけてるからだーれも来ないよ。じゃあね。』




だめだ、もう殺される。


目を閉じた。





ーーートッ





……お前か。




そう、囁く声が聞こえた。





次の瞬間、




一瞬で……瞬きした少しの間で悪魔が肉片になった。



『……人の眠りを妨害してくれちゃってさ~~。それに……この町に潜入したって事は滅ぼすつもりだった?町を。』




ーーーズズズ……




『おおっ!再生やっぱりするのか~~。』



『ククク……びっくりしたよ。人間にお前みたいな奴が居るなんてな。だけど俺には効かないよ。だって再生するんだか



『じゃあ、永久に食べられてろ。ーーー地獄(じごく)晩餐会(ばんさんかい)



大きな真っ黒な何かが現れ、悪魔をひょいと捕まえると箱に入れ闇に戻っていった。





『悪いな、この町気に入ってるんだよ。だから壊させない。……後、眠りを邪魔した罰。』



ポケーとしていると男がこっちを向いた。



『? ……あらら、まだ居たのか。やばいなさっき結構グロいとこ見せちゃったよ。主に肉片。吐かないかな。』



近づいてきた。


「ひっ、こ、来ないでっ!」



違う。こんな事が言いたいんじゃない。


この人は私を助けてくれたのに、さっきの光景が衝撃的で上手く声が出ない。



彼は困ったように頭を掻くと、ゴソゴソと胸ポケットから何かを取り出した。



『……ゴメンね。イライラしてて気が回らなかったんだ。本当にゴメン。あ、飴あるけど食べる?』



私はビックリした。



「あ、飴っ!?あの高級品の!?」



どうしよう、すごく食べたい。



「でも……これ高いですし、私は大丈夫です。」



『いいから食べなさい!これは謝罪の代わり。俺の気持ちだから受け取って。』


ごく……



「じゃ、じゃあ遠慮なく。ありがとうございます。」












ーーーー

ーーーーー



まさか危険人物からもらった飴を食べるとは思わなかったな……。


すげぇイライラしてたから女の子が居る事にも気づけなかったし。


助けにきた瞬間に逃げてると思ってた。


油断しないように気をつけよ。



まあ、あの子とはもう会うこともないだろう。



宿に帰って二度寝するか……。
















『き、昨日の人っ!?』



「……。」




早速再会してしまった。



ハッ! まさか昨日の発言でフラグがたってしまったのではないかっ!?



俺としたことが失敗、失敗っ!




普通に町歩いてたら気になる店見つけたので入ってみたらこれだ。



『あの……昨日は本当にありがとうございました。飴もとても美味しかったです。』



「……いやいや、こちらこそ昨日は気が回らなくてゴメンね。」



『……。』


「……。」



『……お名前なんとおっしゃるのでしょうか?私はツバキって言います。』



「……えーと、クロウって言います。よろしく。」






これが、彼女との出会いであった。










なんなんだこれは(困惑)


いろいろツッコミ所があると思われますがここまで読んでくださりありがとうございます。感謝感激ですっ!!


余談なのですが、主人公が最強なのは不老不死の薬を運よく飲んだから。

年齢は少なくとも1500歳以上らしい。

普通の人間だったらしいので必死で努力してここまで来ました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ