表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
93/212

勇者と魔王のショートコント 31 マッサージ

勇者

「おい魔王、俺はビッグになるぜ」



魔王

「そうか勝手にしろ」



勇者

「別にチンチンのことじゃないからな!」



魔王

「分かっておるわ」



勇者

「さて、何をして名を上げようかな」



魔王

「勇者として名を上げるんじゃないのか」



勇者

「だってもう魔王討伐は完了したからな」



魔王

「待て待て、私は貴様に倒されていない」



勇者

「いや違う、攻略完了したって意味だ」



魔王

「されてないわ!」



勇者

「あとは夜の魔王城の攻略だけだな」



魔王

「殺すぞ!」



勇者

「ということで俺は何をしたらビッグになれるだろうか?」



魔王

「変態としてなら一番になれそうだが」



勇者

「よし、マッサージ師になろう」



魔王

「絶対にイヤラシイ事を考えているだろう」



勇者

「そんな事ないさ!」



魔王

「信用ならん」



勇者

「じゃあ今からマッサージするから魔王には服を脱いでもらおう」



魔王

「脱がんわ」



勇者

「ウガンダ?」



魔王

「違うわ!! なんで急に地名を叫ばないといけないんだ!」



勇者

「いいから脱げよウガンダ」



魔王

「脱がないと言っているだろう!」



勇者

「しょうがない、じゃあ服の上からやるわ」



魔王

「いや私が貴様に(さわ)らせるわけがなかろう」



勇者

「じゃあ舌で()めるわ」



魔王

「これマッサージじゃないのか!?」



勇者

「全く、お前はうるさい奴だな。しょうがないからそこのゴブリンにマッサージしよ」



魔王

「やっと諦めたか……」



勇者

「ゴブリンさん、どこか(かゆ)いところはございませんか?」



ゴブリン

「ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃああああああああ! 死ぬうううううううう!!!」



勇者

「あ、はいウナジのあたりですね」



魔王

「せめて聞いてやれよ!!」



勇者

「はいマッサージ完了! これで貴方は健康になりました」



ゴブリン

「ああ! なんか身体が軽いゴブ!」



魔王

「お前そんな語尾じゃなかっただろ!」



ゴブリン

「これならもうお……」



魔王

「ん? ゴブリンの動きが急に止まったぞ」



ゴブリン

「メゴポォ!!」



魔王

「どうした!?」



――ゴブリンは倒れた!



勇者

「大丈夫、ちょっと寝てるだけだ」



魔王

「メゴポォって言ったぞ!?」



勇者

「ということでマッサージさせろ魔王」



魔王

「いや余計にされたくなくなったわ!」



勇者

遠慮(えんりょ)するな。魔王には特別に小顔効果のあるマッサージをしてやろう」



魔王

「ということは顔面マッサージなのか?」



勇者

「しかし小顔のツボは胸にある」



魔王

「やっぱりただのセクハラじゃないか!」



勇者

「お尻でも良いよ?」



魔王

「揉めればどこでもいいんだろ?!」



勇者

「いいから揉ませろ!」



魔王

「自分のでも揉んでおけ!」



勇者

「なんだとぉ!」



魔王

「なんでそこでキレるんだ」



勇者

「その手があったか……!」



魔王

「帰れ!!!」



おわり


お読みいただきありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=onツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ