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調合師のご奉仕 3

――調合師は再び勇者のいる部屋へ入った!



調合師

「女騎士がクッコロ(もち)を作って闇魔道士はカニカニ体操(たいそう)を始めたから勇者に貢献(こうけん)することにするわ……」



勇者

「お前は何を言ってるんだ」



調合師

「勇者は何をしたら喜ぶの……?」



勇者

「じゃあ肩たたきでもしてもらおうかな」



調合師

「おじいちゃんみたい……」



勇者

「うるさい」



調合師

「剣とハンマーのどちらで叩くべきかしら?」



勇者

「なんで両方殺す気なんだよ」



調合師

「じゃあ何で叩けばいいって言うの……!」



勇者

「逆ギレすんな。普通に素手で叩いてくれ」



調合師

「私が素手で勇者を叩き殺すのは無理よ……」



勇者

「だからなんで殺す気なんだよ!」



調合師

「冗談よ」



勇者

「肩たたきはもういいや。代わりに背中をマッサージしてくれないか?」



調合師

「さっきからイヤラシイお願いばっかり……」



勇者

「何がだよ」



調合師

「じゃあ私がベッドに横になればいいのね」



勇者

「逆じゃい」



調合師

「仰向けのほうが良いの……?」



勇者

「じゃなくて、俺『が』マッサージされる側だろ」



調合師

「じゃあ私はどっちの味方に付けばいいの……?」



勇者

「何の派閥(はばつ)(あらそ)いなんだよ」



調合師

「はあ。じゃあ早く床で横になりなさいよ……」



勇者

「ベッドに寝そべらせろよ!」



調合師

「だってこのベッドは私がこれから寝るもの……」



勇者

「マッサージどこ行ったんだよ!」



調合師

「少し寝てから考えるわ……」



勇者

「嘘つけ絶対朝まで起きない気だろ!」



調合師

「じゃあ あの時どうすればよかったの……?」



勇者

「どの世界線だよ!」



調合師

「はあ……結局私は役立たずね……」



勇者

「いやお前ワザとボケてるだろ」



調合師

「私、このパーティーにいる価値が無いのかもしれないわ」



勇者

「それは違うぞ。……そうだ、コーヒーを()れてきてくれよ。そんでコーヒーでも飲みながら話そうぜ」



調合師

「分かったわ……」



――30秒後!



調合師

「ねえ勇者コーヒーが切れてたわ……」



勇者

「じゃあしょうがないな」



調合師

「ええ、だから代わりにカエルの血を(しぼ)ってきたのだけれど……」



勇者

「『これなら貴方(あなた)のお口にあいますよね』みたいな言い方やめろや」



調合師

「私、やっぱり役立たずかな」



勇者

「いやもうハイレベル過ぎてよく分かんねえよ」



魔法使い

「そうです貴方は役立たずです!」



勇者

「うわっ、また出た!」



魔法使い

「なんですか人を幽霊(ゆうれい)みたいに」



勇者

「違うのか?」



調合師

「どっちかと言うとゴキブリ……」



勇者

「こらこら。まあアレだ。俺は魔法使いも調合師もパーティーに居て欲しいし、別に貢献とか難しいことは考えなくていいと思うぞ。だから……」



魔法使い

「さっき私にゴキブリって言いましたね調合師!」



調合師

「ゴキブリにゴキブリと言って何が悪いのかしら……?」



勇者

「もう()だこいつら!」



終わり


お読みいただきありがとうございました!

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