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勇者と魔王とショートコント 47 空調システム

魔王

「うああ、暑い。身体が溶けてしまいそうだ……」




勇者

「魔王よ、そんなに身体が火照るほど俺を愛してしまったのか」




魔王

「気色悪いことを抜かすな。実は魔王城の空調システムが一斉に壊れてしまったみたいなのだ」




勇者

「空調システムて」




魔王

「はあ、早く修理完了しないものか」




勇者

「なるほど。要するに俺にチンコを出せと言いたいんだな?」




魔王

「何がなるほどだ! 貴様のアレなんか見ていたら心が沈む一方じゃないか」




勇者

「だが俺の股間には温度調節機能が備わっている」




魔王

「システマティックだな」




勇者

「振り回せば涼しい風がこの部屋を覆うだろう」




魔王

「全員中毒死するわ!」




勇者

「ちなみに、このくらいの部屋ならマイナス50度まで下げることが可能だ」




魔王

「氷河期か!」




勇者

「そんなわけだから出すね」




魔王

「やめろ!」




勇者

「なんでだよ」




魔王

「もっと普通に涼しくなる方法は無いのか?」




勇者

「水浴びはどうだ?」




魔王

「……」




勇者

「どうした?」




魔王

「まさか、あそこから出す気じゃ……」




勇者

「あそこってどこ? あそこじゃ分かんないよ?」




魔王

「いやだから、ち、チンチンから」




勇者

「そんなわけないだろ変態じゃないんだから」




魔王

「いや変態だろ貴様は!」




勇者

「いいや、何でもチンコに繋げちゃう魔王の方が変態ですぅー!」




魔王

「小学生か!」




勇者

「ということで水浴びだ。水龍さんいらっしゃい」




水龍

「来ました」




魔王

「水龍も召喚できるのか……」




水龍

「オエエエエエエエエ!」




魔王

「めっちゃ吐いてる!?」




勇者

「心配するな。アレは海水だ」




魔王

「完全にえづいてるぞ?!」




――あっという間に水浸しになった!




魔王

「どうしてくれるんだ勇者!」




勇者

「いやどうしてくれるって、お前が涼しくなりたいって言うから」




魔王

「こんな水浸しにはなりたくないわ!」




勇者

「いいじゃん、どさくさに紛れて裸になってもバレないぞ」




魔王

「なってたまるか!」




勇者

「俺はもうスッポンポンだぞ」




魔王

「そう来ると思ったわ!」




勇者

「あと水浸しにするだけじゃ面白くないから魚を放流しといたぞ」




魔王

「釣り堀かここは!」




勇者

「全部ホホジロザメだけどな」




魔王

「なんで一番手強いのを選んだんだ!」




勇者

「あはは。俺がサメなんかに負けるわけ」




――勇者はサメに喰われた!




勇者

「ぎゃああああああああ!」




魔王

「ざまあ」




水龍

「どうしよう。俺が勇者の代わりにボケたほうが良い?」




魔王

「何の心配をしてるんだ」




勇者

「じゃあ代わりに俺が魔王の役やるわ」




魔王

「めっちゃ自然に出て来た!?」




勇者

「ケツの穴はいつも一つ」




魔王

「その決め台詞やめろ!」




おわり


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