表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
187/212

勇者と魔王のショートコント 46 動物園


勇者

「魔王、動物園に行こうぜ」




魔王

「断る」




勇者

「何でだよ! ゾウさんとかヘビさんとか見たいだろ!」




魔王

「いや何が見たいかより、誰と行くかが問題なんだ」




勇者

「まあゾウさんもヘビさんも俺の股間にいるわけだが」




魔王

「黙れ」




勇者

「ヘビと言えば俺さ、アナコンダを首に巻かせてもらったことがあるんだ」




魔王

「ほう、どうだったんだ?」




勇者

「ヘビはずっと俺の股間に潜り込もうとしていた。仲間がいると思ったんだろう」




魔王

「……貴様本当に何でも下ネタに持っていこうとするな」




勇者

「魔王よ覚えておけ。男はみんな、頭をチンコに支配されているのさ」




魔王

「……」




勇者

「まあ俺は違うけどね」




魔王

「嘘つけ! 貴様が一番頭チンコじゃないか!」




勇者

「チンコで思い出したんだけどソーセージを持ってきたんだ」




魔王

「汚い連想ゲームやめろ!」




勇者

「いる?」




魔王

「いらんわ!」




勇者

「美味しいよ?」




魔王

「それ食べてたら貴様のチンチンが脳裏をチラつくだろうが!」




勇者

「チンチラが何だって?」




魔王

「言ってないわ!」




勇者

「魔王は本当にチンチンが好きだなあ」




魔王

「いや何の言いがかりだ!」




勇者

「まあアレだ。話はそれたが動物園に行こうぜ?」




魔王

「断る」




勇者

「ホテル代は俺が出してやるから」




魔王

「何の話をしているんだ貴様!」




勇者

「俺も下見で行ってみたんだけどさ。広くて開放的で散歩にはいい所だったぞ」




魔王

「動物園が開放的?」




勇者

「ライオンもトラも放し飼いになってて」




魔王

「それサファリパークじゃないのか!?」




勇者

「喉元に噛みつかれたけどギリギリでかわせたわ」




魔王

「かわせてないじゃないか!」




勇者

「そろそろ俺のソーセージ食べたくなっただろ?」




魔王

「動物園はどうした!」




勇者

「うーん、そうだな。じゃあ魔王、お前かわいいもの好きだよな」




魔王

「まあ、好きだが」




勇者

「その動物園ではモッコモコのヒツジさんとか触り放題だぞ」




魔王

「うっ、ちょっと行きたい……」




勇者

「フッサフサのウサギさんとか小さくて可愛いぞ」




魔王

「はぁぁ、ウサギ触りたい……」




勇者

「あとカッサカサのおっさんとか」




魔王

「汚っ! なんで人間が飼育されてるんだ!?」




勇者

「よく酒を飲みながらツマミを食べる様子が観察される」




魔王

「本当にただのおっさんじゃないか!」




勇者

「そして、この前ツガイになったばかりだ」




魔王

「女もいるのか?」




勇者

「いや相手もおっさん」




魔王

「汚物の品評会か!!」




勇者

「よく互いに尻を叩き合う様子が観察される」




魔王

「それ絶対貴様の信者どもだろ!!」




勇者

「動物園に行きたくなっただろ?」




魔王

「死んでも行かんわ!」




おわり


お読みいただきありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=onツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ