作戦会議
前の話は岸和田の交渉がうまくいかず、俺と亀田(赤髪)、琴音がその交渉に乗り(仕方なく)道三との交渉後、稲葉城に向かった。が、前回の内容を大まかにしたものです。こんばんは、和龍です。楽しんでください
その後、交渉は俺と亀田、琴音の三人が道三のもとに行き道三の目的というのを手伝うことになった。
「で、お前のやりたいことってなんだよ…国盗りでもやるつもりなのか?」と、隣を歩く道三に聞く…ここは、いま道三が仕えている稲葉山城へと向かう道の途中である。
「ああ、その通りだ…お前たちは、この世界の未来から来たんだったんだな…その通り、土岐頼芸を倒しこの美濃の地を我の物とするために貴様らの称号とやらの力がほしいのだ。」と、言ってそこから敵の情報を話、俺たちにしてほしいことを伝えてきた。
「抗争になるだろうが、君たちの力なら何とかなるだろう…いや、何とかしてもらわねばならん…そのためにの考えはある。」と、言って指を前に刺した。そこには、城があった。
「これが、稲葉城か…」と、言ったが「いや、違うっすね…俺の知っている城の形と違うっす。」と、亀田が言う。「どう、いうことだ?はっ、道三…これはどういうことだ…交渉を裏切るつもりか!?」と、馬上にいる道三を見ると驚いた顔をしていた。
「どうもこうもねぇ、これが稲葉城だぜ?お前らの知っている稲葉の城とは違うのか?」と、道三が聞いてくる。どう、いうことだ…この世界は俺たちの知っている時代とは違うのか?それとも、改築したとでもいうのか?わからない…この城に対する知識が薄すぎる。
「ここが、稲葉城なのは変わりない…ようだな…じゃあ、そういうことだろう…道三、俺たちは中に入れるんだろうな?野宿とかいやだぞ?」と、岸和田が言う。確かにそうなのだが…こいつの能力がわかってない以上、そしてこの世界に対する疑問が増えた以上仕方ないが野宿だけは嫌だ…それに、そういう系の能力…サバイバルの知識もないしな。
その後、中に入り俺は亀田と同じ部屋にしてもらった。もちろん、防犯上のことのためである。琴音はどこの部屋に移されたかはわからなかったが、たぶん道三の性格上大丈夫だろう。その部下の性格までは把握していないが、そのことを亀田に聞くと「大丈夫っすよ、琴音さんが本当に危ないときは兄貴が間に合うっすよ。」と、言ってきた。何のことだろう…そんなに、俺とあいつはつながっていないだろう…
そこから、数日が立つ…戦場に立つことになる二日前のことである。
「では、恭介にはこいつらを従えて亀田と一緒にこの本陣の正面に立ってもらう…まあ、無理するな…いい策があってな…内容は、教えられんがこの戦は勝ち戦だからな。皆の者、油断はするな!しかし、気張りすぎるな!!」と、道三が奴の部下を鼓舞して会議は終わった。と、言うことだ…亀田、すまんな…付き合ってくれ…明日一日は、好きにしていてくれ。
「兄貴は何するんですか?」と、亀田はメモを取りつつ聞いてくる。「うん、鬼の…鬼の姿、鬼の力をもっと出せるように特訓をしようと思っているが?」と、言うと「なら、俺も付き合うっすよ」と、言って亀田はメモをポケットに入れて椅子から立ち上がりながら言ってきたが「いや、明日は体を休めておけ…とは、言わんが明日は一人で特訓してみるつもりだ。」と、言い俺がベットに入ると「そっすか…」と、亀田は椅子に座りなおした。明日だ…明日にこの力を使うことが…そのきっかけでも、見つけることができないと…終わる…その次の日が絶望的だ…と、思いつつ俺は布団を引っ張り上げた。
どうでしたか?今回もつなぎのようなイメージがありますが、気にしないでください。では、次回会いましょう。