もう二度と戻らない恋
優介は少し憂鬱になっていた。
自分の恋は、ハッピーエンドになるのか?
そもそも恋愛は何をもって、ハッピーエンドなのか?
やはり、結婚か!?
結婚しないとハッピーエンドといえないか?
そんなことはないと思う。
再会することもハッピーエンドといえると思う。
優介は心苦しくなってきた。
これが恋か。
激しく心張り裂けそうに、瑠璃子を想った。
それほど、瑠璃子を愛していた。
しかし、思っていたより恋愛は難しかった。
優介はスーっと息を吸った。
なんとか今の心を平静に保った。
しかし、それが限界だった。
だんだん意識が飛んできた。
そして、優介は意識を失っていた…。
「ようこそ」
「わ!ビックリした!」
また優介はあの世界にいっていた。
そこには、やはり瑠璃子がいた。
それは優介にはとても嬉しかった!
「僕ってストーリーがうまいのかな?」
「?どういう意味?」
瑠璃子には全然意味が分からなかった。
「ごめん。今パッと思ったことを口で言っただけ!」
「そう…」
思っているより、瑠璃子は大人だった。
高校生の優介には眩しい位瑠璃子は大人だった。
それほど、瑠璃子は輝きを放っていた!
とても瑠璃子は美しかった。
今の優介には瑠璃子は一番美人に見えた。
「瑠璃子はどこに住んでるの?」
「そうねぇ。それは答える義務はある?」
そう言われると優介も、ウッとうろたえた。
確かに、答える義務はあるのか?そこまで考えていなかった。瑠璃子は凄い考えているんだなと感心した。益々瑠璃子が好きになった。
みんなここで書いているんだなと、全然違うことも考えていた。
「そうねぇ。私は現実の世界では、普通に住んでいるわ!」
それは、普通の答えだろうか?
しかし、瑠璃子にとっては全うに答えていた。そう、少なくともここではそうだった。
嫌だったら、出ていけばいい。僕もそう思う。
「君と離れたくないんだ!」
真剣に切ないシーンだった。
「私もよ、あなた!」
その言葉は、優介にはとても嬉しかった。
瑠璃子の気持ちは優介には、今はまだよく分からなかったが、優介は凄い瑠璃子が好きだった!
「俺、瑠璃子が好きだ!」
「ありがとう」
瑠璃子が言った言葉はそれだけだった。
それでは、優介には少し答えが分からなかったが、なんとなく嬉しかった。
それから、瑠璃子は言った。
「この世界には、両極があるわ。北極があれば、南極がある。そして、プラスがあれば、マイナスもある。でも、それでいいの!よく考えて!あなたはこの世界にただ一人のあなたなの!だから、自分の人生を大事にして!」
瑠璃子の話は難しかったが、優介はなんとか理解した。
でも、なんか瑠璃子が近くに感じれて嬉しかった。
それからもしばらく優介と瑠璃子は近くにいた…。