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時空を越えた恋

それから、また優介は現実の世界に戻ってきた。

一体何だったんだ!?

優介自体もよく分からなかった。

でも、確かに瑠璃子と会った。

それは、真実だった。


でも、それが何だったんだ?

それがワープしたことと何が違いがあるんだ!?

優介は考えた。また、ワープできるだろうか?

それはとても深いことだった。

優介が考えていることは、人間の最深部にも届くであろう深い部分を考えていた。

であるからに、優介の気持ちは瑠璃子に染まっていった。

そんな優介の気持ちは空に静かに消えていった。

何にも負けない強い気持ちって何だろう?

それは儚く、消え入りそうな君の声に似ていた。

また、瑠璃子に会いたい。

その気持ちが今の、優介を支えていた。


また、ワープした!

「また会ったわね。あなた。元気にしてた?」

しばし、優介は呆然とした。

「またこの世界に来たのか!?この世界に来ないと君に会えないのか?」

その質問はかなり無躾だった。

でも、一向に瑠璃子は気にする素振りがなかった。

何がワープさせたんだろう?そんな疑問に優介はぶつかっていた。

「なぜ、僕はワープできるんだ?」

「それはあなたが選ばれた人間だから!それが理由よ」

瑠璃子は大人だった。少なくとも優介より大人だった。

「ねぇ。君は綺麗だよ。でもなぜいつも君がいるんだ?」

「それは私がこの世界の住人だからよ。もちろん私は、現実にもいるわ。私はここで働いているの!」

それが瑠璃子の説明だった。

その話はまるで、おとぎの国に来たような話だった。

それからしばらく優介は瑠璃子と話をした。


そして、分かったことは、優介は選ばれた人間で、この世界と現実の世界を自由に行き来できること。瑠璃子は女子大生で、優介より2つ年上であること。それは残念だった。(優介は同い年がよかった!)優介自身は高校生だが、この優介の世界では年は関係ないこと。これは瑠璃子に嬉しいことだった。

優介と瑠璃子はしばらくたわいない話で一緒に時間を過ごした。

そして、話しているとすっかり夜になった。

「じゃあ、またね!」

「また、会えるかな?」

「あなたがこの世界に来たら会えるわ!」

「じゃあ、また来る!!!」



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