第零章 気付けば!
「どこだ?ここ」
俺、確か家でゲームしていて眠くなったから寝ていたらなんか変な夢を見たんだよな。
そして、目を覚ましたらここにいたわけだが・・・・
てか・・・・
「緑ありすぎだろぉぉぉぉー!」
都会育ちの俺は叫ばずにはいられなかった。
どうしたら、部屋が緑いっぱいの場所にかわるんだよぉ!?
とりま、民家を探そう。
いつまでも、同じところにいても仕方が無いので泊まれそうなところを探すことにした。
「なんぞ、ここは」
適当にほっつき歩いていたら一軒の家にたどり着いた。
「失礼しやーす。」
人がいないなのを確認して家の中にはいった。
一晩ここで過ごすか。
ー翌日ー
「とりあえず、ここがどこなのかを把握するか。」
俺は、起き上がると散策することにした。
一体ここはなんぞ?
俺は、辺り一面見渡したがやはり緑しかなかった。
ガサゴソ・・・
「!」
俺は草が動く音を聞いて慌ててそっちの方向を見ると二匹の狼みたいなのがやってきた。
「っ!?」
俺は、持てる限りの力で走った。
はぁ・・・はぁ
ここまで来れば大丈夫だろ・・・!
俺は、振り返るとすぐそばまで狼もどきがやってきていた。
・・・嘘だろ!?
後ろは、狼もどき正面は崖・・・
完璧、詰んだな。
どうすっかな・・・
などと、考えていたら痺れをきらしたのか狼もどき二匹は飛びかかってきた。
「「クゥゥゥーン!」」
・・・そして、そのまま何故か懐かれた。
なぜ?
まぁ、いいや!命があっただけでも!
とりあえずは狼二匹を連れて食料を取りに行こう。
「肉を食べたいな。」
などと、俺がつぶやくと願いが叶ったのか目の前に2メートルくらいはあるんじゃないかというでかい熊が現れた。
うん、デカすぎるね!
でも・・・
「肉ぅぅぅぅ!」
と、言って飛びかかった。
ビュンッ!
熊はそれを振り払うとそのまま殴ってきた。
「ゴホッ!」
いってぇ!
「「グルルルル!」」
狼もどきは、俺が攻撃されたことで怒り一回り大きくなった。
狼もどきは大きな牙を剥き出しにすると熊の両腕に噛み付いた。
熊はそれを振り払おうとするが牙が深く突き刺さってるためふり払えなかった。