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悪役はぽっちゃりさん。  作者: クロム
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ぽっちゃり1

亀さん更新です(*´ω`*)

「でさでさ、マジ騎士様が格好良くてさ!…って、ひな!聞いてる!?」


「へ?あぁ、ごめん、聞いてなかった…」


「ふー、どうせ花壇のことでしょ!

ひなは、本当におっとりさんなんだから考えながら歩くの気をつけなよ!」



あの日親友と楽しく帰る道、最後の記憶は親友の悲鳴と真っ赤な血の色だった。




…随分久しぶりに見たなぁ~


前世の私、松前 ひなの最後の記憶の夢。

今は、メルフィリア・ロード3歳です。

母さまは私を産んだ時の障りが悪く、そのまま天に召され父さまは、その後も再婚することなく私を愛してくださいます。


生まれた時から前世の記憶があり、転生したんだと分かりました。


さらに凄いのは、この世界はファンタジーのある…つまり魔法のある世界と言うこと。

メイドのアニーが水を空中にポンっと出した時は、赤ちゃんながらにビックリしました。


さらに私の父さまは中流貴族…といっても名誉貴族なので父さまから三代迄に功績を出さないと無くなる貴族籍ですが…まぁ、いわゆるお金持ちなんです。


一応は辺境ですが領地もあり、父さまは善き領主なんです。


父さま曰く、領地が安定させていれば貴族籍は続くらしいのでちょっと安心です。


私も父さまにならい、素敵なレディになりたいものの3歳ではまだまだこれからですねぇ。



朝日も登り、目もぱっちり覚めたので私も起き上がり着替えを済ませます。

父さまが元々平民ですから、使用人も少なく自分のことは自分で。が我が家のルールです。


でも、私はまだ幼いのでアニーにはよく心配等かけてしまいます。というかお世話をあまりかけないので寂しがられます。


しかし、私にも理由があるのです。


私は、3歳にしてすでにぽっちゃりさんなんです。


父さま曰く、母さまも少しぽっちゃりな方で、とても優しい方なんだとか。


少し恥ずかしいのでお手伝いは要りませんが、私も母さまみたくなりたいです。



「メルフィリア様、失礼いたしますアニーです…って、またご準備がお済みなのですか…」



ノックと共にメイドのアニーが入って来てガックリしてしまいました。



「あぁ、アニーはメルフィリア様のお世話がしたいのですのにぃ!」


「あ、アニー、ごめんなしゃい、なかないで?」



「はぁ!奥様に似てなんって愛らしい!」



アニーにぎゅうぎゅうに抱きしめられつつ、アニーは今日も元気だなと、安心した。


ほにゃりと笑い合いつつ手を繋ぎ父さまがいる食事の部屋に向かった。




これからよろしくお願いいたします‼((o( ̄ε ̄)o))

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