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冷やしそうめん始めました!

一章 鹿乃瓦ホシモチの受難 最終回

(脱字どころか脱文を発見、修正)

「たのもー!」

「失礼します鹿乃瓦さん」

「戻りました〜、兄さんどうぞ」


 元気な声で入ってきたのはモルルンとハナメちゃんと新メンバーマツバさん。マツバさんは優しいし甘やかしてくれるから好き、じゃなくてキンジ君優先しないと!


 未だないですと呟き続けるキンジ君、の口にエナドリを雑に突っ込むメノンちゃん。1Lペットボトルをそのまま口に突っ込むクレイジーメノンちゃん。正直めっちゃ面白い。

 さて、どうしてキンジ君がないですbotになったのか。


 キンジ

 H 2

 M 3

 Lv:栄養失調


 あなたは死にかけです。


 ないですしか言わないのは栄養不足で頭が回ってないから。モルルンの暴走で怪我をして気絶していたキンジ君は今日目覚めたらしい。

 らしいと言うのは私も目が覚めたのは今日であり、そもそもキンジ君が寝込んでいた事すら知らなかったから。それにしても同じタイミングで目覚めるなんて中々運命的だ。

 キンジ君は白雪姫になれる素質があったのかも知れない。読んだ事ないけど。

 スーからは、知らない人から貰ったリンゴに毒が仕込まれていて寝込んでいた所を襲われる話と聞いた。この話の教訓は信用出来ない人が差し出した料理に手を出すなって事だね!


「鹿ちゃ〜ん、ボーっとしてないで場を盛り上げちゃって〜!」

「わー!無茶振りだー!マツバさんとお化け屋さん話そー!」


 モルルンの暴走を止めるため一緒に戦った二人。

 毛量が多くて怖い顔の人、ゴーストタウン。長いからお化け屋さん。

 おしゃれで優しいイケメン、土倉マツバさん。マツバさん。


「私のちゃんとした自己紹介はまだだったよね」

「人参の擬人化だろ、知ってる」

「悪魔やら根無草やら言われてたけど人参は初めてだなぁ」

「俺は一応学長から名前だけは聞いているよ。いつも学長が迷惑をかけてすまないね」

「またマツバ君がお母さんになってるよ〜」


 志野草兄妹と竹を組み立てるモルルンが話に入ってきた。

 これはもしかしてそういうプレイ...?

 まぁ多様性多様性、歳下男性がお母さんになっても問題ナシッ!

 ともかく二人は私の事を知らないらしい。だったらまずは自己紹介。


「注目〜!自己紹介します。私の名前は鹿乃瓦ホシモチ、趣味はスーとご飯をたくさん食べて寝ること!呼び方は鹿ちゃんとかホシモチとかモチモチとか呼ばれてるよ」

「なら俺はホシモチさんと呼んでいいか?」

「こいつにさん付けするかぁ?なぁ人参、お前もそう思うだろ」

「もちもち!さん付けなんて今更きな臭いじゃん!」

「ほれ、やっぱりお前の裏切りそう感は異常なんだよ。髪切ってこい」

「そんなはずは...水臭いと間違えただけだろ、ははっ」


 あれ、傷つけちゃったかな。一瞬マツバさんの目が線がぐちゃぐちゃしてるやつに見えた。その横でマツバさんの肩を叩きながら爆笑するお化け屋さん。

 ひとしきり笑ったのかお化け屋さんは再び私の方を向く。


「おい人参、私は人参呼びでいいよな?」

「なんで人参なの?」

「髪」

「髪かぁ」


 お母さん譲りのオレン毛。貧民街に入る前からある唯一の宝。

 もう顔も覚えてない家族のみんなだけど、この髪を見ると家族を強く意識してしまう。父と母、私と姉とスーのみんながいたらしいもっと楽しいのかなぁ...?


 ガラララララッダンッ。

 扉が開く音で意識を戻された。

 どうやら志野草兄妹がそうめんを茹でに行ったらしい。

 そして手持ち無沙汰になったモルルンがこっちに来た。


「鹿ちゃん鹿ちゃん、スーちゃんはどうしたの?あの子なら私の暴走も予測して対策しそうなのに今回は結構静かだったけど」

「スーは今ね、『適合』を倒した後やることがあるって一人で動いているよ。だからどこで何してるか分かんないの。あとモルルンの暴走も予測出来なかったらしいよ」

「それ大丈夫なの? 流石のスーちゃんでも結構心配だよ」

「私も心配だよ、でもスーのする事には全部意味がある。私を置いて行ったのも、応援連絡をしないのも。だから私はここに残るよ、スーもそれを望んでいると思うから」

「...分かったよ。でも孤独になろうとはしないでね、ここにいるみんなが君の味方なんだから♪」

「私は金払っモガモガ」


 お化け屋さんの口を塞ぐマツバさん、それをニコニコと眺めるモルルン。これが友情なのかな、凄く嬉しい。

 ...ここにペングネルさんがいたら良かったのに。

 そういえば住所を貰ったけ、退院したら必ず行こう。

 もう一度彼に逢えるかも知れないから。


「暗い話をしちゃったね。さぁ鹿ちゃん、そろそろ素麺を持ってきた双子君たちが来るよ」


 モルルンがそう言うと扉の向こうで少しバタバタしてるのを感じた。

 入ってきたのはボウルを持ったハナメちゃん、なにやら少し焦ってる。


「皆さん大変です!」

「ハナメちゃん病院では静かにだよ」

「おまいうだろ」

「大変なんですって!モルントルンさんが買ってきた素麺が」

「学長、またやらかしたんですか」


 ハナメちゃんが手に持ったボウルを持って近づいてくる。

 そしてみんなでボウルの中を覗き込む」


「これ素麺じゃなくてひやむぎなんです!!」

「冷やし、ひやむぎ....響きが面白いね!」

「私食えりゃなんでもいいぞ」

「そもそも何が違うのか俺は分からん」

「...まずい」


 食べてみたら分かった、思ったよりうどんだこれ!

 何してんのモルルン〜!!

キンジ君は素麺を茹でる重労働でキッチンで死んでます。

さて、ホシモチ周りの話は一段落。スーの助言?記憶のないモルントルン?まぁこの後モルルンとホシモチは逮捕されるけど一段落。

次回からは雪屋スアレス視点、の前にまとめ書きます。

スー視点物語開始地点はホシモチとモルントルンの病院回の時間です。

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