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昨日ジョジョ7部の最新pvくると思ったのに、意外!それは、同時再生ッ!

祈っておこうかな、公開の無事を。独占放送はやめちくり〜

室外機に着地、室外機と窓枠を跳んで先輩の病室まで向かう。そしてグリップで窓を破り、鍵を開け部屋に侵入した。


「我ながら完璧だって痛い痛い」

「急にこんな事しないでください!バッカンガム宮殿!」

「バッカンガム宮殿!?」


頭ハラッパーとか馬鹿の頂上に続きバッカンガム宮殿、不名誉な称号がまた増えてしまった。


「…先輩の姿が見えませんね」

「どこかに逃げてくれたか、襲われたか」

「いえ、ペングネルさんは死体がそのまま病室に放置されていました。敵は事件が発覚する事を恐れていない、目的が殺害であるなら此処でトドメを刺すはず、つまり先輩はまだ生きています」

「なら探し出すしかないか」

「まずは観察です、材料もなく判断する事は大変危険です」


観察か…俺も部屋を見回してみる。

焦げたベッド、腐ったメロン、机の上の電池とテレビのリモコン、盗聴器からの情報と一致している。先輩が先程までこの病室にいた事は確かだ。先輩の声が消えてから俺たちがこの病室に来るまで1分ほど、どうやって敵はこの短時間で先輩を倒し姿を隠せたのか。


「兄さん、こっちに来て下さい」


クローゼットやトイレを調べていた俺をハナメが呼ぶ。少し距離を取り過ぎた、駆け足でハナメのいるところに向かう。


「どうしたハナメ?」

「やはり私はこのナースコールが気になるのです」


不自然な位置にあったこのナースコール、先輩は言っていた、音が鳴らないと。


「あと観察して気づきました。この部屋にあるべきはずの物が消えているんです」

「…マットレスからシーツが剥がされているな」

「グッド!その通りです。先輩が剥がした訳ではない。敵は黒く焦げたシーツを使い先輩を倒すか隠蔽した、おそらく隠蔽でしょう。ダウン自体はこのナースコールが引き起こした」


繋がりは不明、しかし敵の正体に確実に近づいている。俺は頭を悩ませる、この次の一手を。


「押してみるか」

「危険…ですがそれしか手が思いつきません、私が押します」

「バッカンガム宮殿、俺が押すに決まってんだろ」

「兄さんは唯一の戦力です、戦闘であまり役に立てない私が押すべきです」


確かにハナメの言っている事は正しい、ハナメは正直言ってかなり運動音痴だ、この前の『異形』との戦いでも逃げ足が遅くて危険な場面もあった。だがハナメは頭がキレる、きっと先輩を見つける事ができるのもハナメだけだ。

けれど俺にはそれ以上に優先する事がある。


「やっぱり俺が押す、心配すんな、賢いお前の兄貴を信じろ」

「合理的に考えて…」

「絶望の淵にある淑女に助けを求められたら、紳士たるもの危険を顧みるべきではない。少し違うが同じ事だ、俺はお前の兄貴として、お前に降りかかる危険を払い除けてやりたいんだ」

「…やっぱりお兄ちゃんは馬鹿だよ」

「お前のためにならいくらでも馬鹿になってやるよ」


ナースコールの前に立つ、無茶はするが無謀もしたくない。会社支給絶縁手袋装着、指先に魔力を集め魔法抵抗力をつける。そして『韜晦』発動。


「いくぞ」

「危険だと感じたらすぐ退避を」


身が強張るのを感じる、心臓が速くなる。任せろと言ってビビってる自分の肝の小ささに少し笑ってしまった。気合いを入れなおし再び腕を動かす、そして指は一直線にボタンを押した。

音は、鳴らなかった、鳴き声がした。


「ペロッ、これはトマト!いらないです」

「うちの妹が偏食すぎる、至急改善を求める」

「兄さん、もし私がトマトを食べられる志野草ハナメになったらそれは志野草ハナメと言えるのでしょうか?トマトが嫌いという構成要素を含む…」

「言い訳が長いなぁ」

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