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なろうラジオ大賞3 応募作品

お味噌汁、ホッと一息

作者: 御厨カイト
掲載日:2021/12/12


「いやー、味噌汁を飲むと朝が来たって感じがするよね。」


俺は朝食の味噌汁を啜りながら、ポツリと呟く。


「ふふっ、いきなりどうしたの?」


「うん?あ、いや、なんかふと思ってね。」


「ふーん、なるほど?」


「まぁいいや。気にしないで。……でも、こう考えるとなんで朝食には味噌汁なんだろう。」


「もうー、今度は何?」


「いや、いつも朝食には味噌汁が出てくるじゃない?それって別に俺らのとこだけじゃなくて、どの家庭でも何だったら漫画とかドラマとかでも出てくるじゃん。」


「言われてみたら確かに。」


「でしょ?それが何でなんだろうと思ってね。」


「うーん……、単純に早く作ることが出来るからじゃない?」


「そうなの?」


「うん。だって、沸騰した水に野菜と味噌を入れるだけだもの。それで1品できるなら、そりゃ皆作るよね。」


「なるほど。」


「それに朝って大抵時間に追われてるじゃない?だから、それもあって皆、早く作れて栄養もある味噌汁を作るのではと思う。」


「うーむ、そうか。なるほどね。何と言うか主婦の目線だよね。」


「まぁ、言われてみたらそうなのかも。主婦は自分の事だけじゃなくて、家庭の事とかを幅広く考えているのだから夫には敬って欲しいわ?」


「心の底からいつも感謝しております。」


「そう言うのなら今日の帰り、駅前のチーズケーキ買ってきて欲しいわ?」


「……何ともがめつい奥様でございますな。」


「うふふ、したたかって言って欲しいね。」


「分かったよ。買ってくる。」


「うん、楽しみにしてるね。……あっ、そろそろ時間ヤバいんじゃない?」


「おっ、ホントだ。ありがとう。」


「あっ、車のカギは玄関に置いているからね。」


「俺が探してるのよく分かったね。」


「そりゃ、奥さんですから。」


「そうだね。それじゃあ、行ってくるよ。」


「行ってらっしゃい。チーズケーキ忘れないでね。」


「はいはい、分かってるよ。行ってきます。」


「はい、行ってらっしゃい。気を付けてね。」



そうして、俺は玄関の扉を開けて、仕事へと向かう。





皆さんこんにちわ 御厨カイトです。

今回は「お味噌汁、ホッと一息」を読んでいただきありがとうございます。


読んで「面白い」とか思っていただけたら、感想とか評価のほどよろしくお願いいたします。

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