お味噌汁、ホッと一息
「いやー、味噌汁を飲むと朝が来たって感じがするよね。」
俺は朝食の味噌汁を啜りながら、ポツリと呟く。
「ふふっ、いきなりどうしたの?」
「うん?あ、いや、なんかふと思ってね。」
「ふーん、なるほど?」
「まぁいいや。気にしないで。……でも、こう考えるとなんで朝食には味噌汁なんだろう。」
「もうー、今度は何?」
「いや、いつも朝食には味噌汁が出てくるじゃない?それって別に俺らのとこだけじゃなくて、どの家庭でも何だったら漫画とかドラマとかでも出てくるじゃん。」
「言われてみたら確かに。」
「でしょ?それが何でなんだろうと思ってね。」
「うーん……、単純に早く作ることが出来るからじゃない?」
「そうなの?」
「うん。だって、沸騰した水に野菜と味噌を入れるだけだもの。それで1品できるなら、そりゃ皆作るよね。」
「なるほど。」
「それに朝って大抵時間に追われてるじゃない?だから、それもあって皆、早く作れて栄養もある味噌汁を作るのではと思う。」
「うーむ、そうか。なるほどね。何と言うか主婦の目線だよね。」
「まぁ、言われてみたらそうなのかも。主婦は自分の事だけじゃなくて、家庭の事とかを幅広く考えているのだから夫には敬って欲しいわ?」
「心の底からいつも感謝しております。」
「そう言うのなら今日の帰り、駅前のチーズケーキ買ってきて欲しいわ?」
「……何ともがめつい奥様でございますな。」
「うふふ、したたかって言って欲しいね。」
「分かったよ。買ってくる。」
「うん、楽しみにしてるね。……あっ、そろそろ時間ヤバいんじゃない?」
「おっ、ホントだ。ありがとう。」
「あっ、車のカギは玄関に置いているからね。」
「俺が探してるのよく分かったね。」
「そりゃ、奥さんですから。」
「そうだね。それじゃあ、行ってくるよ。」
「行ってらっしゃい。チーズケーキ忘れないでね。」
「はいはい、分かってるよ。行ってきます。」
「はい、行ってらっしゃい。気を付けてね。」
そうして、俺は玄関の扉を開けて、仕事へと向かう。
皆さんこんにちわ 御厨カイトです。
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